年齢と筋肉痛の関係は?
「筋肉が老化すると、筋肉痛が遅れて出てくる」こんな話、聞いたことありませんか?筋肉痛と言うのは回復の過程で発生するので、年齢とともに回復速度が遅くなると筋肉痛が出るのも遅くなるという説です。「そういえば最近は以前よりも筋肉痛が出るのが遅くなったなあ・・・歳をとった証拠かな?」なんて悲しんでいる人もいるのではないでしょうか。しかし実際に色々な年齢層の人に同じ運動をしてもらってデータを取ると、年齢と筋肉痛が発生する時間には関係が無いそうです。意外ですよね?実は筋肉痛が出るまでの時間には個人差が大きく、運動の種類によっても大きく変わります。例えばジョギングのような比較的強度の低い運動だと筋肉痛がでるのは早く,腕立て伏せなど強度の高い運動になると、遅くなります。筋肉の部位によってもかなり大きな差があり、回復の遅い大きな筋肉ほど痛みは遅く出るのです。筋肉痛が出るまでの時間が変わったと思っていても、実際は老化が原因ではなく、運動の種類や筋肉の部位が変わっている可能性もあるわけです。そういえば当研究所のコンテンツでも以前に触れたことがありますが、トレーニング暦が長くなって筋肉そのものが大きくなると、回復により時間が掛かる様になってきます。大きくなった筋肉で強度の高いトレーニングを行えば当然回復には時間がかかり、筋肉痛発生までの時間は長くなるでしょう。そういった現象が「筋肉痛の出が遅い=老化」という錯覚を起させるのかも知れませんね。お役に立てましたらこちらもご覧下さい→人気blogランキング