芝生の貼り換え
今年の春に、芝生に間違って除草剤を撒いた。6月末にベトナムから帰国したら、予想通り芝は枯れていて、いつもなら青々とした芝を2週間おきに刈っていたのが懐かしくなるぐらい無残な姿になっていた。 今年1年は除草剤の効果が続く可能性があるので、庭の再構築は来年にしようと思っていたが、あまりにも見た目が悪いことと、7月に入って枯れた芝の部分に少し草が生えたりしているのを見て、この夏を利用して芝生を貼り替えることにした。 お父さんもお母さんも50歳を越えて気力体力が乏しい上に、子供達は全く頼りにならないので業者に頼むことを真剣に考えたが、予想工事費が200万円はかかりそうなので、自分でやることを決めた。 それでも芝用の土、新しい芝生、芝をやめて防草土にする部分の防草土や仕切りの購入などで20万円以上かかってしまった。 先日お母さんと二人で作業を始めたが、予想していた以上に時間がかかるうえに、残土(枯れた芝とそれにくっついた土)が大量に出て苦戦している。丸一日作業をしたが、想定の30%も進まなかった。 作業した週末は小雨交じりの曇り空だったので、1日作業することができたが快晴になったらとてもではないが作業できるとは思えない。普段なら週末は晴れの日が望ましいが、これからしばらく週末は日差しがない日であることを願わざるを得ない。 10年かけて育った芝は、根が想像以上に深くなっている。新築時に工事をしたときよりも2㎝ぐらい盛り上がっているようにも感じる。 素人作業なうえに初体験なので、最初は芝生を丁寧にはがして土を取り除いていたのだが、このやり方だと1㎡辺り1時間近くかかってしまう。そこで土嚢袋を購入してきてはがした芝は土ごと土嚢袋に入れることにした。また芝に切れ目を入れながらはがすのもやめて、クワやスコップで一気に掘り返す方式に変えた。 効率は上がったが、それでもまだまだ先が見えない状態で庭は無残な状態をさらしてる。芝も購入してしまったので、枯れないように毎日芝生の束に水を与える仕事も増えてしまった。平日に休みを取れば梅雨の時期の間に貼り替えは終わるのだろうが、そう簡単に休みも取れない状況である。 早くしないと梅雨が明けて炎天下の夏が来る。時間と天候との勝負になっているので、気持ちは焦るばかりである。 平日にお母さん1人で作業をしてもらっても効率が悪いし、おそらくお母さんは拒否するだろう。次の週末も頑張るしかない。早くきれいな庭に戻ることを想像しながら、きつい作業に取り組む予定である。 除草剤を取り違えたことが、ここまでお金と労力に影響するとはと、本当にあの時のお父さんの愚行を後悔する日々が続いている。