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[韓流ドラマ・映画] カテゴリの記事

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  ソウォン／願い

  　　韓国映画「ソウォン／願い」。 　　２０１３年公開。　　この映画は、２００８年に韓国で実際に起きた幼女暴行事件とその裁判の顛末を元に、作られた映画だそうです。　　ある雨が降る朝，学校に行ったソウォンは， 　　酒に酔ったおじさんに引きずられて行って， 　　信じることができない事故に遭ってしまうのです。　　ソウォンは身体と心に生涯消すことができない傷を受けてしまうのです。 　　一生、人工肛門をつけて暮らしていかねばならなくなってしまったのです。　　まだ小学生の女の子なのに…。 　　父ドンフン（ソル・ギョング）と母ミヒ（オム・ジウォン）はわが子に起きた想像を絶する事態に苦しむのですが、　　そんな一家の想いをよそに、 　　事件を知ったマスコミが病院に殺到。 　　娘を好奇の目から守ろうと必死に立ち向かう両親でしたが、 　　裁判で犯人の有罪を立証するためには、 　　幼いソウォン自身の証言が必要となり、さらに苦しんでゆくのです。　　そしてさらに辛い事には、　　ソウォンは父であるドンフンの姿を見る度に犯人の男の記憶を蘇らせるようになってしまい、　　ドンフンは怯えるソウォンに近寄ることさえ出来なくなってしまうのです。　　ドンフンは、娘が起きる前に出勤し、 　　娘が寝てから帰宅し　　絶対に顔を合わせないように生活し続けるのです。　　しかし、なんとか娘を励ましたいドンフンは、 　　娘が大好きなキャラクターの着ぐるみを手に入れ、 　　仕事の合間の時間を縫って、　　その着ぐるみで娘の前に現れるのです。 　　通学を見守ったり、授業中には校庭にいてあげたり。　　そのおかげでソウォンは少しずつ元気を取り戻すのですが、　　ドンフンは大変です。 　　猛暑の中、着ぐるみを着て、娘を見守り続けるのですから。　　ですが、いつの間にか、ソウォンは気付いていたんですね、 　　着ぐるみが父であることに。　　そして、ある猛暑の日、　　ソウォンは、着ぐるみの父に近づき、頭のかぶりものを外してあげるのです。　　そして、汗びっしょりの父の顔を小さな手で一生懸命に拭いてあげるのです…。　　とてもいいシーンでした。 　　家族を見守る周囲の人たちも優しく、　　ソウォンの学校の友達も、特別な体になってしまったソウォンを見守ってくれます。　　ほっ～と心が温まるよい映画でした。

  2016年07月23日

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  怪しい家政婦

  　　韓国ドラマ「怪しい家政婦」。 ２０１３年放送。　　日本で大ヒットした「家政婦のミタ」を韓国でリメイクしたドラマ。 　　家政婦のミタさん(韓国版はポンニョさん)は、チェ・ジウが演じています。 　　４人の子どもを遺して妻に先立たれたサンチョル(イ・ソンジェ)は、 　　家政婦を雇うことにしました。 　　派遣されてきたパク・ボンニョ(チェ・ジウ)は、　　どんな頼みごとでも完璧にこなしますが、 　　全く笑わないのです……。 　　深々とかぶった帽子、灰色のダウンジャケットに　　大きなドクターズバッグ。 　　「それは、命令ですか。」 　　「承知しました。」 　　頼まれたことは何でもする家政婦…。 　　松嶋菜々子さんのミタさんとシンクロ率100%でした。 　　４人の子供たちは、 　　韓国ドラマには、よく出てくる芸達者な子役ばかり。 　　特に次女のウン・ヘギョル役のカン・ジウ～日本版では、本田望結ちゃんが演じてましたね～は、けなげで、本当に可愛いい。 　　韓国は、日本より、１話分の放送時間も長いらしく、　　また、話数も多いため、 　　日本ではなかったストーリーも加えられていました。 　　日本版では、異父弟によるストーカー行為のすえ、 　　主人と息子を火事で亡くし、異父弟は自殺してしまったのでしたが　　韓国版では、ストーカーの男性は、家庭教師をしていた時の教え子で、 　　死んだはずだったのですが、実は生きていて、 　　再び、ポンニョの前に現れるのです。　　そのストーカー男を演じたのが、ソン・ジョンホさん。 　　時代劇だど結構ステキな俳優さんなんですが…。 　　韓国では、視聴率はいまいちだったそうですが、 　　出演者もよく、面白かったと思います。 　　結末も、日本版とは違って、一応ハッピーエンドだし。

  2016年07月13日

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  輝くか、狂うか

  　　韓国ドラマ「輝くか狂うか」。　　２０１５年放送。 　　高麗初期。 　　初代の太祖が亡くなり、２代の恵宗から、３代の定宗に皇位が移った頃。 　　皇宮に不幸を招くという破軍星の下に生まれたという皇子ワン・ソ（チャン・ヒョク）は皇宮を追われ、 　　金剛山で育ちます。 　　野生的な雰囲気はチャン・ヒョクにピッタリですねえ、皇子だけど。　　ワン・ソの父、ワン・ゴンは権力争いの絶えない皇宮を建て直すため、　　ワン・ソを呼び戻すのですが、自身は何者かに暗殺されてしまうのです。　　ワン・ゴン暗殺の犯人を追って中原の開封(ケボン)にやって来たワン・ソは 　　その地で渤海最後の王女、シンユル(オ・ヨンソ)に出会います。　　いやな将軍との婚姻から逃れるために、 　　無理やり、ワン・ソを偽りの花婿に仕立て、２人は結婚式を挙げるのです。　　―５年後、　　ワン・ソは腹違いの姉であり、豪族ファンボ家を母に持つヨウォンと結婚していましたが、 　　今も王建暗殺に隠された陰謀を、亡き王が組織した秘密武士集団・早衣仙人の首領として追っていました。　　その頃、シンユルも青海商団を率いて高麗にやって来ていたのです。　　ワン・ソとの再会に胸をときめかせるシンユルでしたが、　　ワン・ソは彼女に気付かないのです。 　　結婚式の時に、花嫁はベールをつけたままでしたから、　　ワン・ソは、花嫁顔を見てないですからね。　　さらに彼が結婚していると知り、すっかり失望してしまうんです。 　　一方、ワン・ソの妻ヨウォン(イ・ハニ)は弟のワン・ウク(イム・ジュハン)を次期皇帝の座に就けるべく、 　　密かに陰謀を巡らせていました。　　そして死んだワン・ゴンの従弟で皇宮の支配者、ワン・シンニョム(イ・ゴクファ)と手を組むのです。　　と、いろいろあって、ワン・ソが目出度く４代光宗として即位。 　　奴婢按検法(後三国時代の混乱期に奴婢となった者たちの身分回復)や、科挙制度の開始とか、 　　高麗初期において国家の基盤を築いた名君となります。 　　主役のチャン・ヒョクは、「根の深い木」もよかったのですが、やはり時代劇がいいですね。　　なんといっても、殺陣のシーンが迫力あります。　　シンユル役のオ・ヨンソは、「トンイ」の仁元(インウォン)王后の時よりも、さらにきれいでした。　　ワン・ソの妻ヨウォン役のイ・ハニは、「キムチ～不朽の名作」では令嬢で、 　　映画「私は王である」では、両班の娘だったと思いますが　　名家の市助役と過が合うのでしょうね、綺麗な女優さんです。　　ミスコリアで、世界大会でも、４位だったそうですから、綺麗なわけですが。 　　高麗第3代皇帝でワン・ソの兄である定宗役のリュ・スンスさんは、ドラマでも映画でも、　　よく出てくる俳優さん。 　　「冬ソナ」の頃から脇ででているようですが、 　　今回の定宗役は、今まで見て来た中で、一番いい役だったように思います。　　とても、面白い時代劇でした。

  2016年06月26日

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  大統領の理髪師

  　　韓国映画「大統領の理髪師」。２００４年公開。 　　舞台は１９６０年代から１９７０年代の韓国。　　この頃は、大変な時期だったようで、 　　絶対的だった李承晩政権が学生運動の４．１６革命により打破され、 　　軍隊が軍事クーデターを起こし、 　　朴正煕将軍が大統領となり…。 　　大統領官邸が位置する町、孝子洞の平凡な理髪師であったソン・ハンモ(ソン・ガンホ)。　　しかしある事件をきっかけに大統領の理髪師になってしまうのです。　　そして大統領の身近にいる彼は、否応無しに政府の権力抗争に巻き込まれていくのです。 　　４．１６革命の日、妻が産気づいてしまい、必死でリアカーで妻を病院まで運ぼうとするのですが。 　　抗争に巻き込まれそうになり、思わず妻を置いて逃げようとしたり、 　　理髪店の白衣のせいで医者と間違えられてしまったり。　　そんな中でも、なんとか息子ナガンが生まれます。 　　ある日、北からのスパイがやってきます。　　この時、スパイ達は、なぜか下痢で…。 　　用を足している時、軍隊に見つかり、銃戦となり、つかまってしまいます。　　この下痢を「マルクス病」と名付け、 　　下痢をした市民は、スパイとつながっているなどというとんでもない考えから、　　スパイ容疑者を逮捕する事になってしまうのです。　　そして下痢をした人を見つけ、警察に通報すると報奨金がもらえることに。　　タイミングが悪く、息子ナガンが下痢に。 　　必死でその事実を隠そうとしたハンモでしたが…。 　　結局、息子はスパイ容疑で移送されてしまうのです。　　まだ、小学生なのに、年齢など関係ないのですね。 　　数か月後、ようやく容疑はとけ、解放されたナガンでしたが、　　ゴウモンで、電流を体に受け続けたナガンは、 　　歩けなくなっていたのです。　　とシビアな内容なんですが、 　　映画自体はコミカルで、　　また家族愛が優しく描かれているのと、　　ソン・ガンホの演技で　　重々しさや残酷さを感じさせない映画になっています。

  2016年06月20日

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  フルハウス

  　　韓国ドラマ「フルハウス」。　　２００４年放送。 　　海辺の家“フルハウス～愛のあふれる家～”に住むジウン(ソン・ヘギョ, )。 　　事故で亡くなった両親が残してくれたこの家に、中学生の頃から１人で住んでいるのです。　　ジウンの同級生、ヒジン(イ・ヨンウン)とドンウク(カン・ドウン)夫妻は、借金に困り、　　なんと、ジウンの家“フルハウス”を、勝手に売り払おうとするのです。　　とんでもない友達です。　　ジウンは、２人の企みにまんまと引っかかり、懸賞があたったということで、何も知らずに上海へ向かいます。　　ファーストクラスに乗せられたものの、片道だけのチケットで、　　さらに、宿泊先の手配もしていないのです。 　　一方、新作映画撮影で、上海行きの飛行機に乗りこんだ人気俳優ヨンジェ(ピ)。 　　偶然にも、飛行機の中で、ジウンと隣り合わせに。 　　予想通りに、上海で、ドタバタして、 　　一文なしのジウンは、ヨンジェに借金をして、なんとか帰国。　　ところが、フルハウスはすでに売り払われていたのです。　　そして、フルハウスを買い取ったのが、なんと俳優のヨンジェ。　　そうと知ったジウンは、家を返してほしいと頼むのですが追い出され、 　　行くあてのないジウンは、家の外のベンチで一晩を過ごすのです。　　ひょんなことから初恋相手のヘウォン(ハン・ウンジョン)の気を引くためか、嫉妬のためか、　　ヨンジェは、ジウンと契約結婚をすることになり、 　　２人の奇妙な同居生活が始まります。　　アジアを代表する歌手RAIN（ピ)と、人気女優ソン・ヘギョが共演して、 　　韓国で最高４０％を超える視聴率を記録した人気ドラマだそう。 　　多くのシーンで登場するフルハウスは、海辺に建つおしゃれで、本当に素敵な家ですが、　　これは、撮影セットとして１０億ウォン(１億円)で、わざわざ建てられたそうです。 　　主役の２人のやり取りが楽しく、　　ハッピーな気分で見ていられる楽しいドラマでした。 　　気分がブルーな時にはお勧めのドラマです。  

  2016年06月06日

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  パンチ～余命６ヶ月の奇跡～

  　　韓国ドラマ「パンチ～余命６ヶ月の奇跡～」。　　２０１５年放送。 　　検事のジョンファン（キム・レウォン）は、権力を乱用して不正行為をするような悪徳検事でした。 　　７年前、ジョンファンをテジュン（チョ・ジェヒョン）が助けてくれた時から、　　ジョンファンは法律よりもテジュンの指示を重視し、 　　彼を検察総長に仕立て上げたのです。 　　未来は明るく輝いていたはずでした。　　しかし、栄光への道を歩み始めようとしたその瞬間、　　ジョンファンは自分が悪性脳腫瘍で、余命６ヶ月という宣告を受けてしまうのです。 　　余命６カ月を宣告されたことをきっかけに悪に立ち向かい、 　　人生最後の戦いを繰り広げることになるのです。 　　離婚した妻ハギョンは、同じ検事。 　　法を守り、悪を正そうとする正義派の検事。　　それもあって、ジョンファンの考えについて行けなかったのです。 　　「カンナさん大成功です！」のキム・アジュンさんが演じていました。 　　本当にきれいな女優さんです。　　テジュンは、本も買えない家に生まれながらソウル地検長にまでなったのです。　　さらに、上を目指し、自分の邪魔をする数十名の検事を罷免し、　　止むことのない不正と不法で綴られてきた人生。　　でも、とことんの悪人ではないんですね。 　　７年の間、イ・テジュンと共に人生を歩み同じ夢を見てきた兄弟のようだった２人なんですね。 　　演じたチョ・ジェヒョンさんが、魅力的な俳優さんでした。

  2016年05月24日

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  カンナさん大成功です!

