結構な時間が掛かった
久々のカテゴリー「本」です。転勤以来、図書館を利用しておりませんし、コロナで閉館とかもありましたから、なかなか読みたい本が手元にない…というのも読書がはかどらない理由でしょうね。といった状況で、長男や娘が置いていった本を読んだりしてるんですが、なんでしょ、夜、部屋で読んでいると眠くなるんですよ。寝ながら読んでいると、顔に本を落とすような(笑)…以前はそんなことなかったのになぁと思う、今日このごろです。で、今回やっと読み終えたのは、娘が置いていったこちら↓えーと、いわゆる「三島文学」っていうのを、「読むのか?」と聞かれると、読んだことはないと思います。それにね、どうもあの「割腹自決」が思い出されてね、なんつんだろう、政治色とか思想を考えてしまうだよね。’70年安保とか時代が激動していた時代ですからね、安田講堂占拠事件とか、この三島由紀夫の「楯の会」が市ヶ谷駐屯地を占拠した事件、はたまた、日本赤軍による浅間山荘事件とか、なんでしょ、TVでリアルタイムに見ていただけにさ、その印象、記憶に刻み込まれている… いわばトラウマ?この「金閣寺」は、実際にあった金閣寺焼失事件の放火犯についてその身の上を自身の語り口調で書いてあります。登場する人物たちが、いちいち文学的な表現をしてきます。主人公とその近い人たちならなおさらです。これを「面倒くさい」と思う方は、途中で読むのをやめるのでは?ま、なんとか読みきりました。それからそれからね、3月に定年退職された先輩からいただいた一冊。古畑海月(ふるばやしかいげつ)さんの「米吐き娘」です。マンガなんですが、なんつーか意味あるマンガです。古林さんは、もともと公僕(公務員)ということで、そちらがわからの目線が、ぢょっと面白いです。2巻が出ていないのかと思っていあすけど… どうなんだろ。ちなみに海月って書いて「くらげ」と読みますが、ペンネームではそう読ませていません。ま、今後の作品に期待しましょう。ってか、「あたし、公僕で頑張ってました」という作品があるので、こちらも読んでみたいと思うのでした。