【波のうえの魔術師】
一時、直木賞受賞作家さんの作品ばかりを買い集めたことがあってこの作品も(多分!?)そのときに買ったものだと思うのです。実家の本棚に入っていたのをそのまま持ってきました。波のうえの魔術師日本経済が破局に一番近づいた1998年のお話。夢も希望も、金も仕事もない就職浪人の主人公がある日、非公認の投資金融業務を営む老人に見初められマーケットの世界へとはまり込んでいきます。マーケットの数字が並ぶデジタルの世界で値動き感覚を着実に身に着けていく主人公が挑む「秋のディール」の行方は!?ドラマ化された作品のようですが株式の知識のない私でも、マーケットの波のリズム同様に物語の波にぐいぐいと引き込まれました。最後がちょっとまとまり過ぎている?という感じも否めませんがとにかく面白い作品でした。未読の方は是非どうぞ。そして、ここ1ヶ月で読んだ作品です。 きよしこ 凍りついた香り 愛という字 パイロットフィッシュおそらく、貧血だと思うのですが、ちょっと体調が優れません。皆さんも夏バテ等にはお気をつけ下さいね。