  　　韓国映画「カンナさん大成功です!」。　　２００６年公開。 　　『Kiss』（講談社）に連載した鈴木由美子の漫画作品の映画化で、 　　韓国では観客数０６００万人以上を動員し、２００６年のNo.1ヒット映画となった作品だそうです。 　　日本版は、山田優さんの主演で２００９年に公開されました。　　身長１６９cm、体重、ナント９５kgのハンナ(キム・アジュン)は、 　　人気ポップシンガー・アミのコンサートの舞台裏で、ゴーストシンガーの仕事をしています。　　アミのレコード・プロデューサーであり、　　ハンナの音楽性を認めてくれた唯一の人であるハン・サンジュン(チュ・ジンモ)にひそかに想いを寄せていたのです。　　ですが、サンジュンの誕生日パーティーに招待されたハンナは、　　そこでサンジュンの思いがけない言葉に傷つくのです。 　　歌は認めていても、やはり、ルックスが…。　　それを聞いたハンナは、全身整形手術に踏み切るのです。　　そして、１年後。 　　美しく生まれ変わったハンナは韓国系アメリカ人「ジェニー」として、 　　再びサンジュンの前に現れるのです。　　そしてその美貌と歌唱力が認められ、念願の歌手としてデビューすることに。　　ヒロインのキム・アジュンさんは、本当にきれいな女優さんですが、　　スマスマのゴロクミちゃんのようなファツトスーツを着ての　　９５キロ女性は、まるっきりの別人に見えました。 　　相手役のチュ・ジンモさんは、 時代劇～高句麗の王様、「奇皇后」・「霜花店」とか、あと「武士」もあったなあ～、 　　現代劇では、「チング」の裏社会の親分とか～　　ハードな役ばかり見て来たので、　　こんなコメディタッチの役は、なかなかよかったかも。 

  2016年05月19日

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  ドリームハイ

  　　韓国ドラマ「ドリームハイ」。 　　２０１１年放送。　　ペ・ヨンジュンが企画から関わり、クリエイティブ・ディレクターとして参加し、そのプロデュース能力を発揮したドラマ。　　スターを育成する芸能高校を舞台に、 　　現役のアイドルたちが"スターの卵"を演じているのもリアルです。 　　２PMのオク・テギョンとT-araのハム・ウンジョン、 　　２PMのチャン・ウヨン、missＡのペ・スジ、 　　実力派アイドルのIUという　　K-POP界の期待の若いスターたちの歌やダンスシーンが見どころです。 　　幼い頃から勉強、歌、ピアノtと、 　　何をやっても優秀だった天才少女コ・ヘミ(ぺ・スジ)は、　　ソプラノ歌手を目指し、アメリカのジュリアード音楽院へ留学することを夢見ていましたが、 　　父親の突然の事業失敗により借金取りに追われる日々に。 　　借金取りのドゥシク(アン・ギルガン)から歌手になり借金を返済することを提案されたヘミは、　　ベクヒ(ハム・ウンジョン)と共にキリン芸能高校のオーディションを受けるのです。　　しかしヘミは、オーディションに落ちてしまうのです。　　それだけでなく、自分にいつもついて回る使い走りのような存在であったベクヒが合格してしまうのです。 　　屈辱を感じ、家まで差し押さえられ行くあてをなくしたヘミは、 　　母親を奪った敵のような存在であるカン・オヒョク(オム・ギジュン)の家に同居することに。　　キリン芸能高校の教師で、３年連続教員評価最下位であるオヒョク先生は、　　クビになるところでしたが、なぜか、チョン・ハミョン理事長(ぺ・ヨンジュン)に助けられるのです。 　　～ここでヨン様登場です。～　　しかしオヒョクの免職を取りやめるための理事長からの条件は、 　　特待生３人を入学式までに連れてくることでした。　　その３人とは、ヘミ、チン・グク(オク・テギョン)、そしてソン・サムドン(キム・スヒョン)。 　　ググは、政治家の庶子で、複雑な家庭、　　サムドンは、ものすごく訛りのひどい田舎の男の子。 　　歌手になり借金を返すためにデビューを目指すヘミ。 　　一目惚れしたヘミを振り向かせるために歌手を目指す田舎者のサムドン。 　　親から愛されずに育った傷を消そうとダンスに夢中になるグク。 　　それぞれの夢を抱え、生き残るための熾烈な競争が始ります。　　ヨン様が、４話だけの出演でしたが、 　　物静かな役どころなのに、さすがの存在感です。 　　修学旅行で、名古屋での、路上パフォーマンス～も見応えがありました。 　　第５話で、コ・ヘミが歌う「Winter Child by Suzy ～冬の子供～」のシーンがとてもステキでした。

  2016年05月09日

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  ドクター異邦人

  　　韓国ドラマ「ドクター異邦人」。　　２０１４年放送。 　　韓国で生まれて北朝鮮で育った天才医師パク・フン(イ・ジョンソク)と　　韓国最高のエリート医師ハン・ジェジュン(パク・ヘジン)が　　南北問題が絡んだ運命の渦の中で翻弄されながら、 　　医師として生き方を貫こうとするドラマ。 　　２０年前、１９９４年、内戦の危機のさなか　 　　天才心臓外科医パク・チョル(キム・サンジュン)は　　医療事故の訴訟中に国会議員チャン・ソクジュ(チョン・ホジン)に　　戦争を防ぐためにと極秘に頼まれて　北朝鮮に向かい金日成の心臓手術を行うことに。　　その手術室の中に現れたのは　人質にされ連れてこられたのは息子のフン(イ・ジュンソク)。 　　無事に手術が終了し、韓国に帰れると思ったパク・チョルとフン父子でしたが、 　　内戦を防いだ手柄を自分のものにしたいチャン・ソクジュに捨てられて、北に置き去りにされ　　てしまうのです。　　そんなパク・チョルの医者としての能力を評価した北朝鮮は、　　パク・チョルを生かしたまま、監視下に置き、パク父子は北朝鮮で生きていくことになるのです。　　フンも北朝鮮で生活し、父と同じく医師として成長し、　　そしてソン・ジェヒ(ハン・スニ)と恋におちるのです。　　ある日、フンがジェヒの家に行くと　　朝総連出身だったソン・ジェヒの父親が首切りされてソン・ジェヒも失踪してしまうのです。　　なんとか、巡り合った２人は、東欧に逃げるのですが、 　　逃げきれず、ジェヒは、橋で撃たれ川に落ち、　　フンは、韓国へ。　　そして、医師をして働きながら、ジェヒを探すのです。 　　主役の４人、　　パク・チョルのキム・サンジュン　　～北で、臨床実験的なオペを何千回もさせられてしまった結果身に着いた技術、 　　今度は本当に医師として生きたいと。～　　チン・セヨンのハン・スニ、 　　～北にいたために、北のスパイとして働かなければならず～　　ハン・ジェジュンのパク・ヒジン、 　　～子供の頃、医療ミスで父を亡くし、　　その病院への復讐のため、医師になったのでした。～　　オ・スヒョンのカン・ソラ、 　　～ハン・ジェジュンが復讐する病院の理事長の娘 　　多少気が強いですが、純粋な女性～　　が、それぞれの役柄が、ピッタリでしたね。

  2016年04月22日

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  トライアングル

  　　韓国ドラマ「トライアングル」。　　２０１４年放送。 　　江原道・舎北（サブク）。　　かつては炭鉱で栄え、今はカジノリゾートと知られるこの町で暮らす　　　　～韓国内で唯一、韓国人が入場可能なカジノがあるそうです。～　　ホ・ヨンダル（キム・ジェジュン）は、　　カジノからも出入り禁止を告げられるような厄介者のチンピラでした。 　　家族もなく、その日その日をギャンブルのように生きていた彼は、　　カジノで働くオ・ジョンヒ（ペク・ジニ）に一目惚れし、人生逆転の夢を抱くのです。　　ですが、テジョングループの御曹司ユン・ヤンハ（イム・シワン）も、　　カジノで出会ったジョンヒに心惹かれてしまいます。　　そして、ひょんなことからカジノでゲームを競うことになったヨンダルとヤンハは、　　それ以来ジョンヒを巡り、互いに激しい敵対心を燃やすことになります。 　　一方、ソウル地方警察庁の広域捜査隊刑事チャン・ドンス（イ・ボムス）は、 　　悪徳事業家コ・ボクテ（キム・ビョンオク）を捜査する中、ヨンダルと知り合い、 　　情報員としてヨンダルを取り込むのです。 　　初めはドンスを煩わしく思うヨンダルでしたが、　　その深い情に触れ、妙な感情が生まれ始めるのです。　　さて、そのドンスには、１０年以上捜し続ける生き別れた２人の弟たちがいました。 　　炭坑内でのトラブルに巻き込まれ、父は殺され、 　　母は、子供３人をおいて家出。 　　残された３兄弟は、バラバラになり、それぞれの消息もわからないまま、大人になったのです。　　ネタばれですが、結局は、　　ドンス、ヨンダル、ヤンハが３兄弟だったわけで。 　　一番下のヤンハは赤ん坊の頃に引き離され、 　　３兄弟の父を失うことになった原因を作ったテジョングループの会長の息子として育ったので、　　なかなか２人の兄を受け入れることができずに…。 　　主役の３人、キム・ジェジュン(Dr.JIN)、イ・ボムス(Dr.JIN)、イム・シワン(太陽を抱く月)　　そして恋人役のペク・ジニ(奇皇后、チョン・ウチ)も、 　　時代劇でしか見たことがなかったのですが、 　　現代劇も、なかなかよかったかも。　　JYJのキム・ジェジュンさんは、兵役中なので、次回作はまだ先ですね。

  2016年04月16日

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  チョン・ウチ

  　　　韓国ドラマ「チョンウチ(田禹治)」。　　２０１２年～２０１３年放送。 　　朝鮮時代の古典小説「田禹治伝」がベースとなった　　愛と正義を守るため悪の勢力と戦い続ける英雄チョン・ウチを描いたフュージョン時代劇。　　ホン・ギルドンが作った理想郷ユルド国で、チョン・ウチ(チャ・テヒョン)とマ・ガンニム(イ・ヒジュン)は、 　　道士として良きライバルでした。　　しかし、ギルドンの仲間だったマ・スク(キム・ガブス)と、 　　彼のおいであるガンニムが謀反を起こし、 　　国は破壊されてしまうのです。 　　２人は、チョン・ウチに罪をかぶせて、朝鮮へと逃亡。 　　復しゅうを誓ったチョン・ウチは、　　両班（ヤンバン：高麗・李氏朝鮮王朝時代の官僚階級）の姿を借り、　　朝報所の書吏(宮廷内の新聞の記者)イ・チとなって、ガンニムの行方を捜すのです。　　スーパーヒーローのチョン・ウチと、さえない役人イ・チという正反対の二役をチャ・テヒョンが演じています。 　　道術使いということから、アクションシーンも多いドラマでした。　　アクションをあまりやらないチャ・テヒョンさんは、ワイヤーで吊られたり、大変だったかと思います。　　ウチの恋人ムヨン役のユイは、AFTERSCHOOLのメンバー。 　　内禁尉の茶母、王の護衛であるウヌ役を演じたジュヨンも、もとAFTERSCHOOL。 　　全員が身長167cm以上というモデル並のスタイル、　　ハイレベルなダンスやパフォーマンスで支持を得てきたグループ。　　さすがに、２人ともきれいでした。　　若手注目のペク・ジニ(「奇皇后のタナシルリ」)や、　　ホン・ジョンヒョン(「ママ～最後の贈り物～」)、 　　脇を固めたソン・ドンイル(「パリの恋人」)、　　イ・ジェヨン(時代劇はたくさん出ているから…とりあえず「奇皇后」のワンゴ)、　　チョ・ジェユン(やはり「奇皇后」の皇帝付きの内官)　　キム・ガプス(「トキメキ☆成均館スキャンダル」の左議政、ユチョンのお父さん役)　　などなど、見ごたえがありました。

