気づきの呼吸法 書籍紹介
「気づき」の呼吸法 1996 春秋社ゲイ ヘンドリックス, Gay Hendricks, 鈴木 純子, 上野 圭一動きの再教育で有名なフェルデンクライス博士(フェルデンクライスメソッドを創始)にも学んでいる呼吸法の専門家の著書。 段階をおって身心の自由を得られるよう図解入りで呼吸と動作の関連についてもわかりやすく紹介されています。 又ロルフィングの体験談や頭蓋オステオパシーを行っているフライマンDOからの学びについても紹介されています。頭蓋の動きを感じる方法は頭蓋の手技を学ぶ際にも役に立ちました。カイロプラクティックやオステオパシー、関連手技を学ぶ方たちが、頭に触れて独特の動き・リズムを観ることがあります。その頭蓋の動きを発見したオステオパシー医のサザーランド博士は、それを肺呼吸に似たものとして第一次呼吸と名づけました。本書では副交感神経のリズムと表現されています。サザーランド博士はその動きを生命に必須のものと考えて、その動きの制限を改善することにより心身の様々な問題を解決してきました。現在もその分野の研究は高弟の方たちに引き継がれています。フライマンDOはサザーランド博士に直接師事した弟子の1人です。トラックバック先のれいなさんの頭蓋仙骨療法もとても参考になります。頭蓋仙骨療法もオステオパシーの頭蓋の動きを感じる手技から発展してきたものです。頭蓋の動きを感じることは自分の今の心身の状態を知る手がかりになります。また感じようとすることで自身の身体について考えるきっかけになればと思います。興味をお持ちなった方はぜひ一読されてください。