小町忌
今日は、「小町忌」。平安時代の歌人で、絶世の美女と言われた小野小町の忌日です。 生没年不詳で、不明なことも多いのですが、その分伝説も多い女性ですね。 小野篁の孫とも言われています。 小野篁といえば、非常に政務能力優れ、百人一首にも歌がのる文人でもあり、また篁の書は、後世の書を習う人たちの手本になったというスーパーな人物ですね。さらに、午前中は平安京で仕事をしていて、午後には九州の太宰府にいたとか。 今ならできますが、平安時代には、大変な移動距離ですね。さらにすごいのは、昼間は宮中で官吏を務め、 夜間は、冥府で閻魔大王の裁判の補佐役をしていたとか。いずれにしてもすごい人です。さて、孫であるという小野小町の生まれたのは(これも、諸説ありますが)、 出羽の国福富の荘、秋田県雄勝郡雄勝町(現在は秋田県湯沢市)。ここは、私の母の生まれ故郷でもあります。そういえば、母はよく、 「京美人は、秋田から。」と言っておりました。^^思いつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを -小野小町ー※思いながら眠りについたので、あの方は夢に現れたのでしょうか。もし夢とわかっていたなら、夢から覚めなかったのに。