  2016年03月28日

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  人生の逆転

  　　韓国映画「人生の逆転」。　　２００３年公開。 　　一人の男性が二つの世界を行き来しながら繰り広げるコミカルで 　　ファンタスティックな人生逆転期を描いたロマンチック・コメディー。 　　韓流ドラマ「ホテリアー」のキム・スンウと「奇皇后」のハ・ジウォン共演。 　　子どもの頃はゴルフの神童として将来を期待されながらも、 　　大人になった現在は証券会社のサラリーマンとして冴えない日々を送っていたスンワン(キム・スンウ)。 　　破産寸前で自暴自棄になった彼は、車でトンネルを暴走中に、自分とそっくりな男を見かけるのです。　　お互いを見つめて驚く２人。　　トンネルの壁に衝突して大事故を起こしてしまうのです。 　　目を覚ますと、そこにはビルの壁をぎっしり埋める自分の広告写真。　　ここはまさにスンワンがあきらめたゴルフスターの夢がかなった世界。　　スンワンが人気プロゴルファーとして成功を収めたもうひとつの世界でした。　　そこに現れたある女性。　　いきなりほおを殴った彼女は，女優と浮気した夫スンワンをなじる妻ハン・ジヨン(ハ・ジウォン)でした。 　　人気女優と、トッププロゴルファーという絵に描いたような理想的夫婦。　　しかし、２人の仲は冷え切っていました。　　ですが、突然優しくなったスンワンの心に離婚を決心したジヨンの気持ちは揺れ動き始め、　　スンワンは，きれいな妻に恋をし、豪勢な大邸宅の世界に適応し始めるのですが。 　　近々世界チャンピオン，ビル・ジャクソンとのゴルフ対決が待っていました。　　こちらの世界で、トッププロとして活躍するスンワンに、国中が期待しています。　　しかし、あちらの世界で、ゴルフクラブを置いてはや１０年。 　　死ぬほど練習しなければならないのです。 　　彼の努力の逆劇ストーリーが，始まります。 　　最後には、２人のスンワンは、お互いのもとの世界に戻ります。　　が、それぞれの世界でお互いに努力した結果、戻ってみると、それぞれの人生は好転していました。　　そして、あちらの世界で妻だったジヨンと、こちらの世界で出会えるのか…。　　プロゴルファーとして成功したスンワンの金髪は、ちょっと～でしたが、 　　～しぶいキム・スンウのイメージには合わないし～、　　とても、楽しい映画でした。

  2016年03月15日

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  ラブストーリー

        韓国映画「ラブストーリー」。　　２００３年公開。　　現在と３０数年前の過去を行き来しながら，母と娘のそれぞれのロマンスを描いた作品。　　同じ大学に通うジヘ（ソン・イェジン）とスギョン（イ・サンイン）は，２人とも、演劇クラスの先輩サンミン（チョ・インソン）が好きでしだ。 　　ところが，スギョンからサンミンに送る手紙の代筆を頼まれしまったジヘは，スギョンの名前でサンミンへの自分の感情を告白するのです。 　　ジヘの手紙でスギョンとサンミンが結ばれ，ジヘは罪の意識から、サンミンを遠ざけるけれど，偶然にも思いがけなく会うようになってしまうのです。　　父と早く死別したジヘは，今は海外旅行中である母ジュヒと二人きりで暮らしているのですが、母がいない間に屋根裏部屋を掃除したジヘは，偶然に母の秘密箱を発見して，昔の母の愛を知ってしまうのです。　　１９６８年の夏，休暇中に田舎のおじの家に行ったジュナ（チョ・スンウ）は，ジュヒ（ソン・イェジン、娘のジヘと二役です）に会い，ひと目で彼女に魅了されてしまうのです。 　　そんなジュヒが，こっそりとジュナにだけ幽霊が出る家に一緒に行ってほしいとお願いしてくるのです。 　　ところが突然のにわか雨で舟が流され，帰宅時間が遅れたことで，ジュヒはおとなたちに激しく叱られ，水原（スウォン）に送られることになってしまうのです。 　　別れのあいさつもできずにジュヒと別れたジュナは，心残りでならなのです。 　　ところが、学校へ戻ったジュナは，友達テス（イ・ギウ）からラブレターの代筆を依頼され，その相手がジュヒと知って驚くのです。 　　ですがテスにその事実を言えずに，テスの名前で自身の心を手紙を書くのです。　　親子で同じようなこの偶然の一致に内心いぶかしがるジヘは，サンミンに対する思いがより深くなっていくのですが，すでに友達の恋人になってしまった彼をあきらめようと決心するのです。 　　ジヘとジュヒ、親子二役は「頭の中の消しゴム」のソン・イェジン、先輩サンミンは、「霜花店」や「その冬風が吹く」のチョ・インソン、そして、母ジュヒの思い人のジュナは、「馬医」のチョ・スンウが演じています。 　　とても切ないラブストーリーでした。

  2016年03月02日

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  反則王

  　　韓国映画「反則王」。 　　２０００年公開。 　　しがない青年が一念発起して、プロレスラーとして活躍する姿をコミカルかつ感動的に描く痛快作で、主役の青年は、ソン・ガンホが演じています。 　　韓国では、公開1週目にして観客動員数１位にランク・イン。 　　最終的には、２０００年の興行成績では、２位でしたが、この年、１位だった映画は、「JSA(共同警備区域)」で、これも、ソン・ガンホの主演です。 　　同じ年に主演作品が２本も公開され、しかも１，２位独占はさすがです。 　　まあ、「JSA」のほうは、イ・ビョンホンや、イ・ヨンエ(宮廷女官チャングムの誓いの主役)が出ていたこともあるでしょうが。　　イム・デホ（ソン・ガンホ）はサエない銀行員。 　　満員電車に乗って出勤し、銀行の窓口を守る単調な日常に、面白いことは何もありません。　　遅刻常習犯で仕事ができない彼は、実績も出さないと、副支店長（ソン・ヨンチャン）に非難されては、彼のヘッドロック奇襲を受けるのも日常茶飯事。 　　片想いする同僚のチョ・ウニ （キム・ガヨン）にも無視されてばかり。 　　そんなある日プロレス館で館員募集のポスターを見つけるのです。 　　チャン・チルサム・プロレスジム。 　　そして子供の頃に好きだった反則レスラー’ウルトラ・タイガーマスク’の写真を見て 興奮した彼は、上司のヘッドロックから抜け出すためにレスリングを教えてほしいとチャン館長（チャン・ハンソン）に頼むのです。 　　一旦は断ったチャン館長だったが、躊躇しながらもデホを受け入れたのでした。　　そして、厳しいトレーニングにも耐え、いつしか上司のヘッド・ロックもかわせるようになったのでした。 　　そんな折、館長は、プロモーターのタルチ（ミョン・ゲナム）から、プロレスリング界のスター、ユ・ビホ（キム・スロ）との試合に出る反則レスラーを登場させたいという話を持ちかけられるのです。 　　当然、負けるやらせ試合。 　　なぜか、デホが反則レスラーに仕立て上げられ、試合に出ることになってしまうのです。 　　「製パン王キム・タック」のパク・サンミョンや、時代劇「奇皇后」でおなじみのチョン・ウイインや、イ・ウォンジョンも若くて、レスラーや、銀行員役やってます。！！

  2016年02月17日

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  G.I.ｼﾞｮｰ

        映画「G.I.ジョー」。　　２００９年のアメリカ映画。　　人気玩具『G.I.ジョー』のアニメ版である『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』をベースとした実写作品です。 　　監督はハムナプトラシリーズを監督したスティーヴン・ソマーズ。　　原作本来の設定ではG.I.ジョーチームはアメリカ軍の特殊部隊だそうですが、この映画では世界各国の協力の下に構成された国際混成部隊になっています。 　　世界征服をたくらむ悪の組織“コブラ”に、元々はガン細胞破壊のために作られた治療薬だった“ナノマイト”が武器商人デストロの手により脅威の兵器として渡ってしまいます。 　　“ナノマイト”は、あらゆるものを破壊してしまう威力を持っていたため、コブラ達がこれを利用しようと企んでいるのですね。 　　そんなコブラを食い止めようとアメリカ政府が送り込んだのは、世界各国から集められた地上最強のエキスパートチーム“G.I.ジョー”でした。 　　　　イ・ビョンホンが出演していたので、この映画を見たのですが、彼の役は、テロ組織「コブラ」の冷徹な暗殺者。 　　ストームシャドーという名で、子供の頃から日本で修業していたらしい純白の忍者。 　　かっこよかったですが、とりあえず、１作目では悪役だったので、ちょっと残念でした。

  2016年02月02日

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  星から来たあなた

        韓国ドラマ「星から来たあなた」。　　２０１３年放送。　　１６０９年、朝鮮の地に舞い降りた宇宙人のト・ミンジュン(キム・スヒョン)。 　　※１６０９年は第１５代王の光海君の時代。 　　　　実際に、何か空から飛来したという記録が残されているそうです。 　　ある事件にかかわってしまい、宇宙船に乗り遅れて帰れなかったト・ミンジュンは、自分の正体と超能力を隠し、ソウルで４０４年もの長い歳月を生きてきたのですが、彗星とともに飛来する宇宙船が再びやってくることになり、地球での暮らしも残すところ３カ月。 　　大学で講師として教鞭をとりながら、静かに故郷の星に帰る準備を進めていたのです。 　　が、４００年も地球にいると、結構蓄財して、財産家なんですね、財閥並みです。 　　とんでもない美術品も持ってるし、清潭洞の地主さんなんですね。 　　清潭洞って「清潭洞アリス」にも出てきますが、韓国のお金持ちが集う街です。 　　 　　ところが、マンションの隣室にアジアを代表する女優チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)が引っ越してきたせいで、ミンジュンの生活は一変してしくのです。 　　ワガママなソンイに振り回されて困惑する日々でしたが、家族写真を偶然目にしたミンジュンは幼い日のソンイが４０４年前に出会った少女イファと瓜二つであることに驚くのです。 　　少女イファは、ト・ミンジュンを救うために、自らの命を捧げたのです。 　　そんなある日、ソンイが思わぬスキャンダルに巻き込まれ、トップスターの座から一気に転落。 　　しかも何者かに命まで狙われるはめになってしまうのです。 　　地球人のトラブルには干渉しないと心に決めていたミンジュンでしたが、ソンイを放ってはおけず、やがて彼女に惹かれている自分に気づいていくのです。 　　しかし、地球を離れる日が刻一刻と迫ってきます。 　　韓国ドラマは、７０本近く見ましたけれど、トップクラスといえるくらい面白いドラマでした。 　　主役の２人、「太陽を抱く月」のキム・スヒョンと「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンのカップルもとてもステキ。 　　映像や、細かなエピソードもとても面白く作られています。 　　「根の深い木」の監督さんなんですね。全然違うドラマだけど。　　 　　楽しいラブコメデイですが、サスペンスの要素もあります。 　　すごいシーンがありました。 　　チョン・ソンイの命を狙ったイ・ジュギョン(財閥の後継者なんですが)をト・ミンジュンが怒って、片手で空中に持ち上げるシーン。 　　その空中は、２２階立てのビルの屋上で、その屋上の外、真下は道路…。 　　映像の臨場感からしてCGには見えなかったのですが、やはり、実際に２２階立てのビルでの実写だったそうです。 　　吊るしたワイヤーとか、吊るしていたスタッフはCGで消したそうですが、顔もはっきり写るため、役者さんもスタントなし。 　　演じたシン・ソンロクは、「王の顔」でも、すごいアクションシーンを見せていますが、身体能力の高い役者さんなので、やり遂げたそうです。 　　見応えのあるシーンです。

  2016年01月20日

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  王の顔

        韓国ドラマ「王の顔」。　　２０１４年放送。　　宣祖２２年(１５８９年)。 　　王になれば国が乱れると予言された相を持つ第１４代国王・宣祖（ソンジョ、イ・ソンジェ）は、国に災いが絶えないのは自分の顔のせいではないかと怯える半面、王の相を持って生まれた息子・光海君（クァンヘグン、ソ・イングク）を嫉妬心から冷遇し、鍼でその相を変えようとしていのです。　　同時に自分の相を変えるため、それを補う相を持つ女人を国中手を尽くして探させていたのです。 　聡明な光海君はその仕打ちに気付いているのですが、父を思う心から気付かぬふりをしていたのです。　　そんな中、王宮の書庫に盗賊が入り、捕らえた盗賊が口にしたのは、ごく限られた人間しか知らないはずの王家に伝わる観相書、今の王が王の顔ではないと証明するという「龍顔秘書（ヨンアンビソ）」でした…。 　　光海君が＜観相＞を武器に王になるまでの波瀾万丈な人生を描いた歴史ドラマでした。 　　放映開始当時は、ちょうど映画「観相師」の公開時で、内容が似ているため、ドラマ製作と放送禁止を求める訴訟が出たという問題があったりしたそうですが。 　　映画「観相師」も観ましたが、「観相」というテーマは同じでも、内容は全く別のものだと思います。 　　しかも、王(光海君)自ら、観相ができるというのは、面白いテーマだったと思います。

