韓国 二日目
ツアー代金にはホテルでの食事が一切含まれていなかったので11時ごろまでゆっくり寝ていた。このあたりでソウル滞在を楽しんでいないのかと自覚し始めた。バンコクでは朝7時には食事の席についているのに。シャワーを浴びてから明洞エリアにランチを摂りに向かった。お目当ては「まっぷるソウル」(P.13)で紹介されていたチョンウォンスドゥブというチゲのお店。ちょうど12時ごろにお店に到着。日本語メニューを頼み、牡蠣チゲ(6,000ウォン)を注文。付け合せはキムチのほかトッポッキまであって、割と豪華だった。ちょいと気になったのはお店のおばちゃんのお言葉。チゲの辛さの程度を「辛いの、大丈夫?」と聞いてくれたのはよい。でも、他のスタッフに向かって日本がどうこう言った挙句にチョッパリってなんでしょうか。日本の旅行雑誌が店の事を取り上げたから日本人観光客が多いとか何とか言っていたものと推察していたけどさ。感じ悪い。他のお客は私が日本語のメニューを貰ったあたりでジロジロ見始め、周りで使われる単語に「イルボン」が増えた。食事は不味くなかったけど、別に、って感じの味だった。このあたりで食事目的でも韓国に足を運ぶ必要はなかったかも…と思い始める。その後、明洞中心部に位置するツアーインフォメーションで韓国の伝統菓子やお茶を飲める店を紹介してもらおうと試みた。ここのインフォメにはお姉ちゃんが二人いて、私が「日本語大丈夫?」と聞くと一人は少しできるというのでその人と話すことに。でもあんまり出来ないみたいだったので英語に切り替えた。こちらのほうが話せ、おかげでさっさと用事が済んだw紹介してもらったのはインフォメ向かいのビルの6階にある喫茶店。早速行ってみた。浴分からないけど前日のフットマッサージ屋同様、あちらでは良いとされるセンスに基づいた内装設備に内心ちょっと引いた。とりあえずメニューを見せてもらうとハーブティのほかに五味実茶があったのでこれをアイスで注文(5,000ウォン)。お茶と一緒に日本で言う「おこし」が付けあわせで出された。明洞エリアにある銀行で5千円両替。順番の番号札をとって待つシステムは日本と同じ。30分以上待たされた。両替を依頼されたからか日本人相手だったからかは不明だけど、急に男性行員の態度が悪くなった。不愉快。5,000円が41,940ウォンに。空港の銀行よりも若干レートよし。(しかし時間はかかった)お茶でグプグプ状態になったお腹で明洞エリアを散策。午後からソウル駅そばのロッテマートに行く予定だったので南大門方面に向かった。道すがら「はな足裏健康管理室」の下に有名な23センチのソフトクリームやを発見。寒いなかバニラとストロベリーのミックス(1,000ウォン)を注文し、そのまま食べながら歩くという暴挙に出た。寒かった。地下の商店街で垢すりミトン(500ウォン)を二つ買う。これ、南大門では最初一つ3,000ウォンと言われたのと同じもの。ホテルで一休みしてからソウル駅へ。一駅の距離で初日に間違って歩いて行ってしまったくらいだったのだけどロッテマートで買い物の後、シルロアムというサウナに行きたかったので、時間の節約のために地下鉄に乗ることにした。ソウルの地下鉄は窓口で行き先を告げて切符を買うシステムらしい。「ソウルヨク」と言ってみたら通じたらしくつつがなく切符購入成功(900ウォン)。ロッテマートで柚子茶のビン入り(1050g)、ポーションタイプ2袋、コチュジャン、海苔12パック×2袋、インスタント五味実茶3箱と伝統菓子を一つ購入。これでしめて36,480ウォンなり。ウォンが高いので高いと感じた。他の日本人がぼやいていたので、値段自体も以前より高くなっているらしい。柚子茶はみやげ物屋で500gで10,000ウォンだったので、1キロ少々で7,980ウォンはまあまあかな(南大門は値段を吹っかけてくるので南大門での相場は不明)。ここの店員さんたちは日本語を交えての会話も可能。感じも良かった。本日のメインイベントであるシルロアムに向かう。最初、駅の出口を間違えて違う方向に進んでしまい、あろうことかソウル駅から南大門付近まで行ってしまった。※実際は地下鉄ソウル駅の二番出口から地上に出、そのまま左(線路をまたぐ歩道橋)に進行して線路を越えて階段を下りればシルロアムの看板が見える場所に辿り着く。急な坂道を登るとシルロアムの入口がある。窓口のおばちゃんは日本語が通じた。私は夕方5時ぐらいにチェックインしたのだけど、0時までは地下のお風呂とサウナだけであれば5,000ウォン、それ以外のさまざまなサウナを使うなら追加で2,000ウォンと言われたので、7,000ウォン払って全部使うことにした。ちなみに垢すりは15,000ウォン。前払いでお金を払い、建物の中で着るTシャツと半ズボンとタオルを貰う。そこから女性用受け付に向かい、そこで靴箱の鍵とお金を払ったときのレシートを見せると靴箱の鍵と交換でロッカーの鍵をくれた。ここらへんは日本の健康ランドとシステムが似ている。Tシャツと半ズボンに着替えて2階以上の男女共用エリアに向かう。私はサウナに向かった。シルロアムには一つのサウナに温度が2つくらいあり、また酸素部屋とか変わった部屋も幾つかあってサウナと名の付くものの種類が豊富だった。オンドルは基本。あちこちで家族連れが寝そべっていた。1歳ぐらいの幼児も複数いた。あちこちのサウナを堪能しているうちにTシャツが大量の発汗でべたついてきたので、観念して地下のお風呂エリアに向かった。ここにも塩サウナをはじめサウナが3つあった。お風呂複数、水風呂もあり。私は使わなかったが歯ブラシもあったらしい。しかしその一方でごしごしタオルやシャンプー・リンスはない。皆さんシャンプー・リンスと垢すりミトン持参。デザインを見ると地下道で買ったミトンとは別のもの(私が日本で買ったキャンドゥの商品に似ていた)。暫くお風呂とサウナで汗を出した後、垢すりに(ロッカーキーを見せればその場で申し込み可能)。高麗人参の香りがする石鹸で体をごーしごしされた。8時半すぎにはシルロアムを出てソウル駅からフェヒョン駅に向かった。でも今度はフェヒョンの発音が気になってうまく言えず。どこにアクセントを置くとか、そういうレベルで微妙だったので、英語で「隣の駅」といって切符を購入。余談ですが、私にとって多少慣れているはずのドイツ語ですら地名の発音は難しい。ケルンなんかはその最たるもの。ハングルは発音が簡単だといわれているけど、会話帳にあるハングルじゃ、どこにアクセントがあるのか分からないし、カタカナ読みで通じるのか微妙と感じた。というのは地下鉄の車内放送で聞こえた「ソウル」もヨク(駅)とつながって発音されているいるせいか、カタカナ読みの「ソウル」とは違う音に聞こえたから。ロッテマートで買ったものをホテルに置いて南大門へ。もう10時前だったけど南大門は結構遅くまで店が開いている。11時でもまだまだ大丈夫な雰囲気。南大門商店街では奥まったところに位置する食堂街のとある店でサムゲタンを注文(8,000ウォン)。普通に美味しかった。正確にはハンゲタンだったと思う。やっぱ激ウマと感じるには至らず。帰りにコンビニで缶ジュース(800ウォン)を購入。二日目終了でも明日で最後という感慨は一切なし。我ながらこういうことは珍しい。