コードギアス
なんだかんだ言って、結局最初から見てしまった。松平のとっつぁんをなんとかしてくれ。シリアスなシーンが・・・。R2から見始めたので、わからないことが多々有り、めちゃくちゃなストーリーだと思っていたのだが、最初から見てみて色々納得。戦争をテーマにして、そして単純化するにはああいう帝国主義っぽいかんじのんはわかりやすいのかもしれない。ルルーシュがどんなに妹のことで苦悩しようとも、CCがどんなに死にたがろうとも、スザクが無理矢理生かされようとも、そんなことよりもシュナイゼルやロイド行動、またはカレンやニーナやリヴァルの感情描写のリアリティがこの物語の肝になっていると思う。どことどことと言って書き出していけば、キリないくらい色々と盛り込んでる作品だけど、コードギアスを見る子供達に人権を考える契機になってくれているのだろうか?ルルーシュにしろスザクにしろ、国家を語るほど思想も固まってないし、人生経験もしていないことが、子供がそのまま戦争ゴッコをしたようなストーリーに妙なリアリティを与えている。そこには人権意識がほとんどない。ニーナやスザクが1000万人の命と引き換えにようやくぼんやりと理解し始めるような鈍感さが、核の傘を肯定してしまうのだろうな。その外には戦争しかないと、簡単に思ってしまうのだろう。でもその反面、ルルーシュは世界と一人の命を天秤にかける。それは極端だし、ゆがんでるけど、嫌いじゃない。のこり5話ですか。ルルーシュが走り去った後に何が残るのか、楽しみにしておこう。