『３３』の扉　

[４★心と体] カテゴリの記事

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• ありがとう

  今、雨が降り出しました。雨が降ると、不要な感情が洗い流されるようで雨の音をじっと聞き入ってしまいます。人を強烈に恨んだことがあります。きっと皆さんそれぞれに、そんな経験があると思います。その人に傷つけられた、という思いは、結局は自分の未熟さゆえ、傲慢さゆえに招いた感情だということをやっと穏やかに受け入れられるようになってきました。心も体も傷ついたのは、その人が原因ではなく、きっかけにすぎなかった。深く深く傷ついたのは、自分が自分を尊重できなかったから。自分に対して申し訳なかったな、と思います。ごめんね。その極端に痛い経験のおかげで、沢山の気づきがありました。自分は一人では生きられないと思い込んでいたけれど、一人でもしっかり一日を輝かせて充実して生きることが出来るということを知りました。誰かの承認を得ないと、自分の存在価値がないと思い込んでいたけれど、自分が自分にＯＫを出せるのだ、ということを知りました。自分で無意識にわざわざ特別なドラマを引き起こしていたけれど、普通であることの中の、ささやかなドラマのしみじみとした感動を知りました。真っ暗闇の絶望の中でも、必ずどこかにかすかな光があり、時が来れば人はちゃんと立ち上がって、元気に歩き出すということを知りました。そうハートで感じることのできる自分が今あるのは、出会ってくださった皆さんのお陰です。ほんとうに、ありがとう！そして、これからもよろしく！

  2006.07.16

• 満月

  満月の日は、感情開放が起こると言われています。人それぞれだとは思うのですが、宇宙のリズムなので、そのような心身の変化とリンクしているのでしょう。私は感情の動きにかなり敏感なので、今回の満月には参りました。３ヶ月前の今日、人生最大の谷底を経験し、その当時は立ち上がれないほどダメージを受けましたが、人間は弱いように見えて、強いですね。ありがたいことに、もがきながらも、徐々に心身は回復していきました。満月の前夜くらいから、その当時周辺のことをやたらと思い出したり、夢に見たり、極度の不安に襲われたりしましたが、これもいつかは過ぎ去り、治まるもの。そして、３ヶ月は一つの区切りと言います。感謝し、見守り、手放すことですね。ありがとう！よくがんばったね！そして古い記憶よ、さようなら！こんな私を支えてくれている両親、友、目に見えない存在の方々、本当に心から感謝します

  2006.07.11

• 母との記憶

  ふと今夜、子供の頃を想い出した。母との記憶。よく熱を出して泣いていた私を抱きしめ、夜中、「ヨイトマケのうた」の替え歌をそっと歌ってくれた。♪母ちゃんのためならエンヤコーラ♪　を、♪ともちゃんのためならエンヤコーラ♪そんなふうに歌いながら、背中をトントンしてくれた。そんな原風景。三人姉妹の三女の私はそうとうの甘えん坊で、いつも母親の後をくっついてまわって、“腰ぎんちゃく”と呼ばれていたっけ。・・・今私は、「自分を愛する」ってことにはじめて意識を向けている。本当の意味で「自分を愛する」ということが、今までよくわからなかったのだ。子供の頃、無条件に愛を受け、抱きしめられた記憶が蘇ってきたのにはきっと何かそのことに関係しているのだと思う。なぜか、ひとしきり泣いた。

  2006.07.02

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