たまには真面目な話も
昨日、水曜日はマージャンの日でした。5人集まったので、1人は常に見物役。 もちろん見物役はローテーションで。いつも、おしゃべりに花を咲かせながらのんびりのんびりやるマージャン。昨日の話題で大部分を占めたのが、やはりバージニア工科大学の乱射事件のことでした。私以外の4人が やいのやいの と話しているのを聞いているだけでも興味深いのですが、やっぱり気になる、アメリカ国外から来ている者としての質問を投げかけてみました。今回のことを含め、過去にも数え切れないほどの乱射事件が起きているにもかかわらず相変わらず銃規制は敷かれない。現状の自国、 「銃社会アメリカ」 をどう感じているのか?皆口をそろえて、銃規制は是非して欲しいと思っているけれど全米ライフル協会の政治的な力が強すぎて変えるのは非常に難しい、残念だけど・・・と。(ちなみに彼女たちは全員、民主党派なのでブッシュ嫌いです。)やっぱりそれかぁ。わかっていたけど。それと、銃によってイギリスからの独立を勝ち取ったという歴史的背景もあって憲法で保障されてしまっているので、アメリカから銃が無くなる日はきっと来ないでしょうね。「誰でも簡単に銃が手に入れられてしまう状況を変えることならできるのでは?銃を購入する際にものすごく厳しくチェックされるとか・・・とにかく今回の事件がきっかけとなって、何かが変わるスタートに、もういい加減なってほしい。」と言っている人もいました。全米ライフル協会の利益にならなそうな動きは・・・難しいんだろうけど。は~、こんな団体がのさばっているのを放っておくなんて、病んでるよアメリカ (特に政治中心部) 。どうにかならないの~?ちなみに、私が今までの人生で知り合った数多くのアメリカ人の人たちで銃を所有している人、家に銃が置いてある人は皆無です。マージャン仲間の女性たちも含めて。彼女たち自身も、大半のアメリカ人は銃を持ってなんかいないと言ってました。アメリカ人は皆自己防衛のために銃を持っていると、他国からは思われているみたいだけど、と。「狩猟以外で何のために銃が必要だというの?」「今回の事件でも、23歳の学生にどうしてピストルなんかを平気で売るの? おかしい。」「夫の知り合いで、友人の誕生日に拳銃をプレゼントした男がいるけど到底理解できないし、悲しい、情けないことだと思う。」などなど、皆さんの口はノンストップ。あくまでアメリカ人の一個人としての意見として聞かせてもらっていますが違う文化圏から来ている者として、こういった 「生の声」 は非常に興味深い。単なるマージャン大会じゃなくって、おしゃべりの中からいろんなことを学ばせてもらったり、様々な情報をもらったりしています。くだらない世間話も多いですけどね。ま、それもまた楽し。