日向の山桜と広沢寺
4月12日11日深夜まで関東地方は春の嵐ような天気でしたが、一夜開けるとそれまでの天気が一転し朝から快晴になりました!今回は、日向山の山桜見に日向山から広沢寺へのウオーキング日向山(404m)から見城(375m)の二つの山を越え、広沢寺温泉に至るコースを歩きました。改修を終え、きれいになった日向薬師(宝城坊本堂)国重要文化財緑の帽子の方がガイドさんで、今回は二つの班に分かれ歴史を探訪しながら歩きます。かつて宝城坊は数ある日向山霊山寺の一坊の一つでしたが、明治初期に宝城坊本堂と呼ばれるようになり現在に至っています。平成22年度から全て解体され、平成28年11月に改修完了。国重要文化財の仏像類は現在、宝殿の方に収蔵されています(宝殿は入場料が必要です)。2010年4月11日撮影(御神木に山伏が登り口上を述べた後、刀で空を切と桜の花吹雪舞い散る)この後、火渡りが行われる日向薬師の伝統行事は、圧巻! 稚児行列も行われます。一般の方も,火渡りに参加することができます。山伏の修験場でもあったことから、例年この時期に稚児行列と合わせ、山伏による神木登りが執り行われます。しゅげんちゃん(修験者)のキーホルダとシール先日あ、あることから山伏さんにお会いする機会があり、山伏さんからいただきました。日向山から下り、見城(みじょう)に登ろうとしているところで、後続のグループの到着を待ちます。見城に登った後、再びここに戻ります。見城へは、登りがきつくなります。途中ロープにつかまり登る場所も。見城に到着、ここで昼食。七沢城は、室町時代の戦乱期に築城されと言われていますが、扇谷上杉の要害でもあったようです。津古久物見峠は、日産テクニカルセンターがある丘陵と思われます。ここからは、厚木方面が見えます。当時争った敵がいた方向。さらに先の津古久物見峠と連絡を取っていたそうです。見城を下ると、まもなく大釜弁財天が見えてきます。渓谷にある巨石の間の奥行き4メートルほどの祠に、弁財天様が祀られています。直径2メートルほどある巨石も大山からの清流が流れる川に侵食によってできた滝壺連なります。これが釜のように見えたことからな付けられたなまえか?更に広沢寺方面に進むと、断崖絶壁が出現。ここでは、ロッククライミングが行われていました。しばらく車道を歩いて広沢寺に向かいます。広沢寺には温泉宿もあり、日帰り入浴が可能。私はその近くにあるかぶと湯温泉をお勧めします。新緑のこの時期になぜか紅葉した木が多く目にします。下向き地蔵昔、石工の弟子が地蔵様を造ったらのだが、鼻を欠いてしまい親方がもう一度弟子に作り直すよう命じる。今度は地蔵様の顔が申し訳なさそうに下を向いてしまった。そこで親方は、台座を高くすれば、お地蔵さまが優しく語っているように見えると、弟子に台座を高く高く造らせた〈簡略〉。広沢寺広沢寺の本堂には豆腐地蔵様が安置されています。ある雪が積もった朝、山の方に足跡があるのを豆腐屋が見つけた。不思議に思った豆腐屋が足跡をたどると、広沢寺の本堂の前でとどまっていた。その夜、豆腐屋の主人の夢枕に突然お地蔵様が現れ「お地蔵様の及川村には豆腐屋がないので、豆腐を供えてくれれば代わりに疫病を追い払ってやると」。以来、村の人々はこの地蔵様を豆腐地蔵と呼ぶようになり、毎日、毎日地蔵様に豆腐をお供えし、お参りしたそうな〈簡略〉。このウオーキングでは、普段は公開されないものを拝観させていただいたり、住職による説明があったりと至り尽くせり。本堂に安置された豆腐地蔵様(特別拝観)