半夏生
今日は、「半夏生(はんげしょう)」です。梅雨の末期で、半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という毒草が生える多湿で不順な頃とされています。農家の人達はこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣があったそうです。地方によっては、ハンゲという妖怪が徘徊するという言い伝えがあり、この時期に農作業をしないようにという戒めになっていたとか。また、天から毒気が降るとか、地面が陰毒を含んで毒草が生えるなどという言い伝えがあり、この時季に筍・わらびなどを食べることや種を撒くことを忌む風習があったとも。井戸にも蓋をしたりしたとか。いずれにせよ、これから訪れる盛夏に向けて、体調をチェックしたりが必要な時期です。