  2016年01月17日

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  MUSA -武士-

        韓国映画「MUSA -武士-」。　　２００１年公開。　　１３７５年、高麗は新たに建国された明と友好関係を結ぶために使節団を派遣します。 　　ですが、使節団はスパイと疑われ、砂漠へ流刑されることになってしまうのです。 　　しかし、その途中で明により北方に追われていた元軍の襲撃にあい、明の兵士が全滅。 　　元軍は「高麗については関知しない」と、使節団を砂漠のど真ん中に置き去り。 　　一応自由の身となった使節団ですが、彼らは高麗に戻ろうと飢えと疲れに苛まれながらのつらい旅ををはじめるのです。 　　その途中で再び別の元軍とあった一行ですが、元軍は明の皇帝の皇女のブヨン姫を捕らえていたのです。 　　姫をを助け出せば、明から受けたスパイ容疑をはらせるのでは～と。 　　使節団の将軍であるチェ・ジョン(チュ・ジンモ)は，忠実な副官カナム(パク・チョンハク)と経験豊かな下級武士チルリップ(アン・ソンギ)、そして奴婢ヨソル(チョン・ウソン)とともに王女を救出する戦闘に向かうのです。 　　完壁な勝利をおさめた高麗人一行は，王女の救出に成功するのですが，彼らの周辺でさらなる危機が起こり始めるのです。　　１４世紀に実際に起きた、高麗の使節団が行方不明になった歴史上の事件をヒントにして描かれた映画だそうです。 　　元が衰退し滅びる寸前の時代は、　明が台頭し、高麗も衰退している時期。 　　元と明にはさまれて、高麗は大変だったでしょうね。 　　映画は、韓国と中国の合作映画で、キャストも、アン・ソンギ、チュ・ジンモ、チョン・ウソンと豪華で、明のプヨン姫は、チャン・ツーイーが演じています。 　　ネタばれですが、最後に生き残るのは、アン・ソンギ演じるチルリップだけで。 　　ちょっと、寂しいかな～という映画でした。　

  2016年01月10日

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  愛してる、愛してない

        韓国映画「愛してる、愛してない」。　　２０１１年公開。　　韓国の人気スター、ヒョンビンが主演して、２０１１年・第６１回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも出品されたラブストーリー。 　　原作は直木賞作家・井上荒野の短編小説「帰れない猫」（ハルキ文庫「ナナイロノコイ　恋愛小説」所収）。 　　それぞれ写真家(ヒョンビン)と編集者(イム・スジョン)として成功を収めている結婚５年目の夫婦は、出張で空港に送ってもらう車の中、妻が突然夫に別れ話を切り出すのです。 　　数日後のある雨の日、出て行く妻のため、夫は黙って荷造りを手伝うのです。 　　別れる理由も聞かないまま、黙々と妻のために荷造りを。 　　なんて、優しい？ 　　一方、これまでの暮らしに思いをめぐらす妻の手はなかなか進まないのです。 　　そんな時、雨に濡れた一匹の子ネコが家に迷い込んでくるのです。 　　結局は、別れていくみたいなのですが…妻のほうは、不倫していたようなので。 　　なんだか、とても、淡々とした映画でした。

  2015年12月15日

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  同い年の家庭教師

       韓国映画「同い年の家庭教師」。　　２００３年公開。　　裕福な家に生まれ、２年の米国留学後、二十歳になって母国韓国で２年遅れの高校生活に復帰したジフン（クォン・サンウ）。 　　家が裕福で何不自由なく育ったためか、極めてワガママな性格。 　　早速番長グループに目を付けられ、ケンカをするハメに。　　一方、あまり裕福でなく、フライドチキン店を経営する母と高校生の弟との３人で暮らしている二十歳の大学生スワン（キム・ハヌル）。 　　家計と自身の学費捻出のために家庭教師のアルバイトに。 　　ですが、あまり我慢づよい性格でないためか、教え子の態度が悪いと事あるごとに辞めてしまうのです。 　　しかし、母から次に辞めたら親子の縁を切ると言われ、さらに「学費の足しになる」と母の知り合いである裕福な家の子息の家庭教師の話を半ば強制的に受けさせられてしまうのです。　　スワンがしぶしぶ向かった家庭教師の先…それがあのジフンの家。 　　そこで待ち受けていたのは、同じ年～２０歳～の生徒、ジフンでした。 　　ワガママ放題で真面目に勉強などする気の無いジフンと、一生懸命に勉強を教えようとするスワン…。 　 　　クォン・サンウが高校生？(この時、２７歳くらいですね)。 　　肉体自慢のクォン・サンウのボディが結構見られます。＾＾ 　　なかなか、面白い映画でした。

  2015年12月04日

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  私も花！

        韓国ドラマ「私も花！」。　　２０１１年放送。　　冴えない婦人警官がイケメンセレブと恋に落ちるラブコメディ。　　チャ・ボンソン(イ・ジア)は、鬱病の婦人警官。　　いつも不機嫌で性格が偏屈なため、同僚には煙たがられていて、友達もいないのです。　　中学生の時、両親が離婚し、以来、ずっと１人で暮らしてきたという不幸な生い立ちのせいで、形式的なことや偽善には嫌悪感を。　　でも、ピンクチキン(イ・ギグァン)というＫーＰＯＰの大ファンで、乙女チックな妄想に浸る意外な一面もあったり。 　　偶然に道端で出会ったジェヒ～出会いが最悪でしたが～を好きになっていくのです。 　　このドラマで、初めて見た女優さんでしたけど、ツンデレの雰囲気がなかなか良かったです。　　ソ・ジェヒ(ユン・シユン)は、高級アパレルショップ『ペルケ』の代表取締役。　　パク・ファヨンの助力でペルケを創業するのですが、表舞台に立つことを好まず、駐車係として就職して自社の現場にいます。 高級ペントハウスでファヨン親子と同居しているのですが、自分のミスでファヨンの夫が亡くなったことでファヨンに対して罪悪感を持っているのです。 　　３０歳前で、たった１０年で、財を築いたのですが、子供の頃交通事故で両親を亡くし、たった１人で生きて来たのでした。 　　「製パン王キム・タック」の次の作品でしょうね。 　　少し、大人びた感じがありました。 　　ユン・シユンさんは、現在兵役中ですね。 　　来年、復帰後の作品が楽しみです。 　　パク・ファヨン(ハン・ゴウン)は、セレブ御用達のアパレルショップ『ペルケ』の共同経営者。<　　父親の援助を受けて小さな衣料会社を引き受けた時にジェヒと出会い、ともに『ベルケ』を一流企業に育てあげたのです。 　　ジェヒの才能と情熱を評価しており、特別な感情も持っているよう。 　　韓国の女優さんはきれいな人だらけですが、この女優さんは、モデル出身で、お姉さんもミス・コリアということで、スタイルも抜群で、本当にきれいでした。　　パク・テファ(チョ・ミンギ)は、ボンソンを担当する心理カウンセラー。 　　父親はかなりの資産家で、ファヨンとはいとこ。心理学博士という堅い肩書きが似合わない変わり者。 　　チョ・ミンギさんって、「大風水」のような悪役か、「蒼のピアニスト」や、「一枝梅」のように気骨のある役のイメーじが強いのですが、今回のようなチャラ男？さんも、なかなかよかったです。　 　　それぞれが、「愛」を模索して、最後は、全員、「愛」を見つけ出しました。 　　韓国での視聴率は、いまひとつだったようですが、なかなか面白いドラマでした。

  2015年11月18日

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  夜警日誌

  　　韓国ドラマ「夜警日誌」。 　　２０１４年放送。　　「夜警日誌」は架空の朝鮮時代を舞台に、鬼神を退治する夜警隊の活躍を描いたファンタジーロマンス時代劇。　　自由奔放な不良王子とクールなエリート武官が、ヒロインを巡る恋や鬼神との戦いを経て成長していく物語。　　時は朝鮮時代です。 　　人間界の支配を目論む龍神族のサダム(キム・ソンホ)。 　　野望実現のために動き出しました。 　　平和だった漢陽は突如闇に包まれ、宮殿に隕石が落下。 　　宮殿の結界が破れるやいなや、悪霊たちは恵宗王の息子イ・リン王子(子役、キム・フィス)に襲いかかるのです。 　　リンの命を救うため、薬草を求めて白頭山に向かった恵宗王(チェ・ウォニョン)は、サダムの邪術によって暴君に変貌し、宮中では思わぬ悲劇が巻き起こります。　　それから１２年後。宮殿の外で気ままな遊び人に成長したリン（チョン・イル）は、幽霊が見えるという能力に悩まされていました。 　　リンに代わって王位に就いた異母兄キサン君(キム・ブンス)はサダムに操られ、道教の儀式を司る＜昭格署＞を再建。 　　リンは昭格署の責任者・提調に抜擢され、しぶしぶ宮殿に戻るのです。 　　キサン君に仕えていた武官のムソク（ユンホ）は、王命により、リンの護衛と監視を担うことに。 　　一方、１２年前に消えた姉を探して漢陽にやってきたマゴ族の巫女のトハ（コ・ソンヒ）。 　　出会いは最悪だったリンとトハでしたが、数々の危機をともに乗り越えるうちに惹かれ合っていくのです。 　　さて、夜警隊とは、先王の時代にあった鬼神と戦う組織。 　　先王が亡くなるとともに、消滅してしまったのですが、サダムの力が増す中、前夜警隊長サンホン(ユン・テヨン)と共に、鬼神を見ることができるリンと、なぜか王の忠臣ムソクが夜警隊を再結成するのです。 　　サダム役のキム・ソンオさんと、領議政役のイ・ジェヨンさんは、悪役の多い俳優さんですが、今回の役は極まった感がありましたね。 　　リン役のチョン・イルさんは、「太陽を抱く月」の時もそうでしたが、悲運の皇子役が合うみたい。 　　時々、見せる悪戯っ子ぽい笑顔がステキですが。 　　ユンホさんが演じたムソクは、超真面目、堅物剣士。 　　リンとの対比でよかったと思います。 　　そういえば、東方神起は、今月、入隊ですね、いってらっしゃい。

  2015年11月06日

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  君に捧げる初恋

  韓国映画「君に捧げる初恋」。　　２００３年公開。 　　イルメ（ソン・イェジン）とテイル（チャ・テヒョン）は、生まれてすぐテイルの 母の母乳を分け合って飲んで育った乳兄弟でした。 幼い時からひたすらイルメだけを愛してきたテイル。　　イルメの父ヨンダルは、テイルが通う釜山の慶南（キョンナム）高校で生物を教える指導主任の先生。 　　テイル(チャ・テヒョン)は知能指数１４８もあるのに、学校の成績はいつも最下位。　　 勉強はせずに問題ばかり起こし、イルメを妻にすると駄々をこねるテイルなんです。 ヨンダルはイルメと計略を組むのです。 全国３０万位のテイルが、全国３０００位の優等生になればイルメを与えると。　　テイルはイルメをもらえるという一念でひたすら毎日鼻血を出して勉強し、ついにソウル大に合格。 ですが、イルメを奪われたくないヨンダルは、テイルに再び司 法国家試験合格という条件を差し出すのです。 テイルはもう一度努力を尽くし、絶対不可能だだ ろうと思われていた司法試験に合格。　　そこでようやくヨンダルもテイルの努力に感動し、イルメとテイルの結婚を積極的に支援するようになってくれるのです。 しかし、司法試験合格祝賀パーティーでヨンダルが二人の結婚を発表しようとした瞬間、突然イルメが「自分は他の人と結婚する」と告白。 ……。 １２年も前の映画とはいえ、このころ、テヒョン君は、すでに、２０代後半。 ですが、高校生役は、なかなか可愛かったです。

  2015年10月22日

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  ＩＲＩＳ－アイリスー

  韓国ドラマ「ＩＲＩＳ－アイリスー」。　　２００９年放送。　　特殊部隊の隊員・キム・ヒョンジュン(イ・ビョンホン)は、軍部の命令で大学院へ通う最中、偶然出会った女性・チェ・スンヒ(キム・テヒ)に一目惚れ。 　　一方、ヒョンジュンの親友・チン・サウ(チョン・ジュノ)も地元の先輩からの紹介でスンヒと知り合い、彼女に一目惚れしてしまうのです。　　ある日、ヒョンジュンとサウは謎の男達に突如連行され、過酷なテストを受けることになるのですが、共に無事合格し、国家安全局（NSS）の要員として働くことになるのです。　　ある任務がきっかけでＮＳＳ副局長のペク・サン(キム・ヨンチョル)の裏切りによりヒョンジュンとサウが敵対し、サウは「アイリス」という秘密結社に入ることになります。 　　さらにはスンヒもアイリスに関係することになり、ヒョンジュンは「アイリス」の実体解明と陰謀を暴くこと、裏切り者サンへの復讐を誓うのです　　何かと話題の多いドラマで、製作費はナント約15億円。 　　日本やハンガリー、上海での長期海外ロケ。 　　冬の秋田でのシーンは、過酷なシーンもありましたが、本当に美しい映像でした。 　　 　　ドラマ後半で出てくる光化門での銃撃戦は、ソウル市の全面協力で光化門広場一帯を12時間統制して進行されたもので、映画やドラマを通して、初めて光化門広場での撮影が許可されたそうです。 　　確かに、ものすごく迫力のあるシーンでした。 　　日本語版での声優は、イ・ビョンホンを藤原竜也さん、キム・テヒを黒木メイサさん、チョン・ジュノを城田優さん、キム・ヨンチョルを松方弘樹さんがやっています。 　　最初から迫力のあるシーンの連続で～ブタペストの銃撃戦から始まります～、とても面白かったですが、一番印象に残ったのは、テロリストとなり、百貨店に立てこもったサウが銃撃されて亡くなるシーン。 　　サウ役のチョン・ジュノは、ラブコメで、ヒロインに翻弄されるちょっぴりたよりない役どころが多い俳優さんですが、今回の死に際のシーンは素晴らしく、圧巻でした。 　　こんな役も演じられるとは、さすが俳優さんです。 　　あんなに苦労したんだから、最後はハッピーエンドで終わって欲しかったですが、悲しすぎる結末でした。 

