災害時に有効活用するTwitter(ツイッター)
地震発生時から、ずっと私の主要な情報収集ツールはTwitterでした。人によって、テレビだったりラジオだったりFacebookだったりmixiだったりするでしょうけれど、私の場合はフォローしているアカウントが1400以上と多く、かなりいろんな情報がすごい速さでタイムライン(TL)を埋め尽くしたTwitterがとても役に立ちました。そして、フォロワーさんも多いので、役に立ちそうな情報をできるだけ公式リツイート(ReTweet)していました。しかし、流れて来る情報自体が非公式リツイートで投稿されてる場合も多く、情報源や内容を全部確認できませんでした。(公式と非公式の違いについてはこちら→リツイート (RT) とは ? )そんな中、Twitterの中で、非公式リツイートではなく、公式リツイートを使ってください、という「お願い」が拡散。その後は公式リツイートが目に見えて増えました。いまでもたまに非公式リツイートが見受けられますが、ほとんどが公式リツイートです。行方不明の親類などを捜すツイートが流れたあとに、見つかった場合、公式リツイートなら元の投稿を削除すればTLからすべて消えます。が、非公式リツイートの場合は連鎖的にずっと流れ続けます。さらに、もともとの投稿がいつされたものかもわからなくなり、結果的に多くの人が古い情報に惑わされることになってしまいます。そして、非公式リツイートの場合は同じ内容の投稿がいくつもTLに並ぶことになるのですが、公式リツイートならフォローしている複数のアカウントが同じ投稿をリツイートしても、自分(フォロワー)のTLにはひとつだけしか表示されないという利点もあります。これをよく理解していなかった利用者(難しいし、ややこしいので仕方ないことです)が情報拡散のために非公式RTを繰り返していたのですが、今回のことで公式RTと非公式RTの違いが周知されたのはよかったのではないかと思います。そして、導入時には批判もあった公式RTが、こんな場面で活用されるとは予想外でした。また、特定の話題についてカテゴリー分けして表示できるハッシュタグについても、かなり活用されたようですが、「このハッシュタグ#hogeを拡散してください」というような投稿もハッシュタグの検索結果に反映されてしまってノイズが多くなることからハッシュタグのマークを★などに変えて「このハッシュタグ★hogeを拡散してください」と書く、というようなルールも広まりつつあるみたいです。これもいい傾向。非公式RTはコメントをつけられることから、なにかひとこと書き添えたいときに使われます(RTの代わりにQTを使う方もいます)。普段は元の投稿文とコメントが一緒に読めてわかりやすいのですが、今回のような場合には上記のような理由で情報が錯綜するデメリットがあるため、元の投稿は公式RT、コメントは「返信(mention)」で、というような注意事項も流れていました。■Twitterの使い方や注意事項をつぶやいているアカウント@twedasuke , @twj , @twinavi↓Twitter公式ブログの記事■東北地方太平洋沖地震に関して↓Twitterヘルプページ■リツイート (RT) とは ? #NewTwitterJP■ハッシュタグについて #NewTwitterJP↓ツイッター公式ナビゲーター[ツイナビ]の記事■ツイッター地震情報【注意点】まとめました!■ツイッター地震情報【ハッシュタグ&関連サイト】まとめました!■ツイッター地震情報【アカウント】まとめました!Twitterやネットを利用したいろいろな支援サイトが続々と登場したのも今回の震災の特徴かもしれません。全部把握しきれていませんが、代表的なもので、Googleの災害情報サイトや避難所の名簿共有サービスなど見ると、すごい時代になったもんだなぁと思いました。しかし、それでもまだまだ救出されていない方や物資や情報が届いていない方が多くいる現状に、いまの災害についてはもちろん、将来また起こるであろう災害に備えてやることはたくさんあるのだなという思いも強くなりました。