追っかけ日記 NO.28-野村狂言座-
昨日は、宝生能楽堂に「野村狂言座」を観に行きました。宝生能楽堂は、いつ見ても能楽堂らしくない建物。ここに能楽堂があることを知らない人も多いのでは?と思ってしまいます。 昨日の演目は、「舟渡聟」(ふなわたしむこ)、「菊の花」、「鉢叩」(はちたたき)。 「舟渡聟」では、野村萬斎さんは、姑の役。つまり、女性の扮装。女装といってても、狂言の場合は、花柄の色目のきれいな着物を着て、頭には美男鬘(びなんかずら)という白い長い麻布を巻きつけて、頭を隠すだけ。ですが、不思議とそれらしく見えてきます。萬斎さん女性の役は、私はなかなか見られません。100回以上も見ているのに、3回程度。貴重なお姿でありました。 「鉢叩」。鉢叩きとは、空也上人の流れを汲み、鉢や瓢箪を叩きながら托鉢して歩いた半僧半俗の念仏聖のこと。この僧たちの鉢などを叩きながらの念仏踊りのシーンが見せ場。最後に瓢(ふくべ)の神がでてきます。この役は萬斎さんの長男の裕基君。そろそろ6歳かな?去年見た舞いより、かなりしっかりとしてきていました。しっかり萬斎さんのDNAを受け継いでいるなあという感じでした。 「菊の花」は、都に旅をしてきた太郎冠者が、主人に都の土産話を聞かせるという狂言。ほとんどが太郎冠者の一人語り。語りの技法を踏まえつつ、とぼけたおかしみと日常感がほどよく溶け合い、狂言らしい語り芸を楽しませてくれる演目です。芸暦70周年の野村万作さんの芸に引き込まれていると、能楽堂が、グラッと大きくひと揺れ。…東京の地震は終わってなかったのですね。震度4だったようです。しかし、舞台の万作さん、弟の万之介さんは、微動だにせず、演技を続けていらっしゃいました。狂言を観に行って地震に遭ってしまっても、マア本望かな。 25日間も観に行けなかったので、大満足の夜でした。本日の風水のラッキーアイテムは、「もも」です。岡山の白桃予約販売(露地栽培・14~18玉)税込・送料込み価格7,800円フランスジャムコンクール金賞受賞 ミオのピーチジャムCONFITURE PECHE 340g:税込価格2,079円桃茶杯&桃聞香杯セット《送料別》※お買い上げ¥2,000以上で送料無料!税込価格735円