「プレゼンス - “ともにいる”ことのアート(技術) 」
9月にクリスが来日し、ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスのイブニング・プログラムがあります。いらっしゃいませんか?テーマは「プレゼンス − “ともにいる”ことのアート(技術) 」 現代社会では、あまりにも「何を、どれくらい、どれほど早く」するか、 ということに焦点が当たっています。 現代の成功モデルは「もっともっと達成しなければならない」というものであり、 常に、より大きく、より良く、さらにすごいものへ拡大していくことを意味しています。 このように「行動し、生産して、達成したい」という衝動によって、 私たちはいつもどこかに辿り着こうとあまりにも忙しく、 実際に「ここ」にいることがほとんどないのです。 私たちは前進する動きを止めるための方法や、未来に当てている焦点を一旦停止して、 人生で唯一無二であるこの瞬間にただいるための方法を忘れてしまうのです。 一度止まらなければ、自分自身の体験から学ぶことができません。 一度止まらなければ、この世界の不思議さ、つまり自然界の美しさや、 耳や目などの五感を持っている恩恵を見過ごしてしまいます。 一度止まらなければ、お互いのコンタクトの機会や、 本当に人と出逢い、共にいることを感じる時にやってくる喜びや癒しを見逃してしまいます。 私たちは、「生きている」というシンプルな奇跡に気づかないままでいてしまうのです。 私は時々、「なぜ40年以上もゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスをやっているのか」 と質問されることがあります。 それに対する最も短い答えは、 「私は、この世を去る(自分の人生が終わる)前に、十全にここにいたいから」ということです。 今回のイブニングでは、一度止まること、 そしてこの瞬間に何があっても、それと共にいることを探求します。 そこで、自分の身体感覚や、五感を通しての外界への気づき、 また自分の思考や感覚、感情、そしてお互いへのコンタクトも探求します。 自分という存在と共にいること、また他者と共につながりの中にいること、 その両方において、その場にとどまること、速度を落とすこと、 そして「ここ」にいる方法を発見していきます。 ◆GAPイブニング・プログラムプレゼンス - 「ともにいる」ことのアート(技術) Presence: The Art of Being With ・日時:9月28日(金) 19:00-21:30(18:30開場) ・講師:クリスティン・プライス(通訳:丸山智恵子) ・会場:台東区秋葉原周辺(お申し込みの方にお知らせします) ・対象:どなたでもご参加できます ・参加費:早割(8/28まで) 4,860円(税込) 通常 5,940円(税込)・お申し込み: オープンセンス*フレンズ割引・GAPに初参加のご友人をご紹介頂いた場合、ご本人とご友人それぞれを1000円引きします。お申し込み時にフォーム備考欄でご友人のお名前をご記入ください(ワーク当日受付にてご返金させていただきます)・2人以上ご紹介の場合は、ご人数 × 1000円をご返金いたします。 ★ GAPとは?ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)は ゲシュタルト療法の創始者であるフリッツ・パールズに師事したリチャード(ディック)・プライスが、 カリフォルニアのエサレン研究所にて仏教の実践やボディ・ワークを統合して生み出し、 クリスティン・プライスと共に発展させてきたワークです。リチャード・プライス亡き後、クリスティン・プライスがGAPをさらに発展させ、アメリカで45年以上、日本では2003年から来日してワークを行なっています。GAPでは「いま、何に気づいていますか?」などの問いかけと共に、 いま「自分自身に起きていること」を感じ、そこに「時間」と「空間(スペース)」を 与えて十分に経験することや、 そこから「いま、あるがまま」に気づき、共にいられるようになることを学んでいきます。具体的には 呼吸、からだの内側の感覚、五感、夢や思考、言葉なども使いながら、 過去や未来ではなく「いま、ここ」で起きていることに注意を向け、 自分に起こる気づきの探求をしていきます。このワークはセラピーではなくプラクティスであり、 何かをあるべき方向に変えたり、「治療する」ことを意図していません。例え何が出てきても分析や解釈、アドバイスをせず、 プロセスを信頼して時間とスペースを与え、共にいてみる・・。そうすることで自分の内側と外側の両方でおきる人生の波に乗れる方法を、 実践を通して発見し、育んでいきます。