ジュマンジ
ゲーム中での指示が現実になるボードゲーム。常識的に考えたら荒唐無稽で、そんなゲームはありえない。あたかもドラえもんの道具のようなそのゲームがもしあったら、あなたはプレイするだろうか?今日はそんなゲームを特撮を駆使して描き出した冒険譚「ジュマンジ」を紹介しよう。深夜の森でふたりの少年たちがこっそりと木箱を埋めていた、何かを恐れるように…それから100年後、製靴工場を営む名家の少年は、工事現場の土中から大きな木箱を掘り出す。どうやらボードゲームのようだ。彼はガールフレンドを誘って、ふたりでゲームを始める。ところが、このゲームはただのゲームではなかった。振ったダイスの目に応じて出る内容が、実際に起こるのだ。彼はガールフレンドの目前で、ゲーム盤の中のジャングルへと吸い込まれてしまう。怖くなった彼女は、その場を逃げ出してしまうのだった。それから26年経って、その事件のあった屋敷に伯母に連れられた幼い姉弟が住むことになった。彼らは屋根裏部屋で先刻のゲームを発見し、遊び始めてしまう。それが魔法のゲーム「ジュマンジ」だとは夢にも思わぬままに…劇中でゲームの起こす様々な不思議な現象を、劇中の人物と共に追体験して欲しい。映画だからこそ安心してそのゲームの成り行きを楽しめるはずだ。作品中では、このゲームの由来やなぜこんな不思議なことが可能なのかなど、きちんとした説明はない。その辺の由来「誰が、どんな目的で、誰のために、どうやって、このゲームを作ったのか?」を想像してみるのも楽しい。とは言え、難しいことは言わずに素直に観るのが一番かもしれない。