ほりえもん逮捕劇
東証機能停止という異常事態に発展したライブドアのドタバタ劇。あたかもITバブル崩壊を思わせるような出来事である。そして本日のホリエモン逮捕劇。つい最近『住友王国(上・下)』を読み終えた。 久々にどっしりと読みごたえのある本であった。 どこまでが実話で、どこからが筆者の想像かはわからないが、大河ドラマのように人と歴史の織りなす様にどっぷりと浸る度、ページを巡る旅、『住友』という蜿蜒に連なる精神が如何にして創られたかを垣間見ることができた。 『人の三井』『組織の三菱』に対し、『結束の住友』と言われる由縁がよくわかる。 私は非常に歴史が弱いので、こういった時代モノを読んでも己の知識とリンクしない悲しさがあるのだが、それでも物語性が強く、飽きることなく読むことができた。 昨今のホリエモンや小嶋どんのニュースを見ながら、時代を超えて生き残る企業というのは、やはり『モノ』でも『カネ』でもなく『ヒト』なのだと再確認した。