エイリアン4
いたたたた(×)! 映画館で映画を見る、ということをしなくなってから、久しい。学生時代は時々見たが、しんからの映画好きという事もなかったのだろう。もっぱらテレビでやるのを見る派だ。 今宵風呂上がりにテレビをつけたら、「エイリアン4」をやっていた。話題作(の連作)だけに、前作まで全部見ている。コレで完全制覇。なんちゃって。今宵の4は冒頭から小一時間ほど見逃しているので、全部見たことにはなんないか。 3までとはちょっと違うな、というのが感想だが(あまりよくない意味)、シガニー・ウィーバー! 年とったなぁ。いや、決して今(つーか4撮影当時)が悪い、といっているのではないので、お間違いなきよう。 1では、タフでマッチョな「闘う女」で、それはそれは凛々しかった。たぶんそういう役柄の走りではなかったか。今ならさしずめアンジェリーナ・ジョリー。いや、彼女ほどセクシーではなかったか。女が見て「カッコイイ」と思う女、だった(少なくともワタシは)。 2、3とややそれにヒステリック、といって悪ければ頑なさが加わってきていた。で、4と来て、ちょっと官能ちっくも加わった? エイリアンにもみくちゃにされるシーンなどは、その「粘着感」もあって、思わず「おっ、エロい」と呟いてしまった。年齢を考えると、あのプロポーションはすっげー努力の賜だろう。今は今でカッコイイ。 しかし、髪の生え際や頬のこけ方など、中年女性というよりは、老女を思わせた。というか、彼女が70才になったときの顔、というのがはっきり透けて見えたのだ。 男って比較的、年をとっても「老人になったときの顔を思わせる」というよりは「年は食ったものの、少年の頃の面影を偲ばせる」って感じになることが多いように思う。ちょっとズルいよなー。 うーん。これは年をとりつつある私の、近親憎悪、ってコトでしょうか。と思わなくもないのだが、ちょっと前に読んだ更年期を扱った本に、「性ホルモンの減少は男性の方が女性に比べて緩やかである」という趣旨のことが書かれていたので、そういうことも関係あるのかも~、と思ってもみたり。それにつけても。 一番インパクトあったのは、リプリー(シガニーの役名)を母親と勘違いしている子エイリアンが、宇宙船の窓の小さな割れ目から、肉体が吸引されて、粉々の肉片となって宇宙空間に吐き出されていくシーンだ。思わず「いったー!!」と絶叫しました。