美の壺
ここはどこ?私は誰?? 朝起きると銀世界でした。会社から「今日は来なくていいよ~」って電話在り。と、言うことで急遽!!京都高島屋で開催中の「美の壺展」が最終日だったので出掛けてきました「美の壺」NHK教育で金曜の22時から放送してる番組でなかなか見れないのだけど、好きな番組の一つです。敷居の高い骨董品や伝統工芸品なども、この番組で紹介される「ツボ」に注目してみれば・・通と言われる方々がどの部分に価値をみたり、愛着を感じてたりするのか・・ほんの少し共感を持てるような気分になれます。例えば、今回出展の「藍染め」のツボなら・・ 壱のツボ 『生きている青を愛でよ』。「藍は染まったあとも生きてますから、色がどんどん年をおうごとに落ち着いてきて、もっと色に冴えがでてきて、より色がきれいになっていく。それがほんまの藍ですね。」 弐のツボ 『柄は粋な遊び心』江戸時代、藍染めが庶民の間に広まるとともに、たくさんの遊び心あふれる柄が生まれました。「藍」で染めた部分と、「白」の部分を巧みに使い分け、わずか2色で豊かな世界を表現しました。そこには、たくましく生きる庶民の思いや遊び心が隠されていたのです。参のツボ 『絞りに指先の感覚を味わう』絞りのこだわりは、あえて括った「しわ」を、「しぼ」と言いますが、残すこと。それは、自然な風合いが出るということと、何より、括り手の指先の感覚。その手のぬくもりと申しますか、それが着手に伝わるということです。と言った感じで見所を指南してくれるの♪『切子』『根付』とかもなんかしらん惹かれる物があったけど・・何処に価値を見て良いのか解らずに「これ好き♪」「これ素敵♪」「むっちゃ欲しい~」「うわっ!高い!!」で終わってたけど、この番組の「ツボ」指南を聞いて「あ!やっぱり!!」「そやんなぁ~そこが良いやんなぁ♪」「そら、手がでえへんわ~」と、変に納得してみたり(笑)積み重なる歴史移ろいゆく文化の中で作り手の技術、センス、愛情を感じながら・・また使い手の感性や愛情が、守り伝えてきた物達。何も知らなければただの「物体」にしか見えないこともあるかもしれない。でもね、「ツボ」をちょっと知るだけでも・・その「物体」に悠久の時間や愛情を感じる事ができるような気がして・・・蛇足ですが、この番組のオープニングART BLAKEY 「MOANIN」谷啓さんと共に。。なんかむちゃくちゃカッコイイ♪今後の「美の壺展」巡回予定横浜展 横浜高島屋:2008年2月13日(水)~2月24日(日) 名古屋展 ジェイアール名古屋タカシマヤ:2008年2月27日(水)~3月10日(月) 大阪展 大阪高島屋:2008年3月19日(水)~3月31日(月)