誰かのために
最近気に入って聞いているアーティストはDef Tech。歌詞もいいけど、心地よくって暖かい音楽もとってもいい。聞けば聞くほど心に届く音楽だなって思う。Def Techの曲を初めて聞いたのは、ちょっと前の朝の情報番組。初めてベールを脱ぐDef Techって言う題で、密着インタビューが流れていた。そのときのマイクロのインタビューのことばがとても印象的だった。「自分のために書いた曲は、初めは、あっ、俺って才能あるじゃん、かっこいいじゃんって思うけど、じきに飽きちゃうんだ。誰かのために書いたものは、隣にいるショーンのために書いても、いつまでも、いいって思う。だから、誰かのために曲を作る」多分そんなことばだった。それ以来、「誰かのために」ということばが耳から離れないでいる。自分のためにすることと、誰かのためにすることってどれだけ違うんだろう?なぜ違うんだろう?もしかしたら、心は通じるってことなのかもしれない。一つ一つの思いは見えないけれど、見方によってはちゃんとわかってしまうものなのかもしれない。やっつけ仕事と、心をこめて丁寧にする仕事。相手を思いやる会話と、見下す会話。誰かのために何かをすれば、それは必ず相手に届く。Def Techの音楽は、誰かというのが、特定の相手でも、その思いは、不特定の誰か、音楽を聴く全ての人に通じているような感じを抱かせる。自分以外の誰かへの思いは、世界の全てにつながる通路なのかも。________Def Techもいいけれど、いまさらだけど、オレンジレンジも大好きだ。楽しくみんなで歌っている嬉しさが伝わる音楽だと思う。オレンジレンジの小学生の間の人気はかなり高いのだ。二年生の子が何人も、声を合わせて「お願い!セニョリータ」唄っているのはほほえましいんだけど。「もぎたて果実をもっと頂戴!」なんてね。