思春期の睡眠時間
日曜日の朝にお母さんと連絡を取ったら、息子が風邪をひいているのに土用の夜から日曜日の朝までずっとリビングでテレビなど見ながら起きていたと嘆いていた。どうやら朝起きてリビングに言ったら、徹夜で遊んでいた息子と鉢合わせしたらしい。 息子はそこで怒られて、朝6時半過ぎに部屋に戻って寝たらしい。完全に昼夜逆転の状態になっている。 お母さんは昔から早寝の人で、あまり夜遅くまで起きていると言うことができない体質だった。だから子供達の行為が理解できないらしい。お父さんも今では次の日にまともに行動できないので、朝まで起きていると言うことは基本的にないし、徹夜でビデオを見ようとか本を読もうと思っても、結局1時過ぎには寝落ちしてしまう。 しかしながら、若い頃は我が家の子供達と同じように夜更かしを楽しんでいた。特に中学生から高校生にかけては深夜ラジオにはまっていた。ここに書いてもわからない人が多いと思うが、「三宅裕司のヤングパラダイス」「明石家さんまのブンブン大放送」「伊集院光のオーデカナイト」「オールナイトニッポン」など夜10時ごろに自室に戻って布団に入ってからずっと聴いていた。 ハガキ投稿などもして、何度か採用されて読まれたこともある。今は捨ててしまったがその時の賞品を大学生ぐらいまでは部屋に置いていた。 今はどうなっているか知らないが、オールナイトニッポンは第1部が深夜1時から3時までで、デーモン小暮やとんねるず、ビートたけしなどをよく聞いていた。さらに土曜日の夜は、オールナイトニッポンの第2部まで聞いていた。1部の松任谷由美から2部の田中義剛へのリレーだったと思う。 夜中にげらげら笑っているせいで、母親が起きてきて注意されたことも何度もある。ラジオを聞いて笑っているだけでなぜあんなに起こるのかと、当時は不満ではあったが、今親になるとよくわかる。要は子供が夜中まで起きていると、寝不足で体調を壊したり、学校で授業が頭に入らないのではと心配なのだ。 だが不思議なことに、当時の体力は睡眠時間が少なくても特に問題ではなかった。普通に授業を受けていたし、部活もやっていた。 お父さんには夜更かしの経験があるので、まあ中学生以降なら、親が何を言っても夜更かしは楽しいよなと思ってしまう。ただそういう話を子供達にすると、親もやっていたと安心してしまうし、お母さんにろくでもないことを教えるなと怒られるので、子供にはしないようにしている。 夜更かしは背徳感が伴うことでさらに楽しさを増してしまうのかもしれないのだが、深夜ラジオの楽しさをお母さんとは語り合えないので、黙るしかない。 それにしても10代後半と言うのはなぜあそこまで体力があったのか本当に不思議である。これからの人生で夜10時から朝5時まで布団の中でラジオを聴き続けると言うことは絶対にないだろうし、挑戦しても起きていられないだろう。