自分のハートに正直に生きる・考
『マツコ&有吉の怒り新党』という番組。有吉さんとマツコさんの相性がいいのか、とっても掛け合いが面白く、楽しみにしています。前回の放映で、視聴者の怒りの手紙の内容へのマツコさんの話に「おっ」と思った回答がありました。番組に寄せられた視聴者の怒りの主張は、こんな文章でした。「“自分に素直に生きたい”という人は、ワガママな主張なのではないすか?本当に素直に生きられる人なんて、一握りの選ばれた人たちだけだと思う(怒)」 (学生・22歳・女)ということなんですね。まぁ、わざわざエネルギーを使って“怒る”ということは、素直に生きたい!という願望が、主張する人の心にあるのだと思いますが。「自分に素直に生きる」=「自分に正直になる」という意味と捉え、マツコさんと有吉さんがそのテーマについて、だいたい、こんなふうな会話をしていました。マツコ「自分に正直に生きる、信念を曲げずに生きるっていうのは、 それにともなって相当なプレッシャーがかかるんだから、 信念と覚悟のある宣言だったら立派よね。」有吉「でもさ、人間が集まって生活していたら、素直なんてやってらんないでしょ? 独りで無人島で生きるなら素直に生きられるけど、集団生活の中で素直なんてムリ。 子どもじゃないんだから。人に気を使って顔色伺って生きていればいいじゃん。」マツコ「本当に言いたい事を言っている人とか、主張を通している人って、 その主張を理解してもらうために、努力してすごい周りのこと気遣ってるのよ!」 数秘の「6」のキーワードに、「ハートに正直に生きる」という言葉があります。人生の学びにとって重要なポイントなので、メインワードに参列してるんだと思うのです。有吉さんの、「正直になんて生きられないんだから、人に気を使って顔色伺って生きればいい。」という考え方は、一般に広く長い間支持されてきた考え方ですよね。マツコさんの、「正直に生きるという主張が出来る人は覚悟があり、相当周りに気を使える人。」という言葉に、私は「」と感じるものがありました。マインドは義務や責任を基準に体裁を整え、戦略的に物事の決定や選択を行おうとします。ハートはただ、“好き!”“面白そう!”“行きたい!”“やってみたい!”のみです。ちなみにマインドはハートの声をシャットダウンしてしまう強い傾向を持っています。ハートの声は、それこそ子どものように素直な本当の気持ちを表していますが、声が小さくて外に届きにくいのです。 有吉さんの主張は、マインドから発っしている言葉に聞こえます。どんな目にあっても生き抜くために我慢していこう!とどこかで決めたのでしょうね。でもちょっとずつ、ボディーブローのようにハートは確実にダメージを受ける気がします。マツコさんの考えは、覚悟を決めてハートを大事にしながらも、マインドを駆使できる人が、なんか立派じゃない?ということかな。このバランス感覚はとても新鮮に私の心に響きました。ハートだけじゃなく、サポートとしてマインドのクッションの力も借りながら、味方しあって協力しあって、しなやかに生きられれば最高だなぁと思ったのです。実際には難しいとは思うけれど、これはもっと突っ込んで探求したいテーマ。安易に、「自分(ハート)に正直に生きる」という言葉の真髄をわかったつもりにしたくないとも感じています。 …自分に素直に正直に生きようと何かを選択するとき、皆さんはどうしてますか