チェコの首都プラハへ
今後、プラハを旅行したときのブログを書く予定があるので、先にGoogleの写真をアップしておきます。写真中央を流れる川はブルタヴァ川です。日本人にとっては「モルダウ」の名前のほうがメジャーかもしれません。チェコの国民的作曲家であるスメタナの連作交響詩「わが祖国」の中に「モルダウの流れ」という曲があります。これはチェコ人の見地からは「ブルタヴァの流れ」なのです。実は、モルダウ(Moldau)はドイツ語なのです。17世紀以降、チェコは長くハプスブルク王朝、オーストリア=ハンガリー二重帝国、ナチス・ドイツ併合…と長くドイツ化を強要され、チェコ語の使用禁止といった文化的弾圧を受けた歴史があります。ドイツ(レーゲンスブルク)からプラハに向かう列車内で、ドイツ人vsチェコ人(だけじゃないかも)のバトルに遭遇し、根深いものを感じました。きっかけは2等喫煙車両にチェコ人小学生のグループが乗り込んできたことです。そもそも電車は大変混雑していて、全くの非喫煙者であるワタクシが、禁煙車両まで移動することができず、仕方なく何とか座れた2等喫煙車両に座っていたくらいなのでした。近くの席にはドイツ人女子学生と引率の女性教師がいましたが、引率者も含め、皆でスパスパとタバコをすって騒いでいました。チェコ・ドイツの国境の駅です。 チェコの国境を過ぎた頃、いきなり大人数のチェコ人小学生が乗り込んできました。どうやら遠足帰りのようでした。電車はもともと激混みだったのの更に状態になりました。小学生が通路に座り込んだので、乗客はトイレにも立てないような混雑ぶりでした。やがて、小学生が至近距離にいる車両内でお構いなくスパスパとタバコを吸い続けるドイツ人女子学生グループに対し、他の乗客が喫煙を控えるよう、やんわりと注意しはじめました。しかし、女子学生たちは、「私たちは喫煙したいからここに座っているのよここは喫煙車両でしょあの子達が禁煙車両に移動すればいいんじゃないの」と喫煙をやめませんでした。クレームをつけた人々は「子供がいるのに、あなたたちはstupidよ」などと英語で文句を言っていたので、ドイツ人 vs.ドイツ人ではなかったようです。そうこうするうち子供たちは禁煙を訴えるイラスト書いて女子学生に見せたり、"Bitte, bitte(Please, please)"と物乞いの真似を始めてドイツ人を茶化し始めました。やがて電車がプラハ本駅手前のシュミショワ駅に近づいた頃、女学生が子供に訊ねました。「チェコで一番長い川は、なんていうか、知っている?」「うん、ブルタヴァだよ~」と小学生は素直に即答。それにたいしドイツ人女子学生は、「モルダウでしょフン」と言い放ったのでしたいろいろと歴史的過去がある両国ですが、今はブルタヴァ川が正ですね。若い世代のドイツ人は、アメリカ人みたいに傲慢で馬鹿になってきていると思うのは私だけだろうか・・・。アメリカ人の馬鹿なところをもらっちゃっているというか。伝染しているんだろうなぁ。実は、海外で出会って不快に感じる西欧人にはアメリカ人がダントツで多いんです。US as No.1 は逝ってよしすご~~~く本題からそれましたが、プラハの航空写真です参考:Google Earth チェコ共和国首都プラハ ブルタヴァ川周辺