  2015年10月10日

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  エンジェルアイズ

        韓国ドラマ「エンジェルアイズ」。　　２０１４年放送。 救急隊員だった父を事故で亡くした成績優秀な高校生のドンジュ(カン・ハヌル)は早朝に母が作るお粥の配達をする毎日を送っていました。　　そんなドンジュは配達中に見かけるスワン(ナム・ジュヒョン)に恋をしていました。　　ある朝、交通事故に遭いそうになったスワンを救ったドンジュは、スワンが幼い頃に事故で視力を失ったことを知るのです。 この事故で母を失ったスワンでしたが、実は、この事故でスワンの母を助けようとして亡くなったのが、救急隊員であったドンジュの父でした。　　急接近した２人はデートを重ねるようになり、ドンジュはスワンに思いを伝え、交際をスタート。 　　幸せな日々を過ごしていたのですが、ある日ドンジュの母(キム・ヨジン)がひき逃げに遭い、帰らぬ人となってしまうのです。　　そんな時、角膜移植を待ち望んでいたスワンにドナーが現れ手術を受けることになるのですが、ドンジュはスワンの回復を待たずに病弱な妹の手術のためにアメリカに渡ってしまうのです。　　そして１２年後、医師となったドンジュ(イ・サンユン)は“ディラン・パク"として帰国。　　スワン(ク・ヘソン)に会いたい一心のドンジュは視力を回復し救急隊員として働くスワンと再会するのですが、彼女はドンジュに気づかない。 眼の見えない時に知り合ったので、スワンはドンジュの声しか知らないのですから。　　そしてスワンには、すでにジウン(キム・ジソク)という恋人がいたのです。 　　それでも、やはり２人は再開し、再び結ばれようとするのですが…。 　　実は、ドンジュの母のひき逃げ事故には、とんでもない事実が隠されていたのでした。 　　まあ、最後は当然ながら、ハッピーエンドでよかったですが。 　　今回、このドラマで一番驚いたのは、ドンジュの母役のキム・ヨジンさん。 　　「宮廷女官チャングムの誓い」では、チャングムの医術の師匠でしたし、「イサン」では、黒幕の貞純王后でしたので、ベテランで年齢も行っている女優さんかと思っていたのですが。 　　思っていたよりも若くて、今回は、気丈でありながら優しいお母さん役で、とてもステキでした。 　　ジウン役のキム・ジソクさんも、「清譚洞アリス」のデザイナー、タミー・ホン役の時よりも一途な青年役がさらによかったと思います。

  2015年10月04日

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  ママ～最後の贈りもの～

       韓国ドラマ「ママ～最後の贈りもの～」。　　２０１４年放送。 　　別れた恋人の子を身ごもったハン・スンヒ（ソン・ユナ）は、単身カナダへ。 　　シングルマザーとして、つらい日々を送りながらも、カナダで画家として成功をおさめます。 　　多大な財産を得、安定した矢先、末期の胃癌で、余命半年という宣告を受けてしまいます。 　　一人っきりになってしまう息子グル(ユン・チャンヨン)。 　　グルになんとかに家族を作ってやろうと。 　　そこで、昔の恋人テジュ（チョン・ジュノ）、グルの父親にたくそうと韓国へ戻ってくるのです。 　　偶然の出来事が重なり、スンヒとテジュの妻ジウン（ムン・ジョンヒ）とあいだには友情が生まれます。 　　過去のテジュとスンヒの関係が明らかになったりして、誤解と混乱が続きますが、最後には、やはり２人の友情は戻り、ジウンは、スンヒの息子のママになることを受け入れるのです。 　　父親役のチョン・ジュノは、こういう役はピッタリだったと思います。 　　 　　ジウンの義理の妹役のチェ・ソンヒョンには驚き。 　　最初は、誰かわかりませんでした。 　　「検事プリンセス」の時の地味～な検事役とは服装も性格も大違い。 　　さすが、女優さんです。 　　最後にスンヒと結婚するジソブの父役のイ・ヒド。 　　「トンイ」や「馬医」、「チャングムの誓い」にも出てましたね。 　　現代劇にも出るんですねえ～でびっくり。 　　テジュの上司のチェ・ジョンファン。 　　また、悪役でした。 　　この俳優さんのいい人役は、「キムチ～不朽の名作～」と、「ホジュン」くらいしか見たことないです。 　　ジウンは、実はタンゴダンサーになりたかったとのことで、アルゼンチンタンゴを踊る１シーンがありました。 　　お相手のされたプロの先生がとてもお上手で～左手のコントロールがすばらしく見惚れました。 　　などと、いろいろありましたが、とても、心温まる良いドラマでした。　

  2015年09月05日

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  清潭洞アリス

  韓国ドラマ「清潭洞アリス」。　　２０１２年、放送。　　平凡な女性が江南（カンナム）高級住宅街の清潭洞（チョンダムドン）の嫁になるプロジェクトを描いたラブコメディ。 何度も就活に失敗し、ファッション企業の契約社員として働くことになった努力家なヒロイン、ハン・セギョン(ムン・グニョン)。 貧しいがゆえに恋人と別れたばかり。 恋人は、ナムグン・ミンが演じましたけど、最初しか出てこなかったので残念。 GN衣料に最終合格し、嬉しい気持ちで初出勤しますが、実はビリで採用されたという話に衝撃を受けるのです、大学は次席で卒業し、デザインで賞なども数多くとっていたセギョンでしたから。 そして、仕事と言えば、ＧＮ衣料の社長夫人の使い走りばかり。 また、この社長夫人は、学生時代の犬猿の仲のユンジュ（ソ・イヒョン）だったのです。 ユンジュとは、最初こそ犬猿の仲なのですが、後半は、セギョンの指南役になってくれます。 ユンジュ役のソ・イヒョンさんは、きれいな女優さんですね。 スタイルも、ファッションもとてもステキでした。 放映当時も、ファッションリーダーとして人気が高く、ドラマで着用した洋服は売り切れてしまったとか。 セギョンは、会社の車で運転をしていく途中、事故に遭い、恋人を失った後、もう二度と女性は信じないと言いながらも、誰よりも無条件の愛を願うロマンチストな流通会社会長チャ・スンジョ(パク・シフ)に出会うのです。 ここから、２人の恋の始まり。 　　　　「不思議な国のアリス」からきたドラマタイトルでしょうか。 　　不思議な国は、清潭洞？ 　　アリスは、はたして夢から覚めるのか…。 　　おしゃれなドラマでしたけど、ちょっと、主人公のキャラクターがはっきりしないかな。 　　パク・シフさんと、ムン・グニョンさんというカップルも、ちょっとしっくりこなかったかな。 　　 　　さて清潭洞。 　　とてもラグジュアリーな空気が漂い、韓国のお金持ちが集う街。 　　そして、そんな人々に似合う高級ブティックやサロン、レストランが建ち並ぶ閑静な街。 　　さらに高級外車が当たり前のように行き交うところなんだそうです。 　　ちょっと、行ってみたいかな。

  2015年08月29日

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  ハローゴースト

  韓国映画「ハローゴースト」。　　２０１１年公開。　　生きる希望を失ったサンマン(チャ・テヒョン)は何度も自殺を図るのですが、なぜかいつもうまくいかないのです。 　　 　　ある日、川への投身自殺が失敗に終わり、病院のベッドで目覚めたサンマンはゴーストが見えるようになっていました。 　　目の前に現れたのは、ヘビースモーカーの太ったおじさん(コ・チャンソク)、泣き続ける女(チャン・ヨンナム)、看護婦のお尻をみてニヤニヤ顔のエロじじぃ(イ・ムンス)、ベッドで飛び跳ねるうるさい子供(チョン・ボグン)、といった一風変わった4人のゴースト。 　　無事に退院できたもののゴーストたちにとり憑かれ、死ぬに死ねないサンマンは霊媒師のところに行ってみます。 　　すると、彼らを成仏させるためには、それぞれがこの世でやり残した願い事を叶えてあげなくてはいけないといわれてしまいます。 　　やっかいですねえ。 　 　　仕方なくゴーストたちの望みを聞いていくことに。 　　１人目、エロじじぃゴーストの願いは、カメラを取り戻すこと。 　　２人目、食いしん坊ゴーストの願いは、アニメ映画を見ること。 　　３人目のヘビースモーカーゴーストの願いは、愛車を取り返してドライブすること。　　そして、最後の泣き女ゴーストの願いは、好きな人たちに食事を作ってあげること。　 　　エロじじぃゴーストの願いを叶えるべく病院を訪れたサンマンは、美しい看護婦ヨンス(カン・イェウォン)に出会い、一目惚れ。 　　サンマンは想いを告白するのですが、やがて、ヨンスとのふとした会話から、失われていた記憶に隠された思いもよらない幸せな真実にサンマンは気付くのです。 　　４人のゴーストたちは、サンマンを困らせるために憑りついていたのではなかったのですね。 　　最後に切ないストーリが明かされてますが、心温まる映画です。 　　やはり、テヒョン君の映画は楽しいです。

  2015年08月25日

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  宮ークン

  韓国ドラマ「宮ークン」。　　２００６年放送。　　「もしも韓国にまだ王朝があったら？」という斬新な設定の超人気少女漫画「らぶきょん -LOVE in 景福宮」が原作のこのドラマは、新人ばかりを起用したキャスティングで、放送前から大きな話題だったそうです。 　　確かに、主役の４人とも、若いですねえ。 　 　　芸術高校に通う平凡な女子高生チェギョン(ユン・ウネ)は、ある日、同じ学校に通う性格の悪～い皇太子・シン(チュ・ジフン)と結婚しなければならないという羽目になります。 　　先代皇帝とチェギョンの祖父(チェギョンの祖父は、先代皇帝の命の恩人らしい)とで、勝手に取り決めていた婚姻でした。 　　自由奔放で活発な性格のチェギョンは、皇室入りは、絶対にイヤだったのですが、借金に追われる家のため仕方なくシンと結婚。 　　厳しい規律にがんじがらめに縛られたチェギョン。 　　自由に友人とも会えず、窮屈で退屈な毎日。 　　でも、いつのまにか、女官や、教育係の恐～い尚宮なんかも自分のペースに巻き込んでます。 　　しかし、家族に会えずになれない宮廷で過ごすチェギョンは、次第に夫であるシンに惹かれていきます。 　　シンはクールな性格のようだけど、本当は子供の頃から皇太子という重責に耐えてきたのですね。 　　そんなある日、皇位継承第２位のユル(キム・ジョンフン)が現れます。 　　優しい性格で、常にチェギョンになにかと心を配ってくれます。 　　しかし、ここで問題が。 　　本当は、長男であったユルの父が皇帝になるはずで、ユルは皇太子になるはずでしたが、父の急死のため、次男であったシンの父が皇位を継承したのでした。 　　チェギョンに惹かれていくユルは、本当は、皇太子妃であるチェギョンは、自分の妻になるはずだったとの思いが強くなります。 　　そこに、韓ドラらしい悪女の登場。 　　本当は、皇后になるはずだったユルの母。 　　ユルを皇位に付けようと、画策を始めます。 　　一方、シンには、内緒で付き合っていたヒョリン（ソン・ジヒョ)というガールフレンドがいました。 　　結婚前にプロポーズしたのですが、バレリーナとして成功したいと断わられていたのでした。 　　もし、今でも韓国に皇室があったら、ステキだろうなあ～と楽しく想像させてくれるドラマでした。 　　「マイ・プリンセス」よりも、さらに豪華なドラマのように思いましたが、架空の韓国皇室を再現したセットは、家具や小物まで加えると約50億ウォン(約５億円？！)にも上るという超豪華なセットだったそうです。 　　確かに、見ごたえがありました。

  2015年08月10日

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  奇皇后　　～二つの愛　涙の誓い～

        韓国ドラマ「奇皇后」。　　２０１３年放送。　　このドラマは14世紀中期、高麗から「貢女」として元に入り、順帝の皇后となった奇皇后の生涯を描いた作品。 　　実在した人物ではありますが、その生涯は不明の部分が多いため、物語は登場人物を含めて史実の他、多数の創作を交えて構成されているそうです。 　　 14世紀。高麗の少女ヤン(ハ・ジウォン)は元への貢ぎ物・貢女(こんにょ)として、母や多くの女達と共に連れ去られる途中、人質として同行していた高麗の世子ワン・ユ(チュ・ジンモ)の助けで逃亡しました。 　　しかし、ヤンの母は追ってきた元の将軍・タンギセ(キム・ジョンヒョン)に殺害され、他の者もほとんどが皆殺しにされてしまうのです。 　　逃げ延びたヤンは身を隠すため、少年を装い「スンニャン」と名乗り、ワン・ユの叔父で、瀋陽地域一帯を治める瀋陽王ワン・ゴ(イ・ジェヨン)に仕えるのです。 　　男装は、ハ・ジウォンの見せ所ですね。 　　１３年後、成長したスンニャンは弓の名手となり、ならず者たちを率いていました。 　　その頃、ワン・ユは高麗王の座を狙うワン・ゴの密貿易の証拠をつかもうとしていて、ワン・ユは、調査中に偶然知り合ったスンニャンに対し、男だと思いつつもなぜか魅かれるものを感じるのでした。 　　一方、元の皇太子タファン(チ・チャンウク)が高麗に流罪となり、元を牛耳る丞相ヨンチョル(チョン・グクファン)は、そこでタファンを暗殺する計画でした。　　 　　高麗の兵士となっていたスンニャンはタファンの護衛を担当することになるのです。 　　そして、運命のめぐり合わせで、スンニャンは、高麗の女性でありながら、元の皇后にまでなるのです。 　　やはり、高麗の王役のチュ・ジンモさんがステキでした。＾＾

  2015年08月05日

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  ビッグ・スウィンドル!

