『楽しかった?』夏祭り
地域の夏祭りがありました。
場所は小学校。
この地域に越してきて3回目の夏祭りです。
今年も、いつもの出店(でみせ)に、お祭り好き、お世話好きだった保育所の先生が、まるで本職が焼きそば屋さんのおばちゃんのようにイキイキと働いていたり…
そんな今年も変わらない夏祭りに、なんだか安心です。
一昨年より去年、
去年より今年、
夏祭りを楽しめるようになってきたウチの子どもたちです。
妹が、兄自閉くんと、二人だけで当てものコーナーに並び、兄の分までお金を出してあげて、ゲームをしている姿がありました。
…二人だけで行動してくれる日が来るなんて夢の様…。
そして今年は主人が休みだったので、私が一人で頑張って目を光らせる必要がなく、もっぱら前半は、シートの上で、ビールと焼き鳥とで荷物番をしているだけだったので、楽~な、のんびりしたお祭りでした。
こんなの初めて…。
…さすがに後半は、
ゴム金魚すくいで、好きな色がとれなかったのが悔しくて、長い間立ち直れず、木の陰で隠れて泣く自閉くんをなぐさめたり、
娘が他のことに気をとられているすきに、握っていたお金をなくしてしまったり、
自閉くんが自分より下の男の子たちと遊び始めたはいいけど、下の子だからと手加減してあげてたら、今度は、やられ放題になり、遊びが切り上げられなくなったり、
娘がぼんやりと、一人で、たこ焼きの列に並んでいたらいつの間にか列から外れてしまったらしく、また最初から並び直し、結局1時間近く、たこ焼きの為に一人で並び、
『タコ好き』
の執念を感じたり(笑)
(これには続きがあり…
1時間並んでいるうち、たこ焼きが売り切れ間近になり、ギリギリ、娘までが『タコ入りたこ焼き』、娘以降は『タコ無し』となりました(爆))
…結局3時間いたのですが、踊りもしないのに、最後までいるのはしんどいので帰ることにした時に、自閉くん的に
『これで夏祭りを終わります』宣言
を聞かずに帰るのは、とてもモヤモヤする行動だったらしく、帰ってきてからも、祭りが終わったかどうかをいつまでも気にしていて、それを見て、去年も同じだったなあ…と思い出したりしました。
この地域の人は、のんびりしていて、細かいことにはこだわらず、祭りを楽しんでいる感がとてもあります。
人間関係の さばさばした冷たい地域から越してきてとても新鮮に感じた部分です。
夏祭りで、
『そういう空気を感じて、それをもらって帰る』
と実感できる、年に1度の、ある種のリフレッシュ、な感じです。