オートエンジンON型 取り扱い説明書
クボタオートエンジンONを知ったのは8月8日、この日のブログはこちら。オートエンジンON型2.5~3馬力、ANの廉価版だそうだ。自宅に持ち帰りレストアしたが、コイル断線であきらめた。レストアには結構苦労した、取説があれば簡単だが初めて見る発動機なので勝手が違う、いまだ不明な点もある。タンクはオートエンジンにしては下にある、インパルス無し。一番難解な部品は壺のような燃料溜め、初めて見る形式なので? 分解してやっと構造が分かった。気化器と燃料溜め。故障個所は電気とキャブ、燃料溜めは問題無し、ただし、使い方が分からなかった。キャブ上部のオイル入れは、ガソリン入れ(だと思う?)吹き返しがあるので緩めてガソリン投入し、始動時には締める。燃料溜めの説明。右、真ん中の穴はキャブに行く、チェックバルブあり。中央のチェックバルブは下のタンクから吸い上げるチェックバルブ。普通の燃料タンクならタンクの中にチェックバルブがあるがこれはキャブの横にある。チェックバルブ下の穴は、キャブ燃料吸い込みの穴、普通は下にあるのだが、一番上にある。なのでガソリンを満タンにしないとキャブに行かない、これが分からなかった。後は通常の点検で正常になる、知ってしまえば割合簡単だが、類似のエンジンを触ったこと無いので苦労した。取扱説明書には、必ず満タンにすることと書いてあるはず、こんなエンジン他にもあるのか?ガソリンを満タンにするのか、石油を満タンなのか不明、吸出し口が上部にあるので灯油満タンかもしれない。始動用ガソリン入れはキャブ上部に付いてる。電気もキャブも完全と思い、始動したが爆発しない。以前は強制的にガソリン入れたら回ったこともあった。プラグに火花が飛ばない、分解したらコイルの断線だった、これにて終了。今まで首の皮1枚でつながってたようだ。同等のコイルを探すか巻き直し、鉄心の幅は77mm。今回、ON型はしばらく置いて、別のオートエンジンにチャレンジ。始動方法、燃料溜めにガソリン満タン、蓋はゴムパッキングがあるので密封され、下部石油タンクから負圧で補給されオートで石油に切り替わる。安曇野にON型を持ち込むことは無くなった。