◆漢方◆
子宮内膜症の患者でした。最初に発覚したのが3年前の話ですが、半端じゃない生理痛の痛みで夜中にERに行く事になり大学病院で子宮内膜症の診断が付き、子宮全摘の治療方針が出ました。別に妊娠の予定はなくとも、私は内科の慢性疾患持ちでもあるので子宮摘出後の合併症や後遺症は怖いです。なので、子宮全摘は避けたかったのでその後、何年にもかけて婦人科ジプシーをしました。でも、どこの病院でも言われる事は同じ・・・「子供を産む予定が無いなら子宮全摘がベストでしょう」の答えしかもらえませんでした。そして数年後、ある婦人科医と出会いその病院にたどり着くまでの経緯をザッ話すと、(もう本当は、1から話をする事態にも疲れきってる ぐらいの心境です)そのドクターはまるで、そんな私の心の中まで見抜いたかのように心強く受け止めてくれて治療が開始しました。それから半年・・・赤ちゃんの頭大だった私の子宮は、コブシの大きさになり生理学的検査の数値もエコーの検査でも、オペをせずとも正常な人の大きさの子宮へとなりました。医者がその気になればできるんじゃんそれまでは、どこの病院を廻っても、オペ、オペとその言葉を聴く為に病院廻りをし、毎回うなだれて帰路を歩いて帰宅していたような私でした。よく「願いは、願い続ければ必ず叶う」ってまるで気休めみたいな言葉ありますがその婦人科医のドクターと出会えた事で諦めたらイカン、諦めたら最後、希望への扉を自ら閉じるようなもの。。。実感として、そう思いました。勿論、「この医者!!」と思う医者に出会うまで、探せるまで年月、気持ちのダメージ、身体の疲れ、お金の出費が十分過ぎる程かかってます。安易に見つかる事も、出会う事もできませんでした。よくクチコミサイトで「いい医者ベスト何とか」ってランキングありますが人によって症状違うし、医療や医者に何を求めているか画一的ではないのであんなものは一概にはアテにならない。医療って自分が納得できる医者じゃないと治らないんです。自分が信頼できる医者じゃないと治らない。病院や医者主体の医療じゃ工場の流れ作業と同じなんです。患者はベルトコンベアで流れてくる「物」です。「医療は患者主体じゃなきゃダメ」この一言に尽きます。また、これだけの年月と労力と費用を重ね婦人科ジプシーの修行に揉まれきった私がこの医者なら、とOKサインを出したこの婦人科医は、ある意味、そーとーな人とも言えます(爆)どっちかっていうとDr.コトーより男版チャングム系の婦人科医です。患者さんから訴えがあってからじゃあその訴えに対して、こうしよう、この薬を出そう、、、と壁の上塗りみたいに、薬の増幅、処置の後付けじゃダメなんだよ!!患者さんがそうなる前に、ならないように僕ら医者が、「このままじゃこの患者さんこうなっちゃう、、、」と先読みしてそうならないようにする為に僕ら医者が居る。そういう婦人科医です。そーいえば、つい最近始まった、研修医のドラマだったか研修医の子が帝王切開でで切開跡を糸でうまく結べなくて、「次回は頑張ります」と先輩医師に謝罪するとその先輩医師は言いました。「ふん?次回は頑張りますね、、、。次回は無いんだよ!! 医者にとっては多くの中の一人でも、 患者にとっては命は一つなんだ、次回は無いんだよ!!!」そう言って、研修医を怒ってました。、、、まさに、その通り。医療に患者に忠実な、こういう志の強い医師が日本にもっと増えて欲しいです。その子宮内膜症の治療で通っていた婦人科から当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)をもらっています。治療そのものは終わったんですが、この当帰芍薬散は非常に便利な私にとっての万能漢方という感じなので、、、といってもマジメに毎日飲んでるんじゃなくて、ウーム、、、と思った時だけ気まぐれみたいに飲んでます。だから実際、コレが効いてるのかどうか分からないけど。あれば安心♪の漢方薬です。で、最近、内科疾患の投薬配分が変わったら身体がツル事が多いので新たに内科の方から芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ) という漢方が出ました。両方とも、「芍薬シャクヤク」がダブってるけど、いいんかなぁ???名称芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ) 名称の由来本方は芍薬、甘草の2味で構成されることから、名付けられた。使用目標急激におこる骨格筋や平滑筋のけいれん性疼痛、腹部の疝痛などに、頓服、あるいは他の処方と併用する。頓服として用いるときは、あまり証にとらわれずに使用する。 応用疾患腹部疝痛、胆石症あるいは腎臓.膀胱結石、排尿痛、四肢の筋肉・関節痛、こむら返り、寝ちがえ、座骨神経痛、腰痛、ギックリ腰、アキレス腱周囲炎、月経困難症、けいれん性咳漱、気管支喘息など。 ===で、芍薬(シャクヤク)って何?===名称芍薬(シャクヤク) 原料 ボタン科シャクヤクなどの根 主成分 モノテルペン配糖体 paeoniflorin, oxypaeoniflorin, benzoylpaeoniflorin, albiflorinなど その他 paeonolとその配糖体paeonoside、タンニン、sucroseなど 薬理作用 ・鎮静・鎮痙・鎮痛作用・末梢血管拡張作用・抗炎・抗アレルギー作用・免疫賦活作用・胃腸運動促進作用・抗潰瘍作用(ストレス潰瘍抑制)・抗変異原性作用・血液凝固抑制作用・ホルモンヘの作用・筋弛緩作用 中医学薬能 ・清熱涼血・活血去オ(カッケツキョオ) 適応 ・筋肉がかたくなってひきつれたもの・腹痛・頭痛 ===じゃあ、甘草(カンゾウ)って何?===名称 甘草(カンゾウ) 原料 マメ科カンゾウなどの根およびストロン(つる性の茎)炙甘草は甘草を炙ったもの。 成分 トリテルペノイド配糖体(サポニン) glycyrrhizin, glabric acidなど フラボノイド liquiritin, licoricone, licoflavone, licoricidin, formononetinなど その他 putrescin, glycyrol, isoglycyrol, glycyrin, glcycoumarin, deoxoglycyrrhetolなど 薬理作用 ・鎮静・鎮痙作用・鎮咳作用・抗消化性潰瘍作用・利胆作用・慢性肝炎への作用 (肝機能改善・肝細胞障害抑制・肝保護作用など)・抗炎症・抗アレルギー作用・ステロイドホルモン様作用・抗糖尿病作用・抗動脈硬化作用 医学薬能 ・補脾益気・清熱解毒・潤肺止咳 適応 ・腹部の疼痛やケイレン・手足の冷え 私が婦人科からもらってる万能薬、当帰芍薬散についてはコチラを参照してください。http://beauty.oricon.co.jp/special/20061227_02.html