仲間の力を活用して森田理論を深める
樺沢紫苑氏のお話です。樺沢紫苑氏がが卒業した札幌医科大学の医師国家試験の合格率は全国トップクラスでした。その秘訣は、「国試勉強会」にありました。5年生後半になると、4~6人くらいの親しい友人、仲間が集まり、国試勉強会を作ります。そして、そのグループで週2~3回、1回2~3時間の勉強会を開催するのです。その勉強会では、国家試験の過去問を解きます。私のグループは5人でしたが、あらかじめ5問ごとに自分が解説する問題が割り振られ、他のメンバーの前で、その問題の解き方、考え方を解説するのです。お互いが家庭教師となって教え合うのが「国試勉強会」なのです。人に教えることで学習効率は大きくアップします。(覚えない記憶術 樺沢紫苑 サンマーク出版 84ページ)これは森田理論学習でも取り入れたいことです。生活の発見会の集談会やオンライン学習会に参加すると学習仲間ができます。一人で学習していると、間違って理解してしまう。理解が遅くなる。活用の仕方がよく分からない。一人で学習するよりも、仲間と一緒に学習する方が楽しいし、効率的です。私はJUPITERという全国版リモート懇談会に参加しています。その中の「生活の発見誌」を読んで感想を述べあう学習会です。2本の記事を指定されていますので、より深く「生活の発見誌」を読むことができるようになりました。また、学習仲間からいろいろと学習方法を教えてもらいました。たとえば生活の発見誌の活用の仕方、森田全集の5巻の読み方などは大変参考になりました。また気に入った記事や話は、項目別にインデックスをつけて、書き出して整理することを教えてもらいました。今ではこれらのノートが貴重な財産となりました。学習のポイントとなるところは、体験談やたとえ話を交えて教えてもらわないとなかなか分かりにくいと思います。森田を活用・応用している仲間の話は大変参考になりました。仲間と学習することで学習効率は大幅にアップします。また体験発表をするとアドバイスがもらえます。これまでの偏った行動や誤った考え方が手にとるように分かるようになります。生活を見直して、自分の人生をより深く見直すことができるようになります。学習単元の講師としてお話する機会がもらえると、体験談を交えてより深く学習することになりますので、森田理論を深耕することができました。