鮎の養殖 43 (カワウ 8)
生態を利用した繁殖抑制 擬卵置き換え法せっこうで作った擬卵を用いて、本物の卵とすり替える方法三脚やハシゴで登り、下向きにした鏡で巣の中を確認し、卵があれば粘着シート(ねずみ用)でくっつけタモ網でキャッチするその後、カワウ卵より1つ多く擬卵を入れる(カラス持ち去りの為)カワウは本物の卵と思い温め続けるドライアイス法ペレット状のドライアイス(25K 7500円程度)を購入し、カワウ卵確認後にドライアイス250グラム程度を巣内に投入するなるべく卵に振りかかるようにするが、卵白の一部でも凍ると卵の発生が止まるので、マイナス70度以下のドライアイスであればごく一部が接するだけでも孵化を阻止する事が可能(擬卵法とドライアイス法の比較表)擬 卵V Sドライアイス50円1巣当たり経費100円擬卵作りが手間準備購入のみ卵の採取が手間現場での作業投入のみ可産み足し卵の識別不可・産み足し卵について擬卵を使う他の意味は、処理後にカワウが産み足す事がある為カワウは1日おきに1卵ずつ平均で4卵を産む事が知られているその為、擬卵設置後に産み足し卵の有無の確認や処理が可能(本物の卵とは質感などが違う為に判別が可能)ドライアイス処理では判別が不可能となる(本物卵である為)繁殖抑制を行った全ての巣でヒナの孵化を防ぐ事が目標ならば、初回は擬卵置き換えで、後日産み足しが見られた場合はドライアイス処理という2つの方法の併用がベストと考えられる・繁殖抑制成績 (山梨県水産技術センター)2009年は153巣から産み出されたヒナはわずか8匹だった04年から繁殖抑制を始め、成鳥個体数の目安となる営巣数が減少したのは07年からからだった成鳥個体数の減少に時間が掛かる理由は、カワウは鳥類の中では平均5年程度と長寿な事と繁殖を単独エリアで抑制しても他のエリアから移入する個体がいる為である←応援クリックお願いします!!にほんブログ村←鮎の総合サイト作成中!!