体重別格闘技 KO率と体重の関係
GW中は色々な格闘技のイベントがありました。K-1にPRIDE,ボクシング・・・どれも非常に魅力的なカードが多く、テレビに釘付けになった方も多いのではないでしょうか?たまには旬のネタから一つ、ということで、今日は体重別格闘技におけるKO率の関係について書きたいと思います。選手の一人一人が、今までの試合の中でどれだけ相手をノックアウトで倒したか?という数値としてもKO率という言葉が使われますが、今回取り上げるKO率は、その階級の試合で結末がKO決着になる確率という意味でとらえて下さい。一般的に言いますと、打撃系格闘技では軽い階級ほどKOで試合が決着する確率、つまりKO率が低く、重い階級ほど高くなります。なぜこういう事が起こるのでしょうか?もちろん体が大きくなるほど(体重が重くなるほど)攻撃力が高くなるという事が大きな原因の一つではありますが、それならば体が大きい方が、防御力(耐久力?)も高くなるんじゃないの?という疑問もわいてきますよね。実はその通りで、体が大きくなって筋肉の量が増えれば、防御力の方も高くなります。階級が重いほどKO率が高くなるのは、体が大きくなると攻撃力はものすごく高くなるが、防御力はちょっとしか上がらないからというのが主な理由だと考えられます。元々人間には鍛えて強くなる能力と、逆に鍛えてもなかなか強くならない(もしくは全く変わらない)能力というものがあります。パンチ力やキック力は、筋肉を付けたり技術を磨くことで数倍にすることも可能ですが、急所を殴られり蹴られたりした時に倒れないようにする能力というのは、全く鍛えられない事はないものの、攻撃力ほど鍛え上げられる能力ではありません。あまり防御力の変わらない者同士が、どんどん攻撃力を上げていけば・・・一撃(あるいは短時間)で決着がつく確率も当然上がることになりますよね。ドラクエとかFFみたいなゲームに例えると、軽量級:HPが100で、5~10ポイントのダメージを与えられる者同士の対決と重量級:HPが120で、30~40ポイントのダメージを与えられる者同士の対決みたいな感じになっているわけです。例えが下手で申し訳ありません^^;次回は鍛えられる能力とそうでない能力について、もう少し詳しく書きたいと思います。→人気blogランキングへはこちら