        韓国映画「ビッグ・スウィンドル」　　２００４年公開。　　韓国銀行から詐欺で50億ウォンが盗まれます。　 犯人グループのうち1人は遺体で発見され、1人は逃亡中に車ごと転落死、１人は負傷して逮捕、１人は賭博場でつかまり、残りの１人は行方不明。 転落死したのはチェ・チャンヒョク（パク・シニャン）。 サギの常習犯として１年半服役し１ヶ月前に出所したばかり。 チャンヒョクは刑務所から出所すると、大御所“キム先生”(ペク・ユンシク)のもとを訪ね、韓国銀行から５０億ウォンを横領するという大仕事を持ちかけるのです。 出所したばかりなのに…。 　 先生の呼びかけのもとに集まったクセ者ぞろいのスゴ腕５人衆。 緻密な筋書きの天才で二枚舌のチャンヒョク。 詐欺業界のゴットファーザー・キム先生。 博識で口先から生まれたようなオルメ(イ・ムンシク)。 ねらった女は百発百中の女キラー・ツバメ(パク・ウォンサン)。 そして職人技というべき偽造技術をもつガソリン(キム・サンホ)。 この５人の見事な仕掛けで５０億強奪に成功！　　しかし謎の通報により５人は追われる身となり、金はどこかに消えてしまうのです。 ここで登場する謎の女、キム先生と同居していたソ・インギョン(ヨム・ジョンア)。 通報したのは、どうも、この女性らしい。 転落死したチェ・チャンヒョクには、古本屋を営むが実は小説家の兄がいて、チェ・チャンヒョクにそっくり。(ここは、２役なので当然ですが。)　　このへんも、なんとなく怪しい。 ５人の関係が面白く絡みあい、最後は、まあ、そうなるだろうなあ～という結末でしたが、詐欺の手口などが、豪快で、面白い映画でした。

  2015年07月30日

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  逆転の女王

  　　韓国ドラマ「逆転の女王」。　　２０１０年放送。　　性格が悪く、胎児のころから彼氏いない歴を更新し続ける強者、ファン・テヒ(キム・ナムジュ)は、クイーンズ(化粧品会社)の開発チームチーフで、 高額年俸に、マンションまで所有する優雅な独身娘～３０代半ばのようですが～。　　ですが、本当の夢は愛する男と出会って楽しい家庭を築くこらしい。 　　同じチームに配属された母親の友達の息子ポン・ジュンス(チョン・ジュノ)を計画的に口説いて結婚。 　　そのことが原因でハン常務(ハ・ユミ)に嫌われ会社を追われてしまいます。 　　ハン常務は、女性初の役員になった伝説的な人物、家族も友達もなく、仕事と野心に命をかける女性。 　　なので、可愛がっていたテヒが結婚することになると、とてつもない裏切りだと感じ、冷たくテヒを捨てるのです。　　５年後、ハン常務の妨害により、就職できなかったテヒは、平凡な主婦として、家庭と子育てにいそしんできたのですが、夫まで会社を解雇され、再び働くことに。 　　なんとか、クイーンズに契約社員として入社。 　　そこで、構造改革本部長であり、財閥の御曹司～ですが、庶子～、ク・ヨンシク(パク・シフ)に出会います。 　　展開がよく面白いドラマでした。 　　ヒロインのキム・ナムジュさんは、ラブコメの女王。 　　キム・スンウさんの実際の奥さんですね。 　　かなり気が強そうで、それでいて、時々みせる女性としての可愛い雰囲気がいいですね。 　　夫役のチョン・ジュノさんは、私は、コメディーしか見ていないのですが、結構シブイ役者さんのよう。 　　始めは、かなりのダメ夫でしたが、だんだんカッコイイ男性になってきました。 　　パク・シフさんのドラマは、久しぶりに見ました。 　　現代劇ドラマが、「家門の栄光」、「検事プリンセス」と続いての今作でしたので、のってきた感じでしたね。 　　あいかわらず、美しい。！！

  2015年07月09日

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  製パン王　キム・タック

  韓国ドラマ「製パン王　キム・タック」。　　２０１０年放送。 　　主人公タックの成長と共に、１９７０年代から２０００年位までを時代背景に繰り広げる人間ドラマ。　　韓国では、回を追うごとに視聴率急上昇、韓国ドラマ史上５位を記録するヒットとなった作品です。 。　　大手製パン会社会長(チョン・グァンリョル)の息子として生まれたのですが、母(チョン・ミソン)が使用人の身分だったため、本妻(チョン・イナ)にうとまれ～殺されそうになったりします～、母と２人で貧しい環境でありながらも前向きに育つキム・タック(ユン・シユン)。 　　父との偶然の再会がきっかけで一旦母と別れ父の元に戻されるのですが、相続問題でタックを敵視する者たちに追い出され、そして、目の前で母親をさらわれ、母の捜索のためにひとり生きてゆくタック。 　　その時、タックは、まだ１２歳。 　　父親の遺伝子を受け継ぎパンが大好きなタックは驚異的な嗅覚を持ち、母を捜しながら生きていく中で、製パンの世界で師匠(チャン・ハンソン)に出会い、パン作りの才能を見出され、頭角を現していくのです。 　　そしてパン職人の道を歩み始めたタックは、持ち前の常に前向きで絶対にあきらめない性格を武器に、周囲の人間を惹き付け仲間を増やしながら、成長し幸せを掴んでいくのです。 　　どろどろとした人間関係もありますが、最後に爽やかさの残る結末。 　　パン作りのシーンもかなりあり、宣伝どおり、見ていると、おいしいパンが食べたくなります。

  2015年06月24日

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  大風水

  韓国ドラマ「大風水」。 　　２０１２年放送。 　　時は高麗時代末期、３１代王・コンミン王(リュ・テジョン)の時代。 　　高麗は元の支配下にあり、国運は衰退していました。 　　国巫（クンム・高麗国の最高の巫女、オ・ヒョンギョン）は、国家の再興のために書雲観の風水師・トンニュン(チェ・ジェウン)に紫微垣局（しびえんきょく、吉祥の地）を探し当てるように命じるのです。 　　そして紫微垣局を探し当てたトンニュンでしたが、ある啓示を受けたことにより場所を明かそうとせず、国巫の手により１０年ものあいだ幽閉されてしまうのです。 　　１０年後、トンニュンは王族の娘ヨンジ(イ・ジン)とともに追われる身となるのですが、すでにトンニュンの子を宿していたヨンジは、お腹の子を守るために権力者である文官のイ・イニム(チョ・ミンギ)と結婚する道を選ぶのです。 　　そして、秘密裏に出産した息子チサンをトンニュンに託し、自分はイニムの愛人(実は国巫～神聖なる巫女は、男性と関係を持ってはいけないはずですが～)の息子ジョングンを育てることに…。 　 　　月日は流れ、父と同じく風水師となったチサン（チソン）は武将のイ・ソンゲ（チ・ジニ）から指導者になる相を見て、彼を新しい国王に導くことを決意。 　　ライバルのジョングン（ソン・チャンウィ）との対立を経て、イ・ソンゲを王にし、新しい国家を造るために奮闘していきます。 　　風水という観点から、高麗の滅亡と朝鮮王朝の建国を描いた作品なので、見たかったドラマでした。。 　　実際に朝鮮王朝の首都となる漢陽（ハニャン／今のソウル）の造営には風水が深く関わっていたそうですが…、日本の京都や江戸もそうですね。 　　ストーリー展開も、それなりに面白かったですが、やはり、出演者がよかったと思います。 　　高麗の王役のリュ・テジョンさんは、ほんとステキだし、イ・ソンゲのチ・ジニさんは、やはり、王の役があっていますね。 　　ジョングン役のソン・チャンウィさんは、「イ・サン」では、イ・サンの右腕ともいえる、官吏で、なかなかユニークな人物像でしたけれど、今回は、悲劇的な役どころでした。 　　チサンの師の娘で恋人であるユン・ヘインは、キム・ソヨンさんが演じました。時代劇は初めてみました。 　　イ・ソンゲの頭脳役ともいえるチョン・ドジョンを演じたペク・スンヒョンさんは、脇でよく出てくる役者さんですが、～萬斎さんに似ているんですよね～いつも、チョイ悪い役ばかりなので、今回は～と思ったのですが、 やはり、残念でした。 　　ドラマには、出てこないけれど、イ・ソンゲの第二夫人側についちゃったから、あとで、イ・バンウォン(朝鮮王朝三代太宗)に殺されちゃうんでしょうね。

  2015年06月18日

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  猟奇的な彼女

        韓国映画「猟奇的な彼女」。　　２００１年公開。 　　韓国で１９９９年８月からパソコン通信「ナウヌリ (nownuri)」に連載されたネット小説で、強引な彼女に振り回される男を主人公にしたこの話が若い世代の反響を呼び、映画化されました。　　兵役が終わって復学したナンパ大学生の「僕」(チャ・テヒョン)。 　　ひょんなことから出会った「彼女」(チョン・ジヒョン)は最強でした。 　　老人に席を譲らなければどつき、援助交際らしきカップルに文句をつけ、口ぐせは「ぶっ殺されたい？」。 　　僕は彼女に振り回されてどつかれて、体はいつも傷だらけ。 　　彼女には裏事情もあり、実は前カレとの悲しい別れが原因で性格がDV体質になってしまったよう。 　　根は本当は優しい良い子であるのがわかって、僕はそれを受け止めるようと頑張るのです。　　チャ・テヒョンの代表作。 　　優しくて、ちょっぴりかわいそうな役どころは、やはり、ピッタリ。 　　チョン・ジヒョンは、クールでかっこいい女性の役が合いますね。 　　続編の「猟奇的な彼女２」が、韓中合作で、今年公開予定ですね。 　　楽しみです。     日本でも、２００８年では、草なぎ剛さんと、田中麗奈さんで、リメイクされました。

  2015年06月08日

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  グッドバッドウィアード

  韓国映画「グッドバッドウィアード～良い奴、悪い奴、変な奴～」。　　２００８年公開。この年の最高の興行収益を獲得した映画。　　大日本帝国が朝鮮を統治する激動の時代、満州鉄道の列車を襲って見つけた地図を独占するため、それぞれの信念で生き抜いている朝鮮の風雲児、３人の男達が運命のように出会います。　　金の為なら誰でも殺る懸賞金狩人（マネーハンター、賞金稼ぎ）のパク・トウォン＝良い奴(チョン・ウソン)。 　　どうして、賞金稼ぎなのに良い奴なのかな？イケメンだから？ 　　確かに、インディ・ジョーンズみたいでかっこいいです。 　　人の上に立たなければ気が済まないプライド高き馬賊団の首領パク・チャンイ＝悪い奴(イ・ビョンホン)。 　　馬上はもちろん、どんな過酷な場面でも、なぜか常にスーツ姿。 　　 　　踏みにじられても反発する雑草のような生命力を持った列車強盗犯のユン・テグ＝変な奴(ソン・ガンホ)。 　　へんな奴は、やっぱりソン・ガンホしかいないでしょう。 　　　 　　３人は互いの正体を知らぬまま地図を追い求め大陸を駆け回るのです。 　　さらに、地図の正体の推測が交錯する中、大日本帝国陸軍と、大日本帝国軍による大陸横断列車の建設予定地だとして追う朝鮮独立軍や、三国派の馬賊団まで地図を手中に収めようと大混戦に。 　　果たして最後の勝者は…。 　　この映画は、主演に人気俳優３人を起用したうえに、２００８年時点で韓国映画史上最高と言われる制作費を投じて作られたそうです。　　主要シーンは中国北部で撮影され、撮影に使用された銃器の数はナント、２００丁、使用した空砲弾は３万発。 　　しかも、CGなし、スタントマンなしの、俳優自身によるほぼ100％のリアルアクション撮影だったそうです。 　　確かに、迫力満点の映画でした。 　　ただ、せっかくの美しいイ・ビョンホンが汚れ役で…そこがちょっと残念！

