マドリディズモ
2人とも練習には参加していないという噂は聞いていたけど、どうせいつものことだろうと、あまり気にかけていなかった。毎年、この時期になると移籍の噂が出るけれど、それでも結局、この白いユニフォームを脱ぐことなんかできないんでしょって、どこかで高を括っていたのかなぁ。まさか、本当にマドリードを去る日が来るなんて思ってもみなかった。当たり前にそこに居るものと思っていたから、全然現実味がない。冗談にしても、面白くない。ラウルの居ないマドリーか…。「No.7」がラウルじゃなくなるんだなぁ。まったく想像できないなぁ…。いつかは違う誰かが「No.7」を背負う日が来るとは思っていたけど、それはラウルが引退した後の話だと、勝手に思って疑わなかった。でも、どうやらその日は近々来るらしい。「1つの時代の終焉」そんな記事を目にしたとき、電車の中にもかかわらず危うく泣きそうになった。これも時代の流れだと、割り切るしかないんだなぁ。なんだかなぁ。ジズーのCL決勝ボレーに心を奪われた2002年。あれから8年、ずっと応援し続けてきた我がマドリーが、大きく変わろうとしている。それでも、マドリディスタは変わらない。ラウルが居なくなっても、グティが居なくなっても、マドリーはマドリー。何があろうと、マドリーは不変でなくてはならない。10-11シーズンは、一体どんなシーズンになるのか見当もつかないけれど、今までと変わらず、マドリーのリーガ制覇を信じて応援するのみ。もちろん、ラウルもグティにもドイツ(?)やトルコで頑張って欲しい!このまま終わるような人たちじゃないはず。そして、いつかまたマドリーに戻って来てくれると信じている。