ゲテモノ食い
外来語クイズはいかがでしたか?「トナカイ」なんてわかりました?解答の前にちょっと寄り道です。 僕は好奇心が強いのか、それとも道徳心が欠如しているのか、珍しいものは大概食ってみることにしている。特に旅行や出張で訪れた地の特産品や悪名高い一品ともなるとまず食べてみずにはいられない。だって、その時を逃すと、それを食べる機会は一生やって来ないかも知れないんだし。 てな訳で、今回は僕のこれまでに食べた世界の珍品、ゲテモノを紹介しよう。 地域別で言うならまずは中国。足の4本有るものなら机以外は何でも食うとまで言われるだけあって、あるはあるは珍品の数々。タニシの茹でモノ、鳩の丸焼き、蛙の唐揚げ、亀の煮物、すっぽんの血のゼリー、蛇の蒲焼なんかは入門者向け、赤犬の鍋物は中級者向けといったところか?もっとも、さすがに上級者向けの猿の脳みそとか熊の手の平は高価なこともあり食ったこと無いけどね。 次に東南アジア。ワニのステーキ(タイ)、牛の脳みその煮込み(インドネシア)、孵化直前のアヒルのゆで卵「ホビロン」(ベトナム)等など。この辺のものなんかは、実はクセになってしまうくらい美味しかった。 こんなことばかり列挙していると、どうもアジアの人間ばかりが野蛮に思われるかも知れないけど、西洋にもきっちり「ゲテモノ食い」は普通に存在した。オーストラリアのカンガルー・ジャーキーなんかね。 僕は上に挙げたものはほぼ全て美味しくいただき、その後も何の問題も無かったのだけど、唯一体が受け付けなかったのが、京都のフィンランド料理屋で食べたトナカイの半生肉で、食べた翌日から2~3日熱を出して寝こんでしまった。さすがにゲテモノ食いのサンタもお友達のトナカイだけは食べちゃいけなかったみたい!?