  2015年05月24日

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  パリの恋人

  韓国ドラマ「パリの恋人」。　　２００４年放送。　　アルバイトをしながらパリで語学学校に通うテヨン(キム・ジョンウン)。 　　ある日バイトをクビになり、大財閥の御曹司の家で家政婦をすることになるのです。 　　その御曹司とは、政略結婚と離婚を経験しただけで、恋をすることなく歳を重ねてしまったギジュ(パク・シニャン)。 　　やがて惹かれあう２人でしたが、ギジュを兄と慕うスヒョン(イ・ドンゴン)もテヨンを愛するようになり、３人の関係が複雑に・・・。　　キム・ジョンウンと、ベテラン俳優パク・シニャンが手を組み、平均視聴率40％以上、最終回は57.4％という驚異の大ヒットを飛ばしたドラマ。 　　韓国の視聴率ランキング(２０００年以降)で歴代３位。 　　１位と２位は、王朝物のドラマなので、現代劇では、トップで、いまだにその順位は変わっていません。 　　１０年ぶりに、再び見たのですが、やはり、とても面白かったです。 　　主役２人の掛け合いが、何とも言えず、最高です。

  2015年05月01日

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  第３病院～恋のカルテ～

        韓国ドラマ「第３病院～恋のカルテ～」。　　２０１２年放送。　　国で初めて西洋医学と韓医学の協力診察システムを全面的に導入した国立ソハン病院が設立されることになりました。 　　常に反発しあってきた西洋医学と韓医学がコラボできたら、すごいことでしょうけれど。 　　この病院の要となる２人の医師。 　　神の手を持つと言われる高名な医師キム・ハユン(パク・クニョン)の息子で、優れた技術を持つ神経外科医ドゥヒョン(キム・スンウ)。 　　そして、ホジュンの再来とも言われる韓方医のスンヒョン(オ・ジホ)。 　 　実はこの２人、ドゥヒョンとスンヒョンは異母兄弟なんですね。 　ですが、幼少時から互いに葛藤を抱え、10年前のある事件以来、絶縁状態だったのです。 　病棟で再会した二人は、治療方針の違いからさっそくいがみ合い、もともと医療に対する考え方が根本的に違う西洋医学チームと韓医学チームは、協力どころかことあるごとに対立を深めていくのです。　　そんななか、漢方医を父にもつドゥヒョンの弟子ヘイン(キム・ミンジョン)は、最悪の出会から衝突ばかりしていた韓方医スンヒョンが、鍼一つで患者の病状を劇的に改善していく様子に目を見張るのでした。　　そんなとき、ドイツに音楽留学していたヴィオラ奏者のウィジン(チェ・スヨン)が帰国。 　　高校時代からスンヒョンを一途に愛するウィジンでしたが、スンヒョンはウィジンを妹のようにしか見ない。　　このウィジンに、恐ろしい脳腫瘍が。 　　西洋医学と韓医学が理解しあう日。 　　実際には、むずかしいのでしょうが、ドラマでは、これから、西洋医学と韓医学が協力しあい、双方の技術を足して２ではなく、３倍の効果がでるような道を目指したい～それが第３病院らしい～ということで終わります。 　　なかなか見ごたえのあるドラマでした。 

  2015年04月23日

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  チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス

        韓国映画「チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス」。　　２００３年公開。　　クリスマスの時期でもないんですが、テヒョン君の映画なので見ました。　　温泉で有名な村ユソン(儒城)の新米警察官ビョンギ（チャ・テヒョン）は、幼い頃、1年のうちクリスマスだけが温泉に入れる日だったことから、クリスマスに特別な思い入れを持っています。 　　ボウリング場従業員ミンギョン（キム・ソナ）は、クリスマスの度に失恋するというジンクスを持つ女性。 　　そんなミンギョンとなんとかクリスマスまでに両思いになりたいと願うビョンギでしたが、そんな彼をことごとく邪魔するのがやくざのサンドゥ（パク・ヨンギュ）。 　　彼は、クリスマスを常に刑務所で過ごしてきた温泉組の親分。 　　そんな彼がふとしたことから、ミンギョンに一目ぼれし、今年こそは幸福なクリスマスを、と願っています。 　　しかし、幼い頃、サンドゥに"鶏を投げ込めば水炊きになる～ほどの熱い温泉に叩き込まれた過去を持つビョンギにとって、サンドゥはまさに天敵仇敵。 　　果たして、３人の行方は～。 　　テヒョン君らしいドタバタクリスマスでそれなりに楽しめる映画です。

  2015年04月12日

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  ミス・リプリー

  韓国ドラマ「ミス・リプリー」。　　２０１１年放送。　　パトリシア・ハイスミス原作の映画「太陽がいっぱい」（The Talented Mr. Ripley）の主人公の名“リプリー”からタイトルをとり、韓国で実際にあった「シン・ジョンア学歴詐称事件」をモチーフにし、貧しく虐げられて育ったヒロイン（チャン・ミリ）が、生きるために手段を選ばず人を巧みに騙しながらのし上がっていく恋愛劇になっています。 　　幼い頃、母親に捨てられ、父親を亡くしたチャン・ミリ（イ・ダヘ）は日本に養子に出されたのですが、養父の借金のために水商売で働く辛い日々を送っていました。 　　福岡の中洲で、売れッ子のホステスでした。 　　ようやく借金を返して韓国に戻ったミリでしたが、コネも学歴もない彼女が仕事に就くことは難しかったのです。 　　滞在ビザが切れる直前、韓国随一のホテルであるホテルaの総支配人チャン・ミョンフン（キム・スンウ）と出会った彼女は、仕事を得るために"自分は東大出身だ"と嘘をついてしまうのです。 　　一つの嘘をきっかけに、次々と嘘を重ねて成功していくミリ。 　　しかし、国際的企業のモンドグループの御曹司ソン・ユヒョン（ユチョン）と出会い、はじめて心から人を好きになるのです。 　　そして、自分を捨てた実の母との思わぬ出会いが。  　　結構、日本が出てきたドラマでした。 　　チャン・ミリは、学歴詐称で東大出と嘘をつきますが、モンドグループの御曹司ソン・ユヒョン（ユチョン）も、東大卒、お母さんは日本人。 　　そして、ミリの友人で同じく施設で育ったムン・ヒジュ(カン・ヘジョン)も東大の建築学科卒になっています。 　　日本人でも入試には難関の東大ですが、韓国でも、かなり有利な学歴になるのですね。 　　日本に養子だされたチャン・ミリが養父母にイジメられて苦労するシーン。 　　大きな盥に布団を入れて足で踏んで洗わされています。 　　韓国ドラマでは、よく出てくるけど、日本だとあんまりないですね。 　　大きな布団だってランドリーで洗えるし。 　　お父さんは、袴のようなものを履いているし、お母さんも、浴衣のような？着物姿。 　　２０年くらい前のシーンとはいえ、かなり微妙な気がしました。 　　外国から見ると、まだまだ日本はこんなイメージかしら。 　　　　ユチョンの２作目ドラマ。 　　共演には「ホテリア」のキム・スンウ。渋い！ 　　チャン・ミリ役は、「チュノ～推奴」のイ・ダヘ、 　　そして映画「トンマッコルへようこそ」で可愛かったカン・ヘジョン。 　　なかなか面白いドラマでした。

  2015年03月29日

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  過速スキャンダル

  韓国映画 「過速スキャンダル」。 　　２００８年に韓国で公開され、８３０万人を動員し、韓国ラブコメディー部門興行成績で１位を記録するなど大ヒットした映画です。 　　主演は、「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョン。 　　共演者として新人のパク・ボヨン。 　　また、オーディションの激戦を勝ち抜いてきた新人ワン・ソクヒョンが子役として登場。とても、可愛いです。 　　かつて人気アイドルで、現在は人気ラジオDJとして活躍しているナム･ヒョンス(チャ・テヒョン)は、独身を謳歌していました。 　　そんな彼の前に、毎日欠かさずメッセージを送ってくるリスナー、ファン･ジョンナム（パク･ボヨン）が、ある日突然現れます。 　　そして、ヒョンスがスピードオーバー（韓国では“できちゃった婚”などを意味する）をして作った実の娘だと言い出したのです。しかも小さな自分の子供まで連れて…。 　　３６歳のヒョンスに娘と孫？ 　　でも、これは現実でした。 　　中学の卒業時に初恋の女性と結ばれ、彼の知らない所で娘が生まれていて、そしてその娘も中学の時の同級生と結ばれて、息子ができて。 　　…と、順調に？娘と孫ができたのでした。 　　家はもちろん、ヒョンスの職場にまで追いかけてくるストーカーのようなジョンナム。 　　彼女の出現で「パーフェクト」だったヒョンスの人生が音を立てて崩れはじめるのです。 　　スキャンダルの匂いを嗅ぎつけた芸能記者がちらほら。 　 　　スキャンダルが過速するのですから、愛憎劇のような気もしますが、そこは、やはりテヒョン君が演じるので、心暖かくそして、明るく楽しい家族のドタバタ劇になっています。 　　 　　歌のオーディションに挑戦する娘役のパク･ボヨンの歌唱力も素晴らしいですし、子役のワン・ソクヒョンは、おちゃめでホントに可愛い。 　　最後まで楽しく見られる映画です。

  2015年03月26日

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  いつか楽園で！～皇太子の初恋～

        韓国ドラマ「いつか楽園で！～皇太子の初恋～」。 　　２００４年放送。 　　ユビン(ソン・ユリ)は、何があってもくじけずいつも明るく元気な女性。 　　短大を卒業してから、３年も経つのに、なかなか希望の職につけずに、、現在はサンドウィッチ屋で働いてます。 　　将来は海外リゾートで、G.O.(Gentle Organizer)として働くのが夢なのですが、現実は配達先で目にするスンヒョン(キム・ナムジン)～勝手につけたあだ名はバッドマン　、いつもシャープな黒いスーツだから？～という男性を眺めることが、唯一の幸せ。 　　ある日、購入した指輪の抽選で北海道旅行に当選したユビンは、そこでコンヒ(チャ・テヒョン)という財閥の御曹司に出会います。 　　ユビンはひょんなことから彼の誕生パーティーに招かれるのですが、ふとしたことから、日本人女性「アサコ」になりすまして出席します。 　　ソン・ユリの振袖姿は、とても綺麗でしたけど、ここから、話がややこしくなります。 　　韓国へ戻り、紆余曲折の末、スンヒョンの秘書として一流企業で働くことになったユビン。 　　しかし、コンヒとソウルで再会したことによって、ユビンは数々の困難に遭うハメに…。 　　『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンが、わがままで傲慢な御曹司を演じています。 　　また相手役には韓国で大人気のアイドルグループ＜Fin.K.L＞の一人ソン・ユリ。 　　雪の北海道から始まり、『いつか楽園で！』の題名どおり、バリやタヒチが舞台となり、美しい楽園の風景が楽しめるドラマでした。 　　放映時は、いろいろと物議をかもし出し、視聴率もいまいちだったようですが、とりあえず、テヒョン君のボンボンぶりが楽しめるドラマでした。

  2015年02月26日

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  ちょっと、お疲れ～！

  　　昨日の「めざましテレビ」の星座占い 牡羊座　　「ダウン寸前！楽しい事を見つけて気分転換を」　 　　でした。　　確かに、また、右目が腫れてきています。　　疲れがピークに達すると、目がお岩さんになるのは子供の頃から。 　　まだ、仕事が残っているので、帰宅は午後１１時を過ぎるとは思いますが、　　帰ってから、また、(チャ・テヒョン)のドラマは、見て寝よう。　　最近、　彼を顔を見ると、ほっとします。　　癒し系の俳優さんですね。 

  2015年02月17日

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  覆面ダルホ

        韓国映画「覆面ダルホ」。　　２００７年公開。 　　　１９９７年に公開された日本映画『シャ乱Qの演歌の花道』(滝田洋二郎監督、斉藤ひろし原作・脚本、つんく主演)のリメイク版。　　地方のナイトクラブで歌っていたメジャーデビューを目指すロックボーカリストのポン・ダルホ(チャ・テヒョン)。 　　彼の才能に気づいた「大声企画」のチャン社長(イム・チェム)は、歌手デビューさせると誘いダルホと契約を結ぶのです。 　　しかし、それはトロット（韓国演歌）歌手としてデビューさせるという契約でした。 　　そして、ダルホのトロット（韓国演歌）歌手としての厳しいトレーニングが始まるのです。 　　ようやく、舞台で歌えることになったダルホ。 　　しかし、そこで、昔の仲間にあいそうになったダルホは、プロレスラーの面をかぶり舞台へ。 　　それがうけて、一躍、覆面演歌歌手としてスターに。 　　ロック歌手になりたかったダルホは、トロット(演歌)を歌うのが恥ずかしくて、覆面を被っていたのですが、ある日、覆面を取り去ります。 　　主役のダルホを演じたチャ・テヒョンは、歌がとてもうまくて、演歌も聴きごたえあります。 　　最後のシ－ンで、演歌バージョンから、アップテンポにアレンジを変え、激しい振付で歌い踊るテヒョン君は、超かっこいいです。

