音薬
聴けば効く~音楽で治療する~それが「音薬」だそうです。 現代人は、様々なストレスを感じ乍ら生きています。 常に「緊張の神経」と言われる交感神経優位の状況に置かれているそうで、 ~そりゃ、しんどい訳です。~ そのため、「リラックスの神経」と言われている副交感神経の出番が、なかなかない。 そのアンバンラスが高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、不眠などを生み出してしまっている そう。 音楽を聴くことによって、治療する~ストレスが癒されたり、解消される効果~が、文字通り音の薬、「音薬」だそうです。 その効果には、「カタルシス効果」と、「弛緩効果」があり、 「カタルシス効果」とは、同質の原理と言われるもので、アリストテレスの著書の中に、 怖れと悲しみの感情を呼び起こすことで精神を浄化させる…とあるそうです。 つまり、心が落ち込んで沈んでいるときに、さらに暗~い曲を聴くということ。 よけいに落ち込む…と思いますが、 その時の気分と同質の刺激を与えることで、 まもなくその状態が飽和してしまい、 そこで自らよどみを排出して、 それをきっかけに自己治癒力が働くようになるのだそうです。 「弛緩効果」とは、メロディの豊かな曲を聴くことによって緊張感を弛め、心に休養を与えること。 リラックスして音楽を聴いていると、脳波は安らぎのバロメーターであるアルファ波が優勢になり、 身心ともに安静状態が得られて爽やかな気分に。 これからうっとおしい梅雨の季節、 暗~い曲か、弾むようなメロディの曲でも聴いて過ごしましょうか。心が落ち着く音楽だそうです。