深見式4本針エギ その3
深見式4本針エギ その3 4 腕足の装着・胸部の整形(針装着の強化)麻紐(細、太)、木綿糸、ボンドを用意します。 腕足の太さ、長さはご自分の好みで決めてください。今回、足は太い麻紐のよりを戻して2分の1の太さにしました。 腕になる部分は太い麻紐1本ではボリュームが足りないと思い上の写真ほどの量を使いました。長い腕の本体になる方は真ん中でよりをほどき2分の1のよりを切断します。そして両はしのよりを少しほどきます。短い腕のボリュームになる方はよりを完全にほぐします。 紐の繊維にボンドを馴染ませ、ボリュームになる繊維と本体の繊維をからめ、木綿糸で巻いていきます。この時腕にテーパーがつくようにイメージしながら組んでいくとよりハサミっぽい形になります。 この作業は手がボンドだらけになるのを覚悟してください。 出来上がった両腕は胸部に付けますので、接着面が良くなるようにペンチでつぶして平らにしてください。 腕の取り付けは腕を固めているボンドが完全に固まってしまうと取り付けにくくなってしまいます。腕を作ったらなるべく早く本体に取り付けましょう。本体と腕の接着はボンドを使って木綿糸で巻いて固定します。 ペンチなどを使って整形してください。 次は足の取り付けですが、腕同様ボンドを用いて木綿糸で巻いて取り付けます。 腕足の取り付けは針の固定の強化にもなります。足も腕同様ペンチなどで整形します。 取り付け完了です。ボンドが乾けばこの状態で塗装しても強度には何も問題ないと思いますが、ボディのボリュームアップと強度アップのために細い麻紐を巻いていきます。 ボンドを付けながらしっかり密に巻いてください。巻き終わりましたら組み立て完了です。 ボンドが完全に乾く前にペンチなどでつぶすと凹凸感が減りより見栄えが良くなります。もっとツルツル感がほしい方は ボンドが完全に固まってからサンドペーパーで磨くとよいでしょう。 ここまで読んでいただきありがとうございます。 その1,2で申しましたつり人社の編集者から撤収させて頂いた理由を書かせて頂きます。実はこの製法で作ったエギには欠点があります。それはエギを投げ入れた時に海面との衝撃で足が折れやすいという事です。表面の塗装とボンドがとれて足がブラブラになってしまいます。いくつか多めに持って行ってローテーションして使い、帰宅後に修理するという方法で現在使用していますが、皆さんにそれまでして作って使ってもらうのも悪いと思い撤収しました。この欠点に気がついた時はとてもショックでした。 しかし、失敗は成功のもと,新しい製法を考えました。深見式4本針エギその5あたりで書きたいと思っております。・・・お楽しみに。 大変申し訳ありません。とても中途半端な所ですが本日の容量10000字をオーバーしてしまいそうです。続きは次回とさせていただきます なんせ「気まぐれオヤジ」のブログなので次回いつ更新するか知れませんが、気が向いたら是非またお立ち寄りください。