  2015年02月17日

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  総合病院２

  　　韓国ドラマ「総合病院２」。　　２００８年放送。　　１９９４年に韓国で放送され、メディカルドラマの先駆けとして大ヒットした『総合病院』の14年ぶり続編。　　ある"復讐のために"医療訴訟弁護士を目指し、そのステップとして医者になった無鉄砲な女性チョン・ハユン。 　　「パリの恋人」のキム・ジョンウンが演じています。 　　ドラマ内の設定とはいえ、医師の資格も、司法試験もパスしたなんてすごい女性ですね。 　　思わず、パトリシア・コーンウェルの「検視官」シリーズのケイ・スカーペッタを思い出しました。 　　最初は、その特異な目的のため、周囲と剃りあわず孤立していたのですが、周囲に見守られながら、次第に医者としての道を歩みだします。 　　患者を思う心は誰よりも熱いが成績は万年最下位、トラブル連発のドジなチェ・ジンサン。 　　「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョン。彼は、ちょっぴり？かなりドジな？でそれでいて優しいこういう役があいますね。 　　そして優等生のペク・ヒョヌ(リュ・ジン)は、３人とも外科レジデント1年。　　ともに日々激務に励んでいます。 　　そんな彼らを厳しく指導するのは先輩ベテラン医師、患者第一の温情派医師キム・ドフン(イ・ジェリョン)と常に冷静沈着なスター医師のハン・ギテ(イ・ジョンオン)は対照的で、彼らのよき目標であり指針となっていたのです。 　　手術のシーンなども数多く出てきますが、とてもリアルに描かれていて、面白かったです。

  2015年02月05日

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  ホジュン～伝説の心医

        韓国ドラマ「ホジュン～伝説の心医」。　　２０１３年放送。　　１９９９年に放送された「ホジュン～宮廷医官への道～」のリメイク版です。　　　　軍官の父に憧れて育ったジュン(キム・ジュヒョク)は聡明な少年でしたが、やがて身分の低い側室の母(コ・ドゥシム)から生まれた庶子の自分が望み通りに生きるのは難しいと悟るのです。 　　この時代、庶子は、全く出世できなかったようです。 　　成長後、自暴自棄な生活をするジュンは密貿易に手を出して捕まり、父の配慮で遥か南の地・山陰（サヌム）へ母と逃げることに。 　　同じ頃、ジュンは、父が謀反の疑いをかけられて追われた両班の娘ダヒ(パク・ウンビン)と運命的な出会いをしていました。 　　ダヒと生きる決心をして共に旅立つのですが、途中彼女の身分回復を知らされ、身分違いの結婚はできないと彼女を置いて母と二人山陰にやってきます。 　　身分違いの結婚は、重罪。まして、両班と奴婢ですから、とんでもない。 　　そこで名医と名高いユ・ウィテ(ペク・ユンシク)を知り、彼に弟子入りを志願。 　　厳しい師の下で懸命に学ぶジュンは、ウィテの養女で医術を学んだイェジン(パク・ジニ)になにかと助けられるのです。 　　医者が使い分けるべき水が３３種類もあることをジュンに教えてくれたのはイェジンでした。 　　イェジンに想いを寄せるウィテの息子ドジ(ナンミン・グン)は、ウィテに目をかけられ腕を上げていくジュンを疎ましく思うのです。 　　ウィテ息子のドジに「心医」になってほしいと願うのですが、ドジは内医院(ネイオン)に入って御医(オイ)になるという出世欲を抱いているのです。 　　ウィテも、いい男なんですが…。 　　間もなく山陰まで追ってきたダヒと再会し結婚したジュンは、妻や母に-支えられながら「心医」を目指して邁進していくのですがその道は険しく、様々な苦難に満ちていました…。 　　ホジュン(許浚)は、実在の朝鮮王朝の医者で、後の東洋医学に大きな影響を残した。『東医宝鑑』という医学書を完成させました。 　　第１４第宣祖(ヨンジョ)と、第１５代の光海君(カンフェグン)に仕えました。 　　ということは、秀吉の朝鮮出兵の文禄の役なども、王の義州逃避行にもついて行かねばならなかったのですね。 　　ドラマでは、その時、宮廷に残された膨大な医学書をなんとか運び出そうと苦心惨憺でした。 　　７６歳という(ドラマでは、疫病で亡くなったので、もう少し若かったようでしたが)当時では高齢で亡くなりましたが、素晴らしい功績を残し、なによりも、光海君の廃位の前に天寿を全うできてよかったのはないかと思いました。 　　よいドラマでした。

  2015年01月30日

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  屋根部屋の皇太子

        韓国ドラマ「屋根部屋の皇太子」。　　２０１２年放送。　　「JYJ」ユチョン主演のファンタジーラブストーリー。 　　朝鮮時代の皇太子で現代にタイムスリップしてくる主人公イ・ガク役を演じています。 　　ドラマ「パダムパダム」や「イサン」のハン・ジミンがヒロイン、パク・ハを。　　ある夜、皇太子イ・ガク（ユチョン）は皇太子妃が池で溺れ、亡くなっているのを発見。 　　イ・ガクは王妃が殺害されたことを確信し、罪人を探し出すことを誓うのですが、他の臣下らは殺人事件が起きたのではなく王妃のミスでこのようなことが起きたのだと思っています。 　　深夜、暗い所で、誤って池に落ちたのだと。 　　皇太子イ・ガクはこの事件を暴くためにソン・マンボ（イ・ミノ）、ト・チサン（チェ・ウシク）、ウ・ヨンスル（チョン・ソクウォン）ら訳あり３人を特別採用。 　　妃が亡くなった日、目撃した者がいるという話にイ・ガクと３人はその者の居場所に駆け付けるのですが、その場で刺客に追いかけられて絶壁へ。 　　一方、幼いころ、家族と離れ、アメリカで育ったパク・ハ（ハン・ジミン）は、父に会うために韓国に戻ったのですが、間に合ったのは父の葬式でした。 　　それでも、持ち前の根性と明るさで市場で働きながら屋根裏部屋で暮らしていました。 　　そんなパク・ハの屋根部屋に皇太子と３人の臣下が、突然タイムスリップ。 　　実は、ハク・パは、イ・ガクの皇太子妃の妹プヨンの生まれ変わりだったのです。 　　そして、姉の皇太子妃も現代に生まれ変わっており、やはり、パク・ハの姉だったのです。 　　なぜイガクが現代にきたのか。 　　皇太子、皇太子妃、プヨンの過去と現在の切ない関係が明らかにされていきます。 　　朝鮮時代の人が、いきなり300年後の韓国に来たら、大変でしょうね～。＾＾ 　　面白かったです。

  2015年01月08日

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  結婚しよう

       韓国ドラマ「結婚しよう」。　　２００５年放送のドラマ。　　もう１０年近く前のドラマです。　ごくフツーに大学を卒業し、結婚と将来をまじめに考えるナヨンを通して、結婚適齢期を迎えた女たちの悩み、そして家庭における女性の役割がどれほど大切かを教えてくれるドラマ。 　　現代の「良妻賢母」とはいったい何なのか、しっかりと自分を持つ女性とは何かを伝え、一昔前、将来の夢の欄に「良妻賢母」と書いていた韓国女性の再来を夢見るというようなコンセプトだったようです。　　結婚しての家族構成、それぞれの親とのかかわり、日常に起こるどこにでもありそうなささやかなエピソード。 　　そんなことがドタバタとしながら綴られたドラマでした。 　　ナヨン役のカン・ソヨンさんは、映画「王の男」で見せた奔放なチャンノクス(朝鮮９代王燕山君の側室)と全く違うキュートで可愛い女性でした。 　　「トンイ」でチャンヒビンを演じたナヨンの後輩ウンソン役のイ・ソヨンさんと、敵対していたトンイの兄のような存在のチャ・チョンス役のペ・スピンさんが、ラブラブの夫婦役というのも面白かったです。            　　パク・シフさんの２本目のドラマということで見たのですが、専業主夫役がなかなかよかったです。

  2014年12月04日

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  七番房の奇跡

        韓国映画「七番房の奇跡」。 　　２０１３年封切り。　 　　七番房とは、刑務所の部屋のことです。　　 　　知的年齢６歳の中年男性イ・ヨング（リュ・スンリョン）は、小学校入学を控えた6歳の娘イェスン（カル・ソウォン）と２人で仲良く暮らしていました。 　　ところがある日、ヨングは殺人容疑で逮捕されてしまうのです。 　　道に倒れた少女を介護しようとしていた彼の姿を目撃した通行人が、勘違いして警察に通報してしまったのです。 　　刑務所に送られたヨングは、７番房で５人の受刑者と寝起きを共にすることに。 　　ある日、他の囚人に襲われた７番房の房長（オ・ダルス）をヨングが救うという事件が起きました。 　　房長はそのお礼に、ヨングの娘のイェスンをダンボール箱に隠し、ナント7番房に潜入させてしまうのです。 　　可愛いイェスンは、他の受刑者にも可愛がられますが、もちろん、見つかってしまいます。 　　そしてある夜、刑務所で火災が発生し、今度は逃げ遅れた刑務所の課長（チョン・ジニョン）をヨングは命がけで救出するのです。 　　そしてまた７番房にダンボールが届けられ、そこから飛び出したのはイェスン。 　　今度は課長の配慮で、ヨングは時々娘に会えるようになったでした。 　　実は課長も、受刑者に子供を殺された辛い過去を抱えていたのです。 　　ヨングの事件に疑念を抱いた課長は、事件の資料を収集。 　　７番房ではヨングの記憶を辿り、仲間たちが事件当時の様子を検証してゆきます。 　　幼児のようなヨングに、みんなが惹かれ、助けようとし始めるのです。 　　やがて辿り着いたのは、少女の死は事故ではなかったのかという結論。 　　ですが、その亡くなった少女が警察庁長官の娘という事実。 　　単なる事故ですませるわけにはいかず、知的障害のヨングを犯人に仕立て上げたらしい。 　　７番房ではヨングの証言を組立て、無罪を勝ち取るための練習が繰り返されます。 　　なんとか、きちんとした証言ができるようになったヨング。 　　ですが公判の日、警察庁長官がヨングの前に現れるのです。 　　そして罪を認めなければ、イェスンも自分の娘と同じ目に遭わすと脅されたヨングは、法廷で罪を認めてしまうのです。 　　判決は死刑。 　　ところが、イェスンとヨングのお陰で人間としての心を取り戻したことに感謝していた７番房の仲間たちは、ヨングの脱獄を計画。 　　その計画は、クリスマスに２人を気球にのせて逃がすことに…。 　　結局は、計画は失敗し、ヨングは刑を執行され…。 　　刑務所の課長の養女となったイェスン(パク・シネ)が、成長し弁護士になり、父の無実を証明したのでした。 　　それぞれのささやかなエピソードが温かく、また面白い映画でした。 　　主役の知的年齢６歳の中年男性イ・ヨングを演じたリュ・スンリョンさんは、映画「王になった男」では冷徹な都承旨を演じていましたね。 　　全く違う役柄なので、同じ俳優さんとは思えませんでした。すごい。

  2014年11月30日

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  蒼のピアニスト

        韓国ドラマ「青のピアニスト」。　　２０１２年放送。　　貧しく暮らしていた少年時代、祖母の死によって孤児となったジホ(チュ・ジフン)は、父と名乗る大手楽器メーカーの会長マンセ(チョ・ミンギ)に引き取られます。　　マンセには妻ヨンラン(チェ・シラ)との間に、ピアニストを目指す息子イナ(チ・チャンウク)がいましたが、別の女性に産ませたジホを引き取り、長男として育てることを強行し、さらに絶対音感を持つジホにも一流の音楽教育を施し、将来会社を継がせることも決めてしまいます。 　圧倒的な音楽の才能で父の期待を一身に受ける兄に激しい嫉妬心を燃やす弟イナ。　　しかも兄弟は同じ少女ダミ(チン・セヨン)に恋をしてしまうのです。 　　一方、ジホの前で優しい母を演じていたヨンランは、イナに託した夢がジホに奪われていく日々に焦りと怨みを募らせていたのです。　　そんなある日、彼らが暮らす屋敷で大火災が起こり、なんとその火事で父マンセが亡くなってしまいます。 　　イナのパジャマを着ていたジホを、イナだと思い込み、命がけで助けたヨンラン。 　　逃げ遅れたイナは、ピアニストとして致命的なケガを左手の指に負ってしまうのです。 　　14年後、天才ピアニストとして世間の注目を浴びるジホ、　フランス留学から帰国したイナ。 　　そして運命のいたずらで、マンセ家の火事にかかわり、その火事で父を亡くし、そのうえその父をヨンランからマンセ殺しの罪をきせられてしまったダミが再び出会います。 　　ジホの存在を疎むヨンランとイナ。 　　育ての母として慕うヨンランに次第に苦しめられ、そしてとうとうヨンランとイナに復讐を始めるジホ。 　　父の無実を証明しようとするダミ。 　　４人の運命が複雑に悲しく絡んでいきます。　 　　 　　いかにも、韓国ドラマらしい複雑で悲しい人間関係のドラマでした。 　　最後は、みんな許しあえたのだから、ハッピーエンドで終わって欲しかったですが。

  2014年11月17日

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