ようやく更新
1ヶ月以上日記放置してました。それでも毎日たくさんの人達にアクセスしていただきありがとうございます。日記を更新してなかったのにはまあいろんな理由がありましてまずは仕事。メチャクチャ忙しかった。コールセンターでお仕事してる人は分かると思うけど先月からチームリーダーみたいなポジションになりまして。これは電話を受けた人が自分で分からないときにエスカレーションする人なんだけど分からなくて聞いてくるんだからそりゃ難しい問題なのにポジション的には私が解決しなきゃいけないし、会議やシフトの管理や日々の色んな業務の管理など仕事量がハンパないのです。で、朝6時半に家出て帰りは早くて夜9時、遅いと終電、みたいな毎日だったわけ。子供や夫ともほとんど会えず、な平日。で、週末はと言うと夏はイベントが多いでしょ。花火や祭りやアメリカ在住の友達の帰省保育園のイベント、などなど。海の近くに住んでるから家族でもしょっちゅう海に行ってたし楽しいけど正直言って帰ってくるともうグロッキー。それでまた忙しい平日が始まって...の繰り返し。皆さんのとこにも携帯と会社からしか行ってませんでした。なんでコメント書きたい時は山ほどあったのにチャンス逃してました。あとでBBSにでもお邪魔するつもり。家のPCの前には座る事もまれです。仕事でPCのトラブルシューティング1日10時間もやってると家帰ってくるともうPC見るのも嫌なのよね~。おかげで給料とキャリアのレベルはうなぎ登りだけどなんだかね~、一つ得ると他に失うものが出てくるから。今は子供との時間の圧倒的な少なさに頭を抱えてます。次男のアレルギーは嘘のように良くなりましたけど。日記をずっと更新しなかったもうひとつの理由はねちょっと精神的にまいってしまっていてで、この事を書くかどうか迷ったんだけどというのも凹んだ理由は夫婦関係とか仕事のことではなくて本当に変な事なの。こいつ「いっちゃってるよ」、と思われそうな事。でも書いてみます。前回の日記でEMMET TILLの事を書いたけどその後1ヶ月近く毎日同じ夢を見てその夢って言うのは私はEMMET君のママで真っ白なフワフワのワンピースを着てBayouか川ののそばの茂みを必死で走ってるの。体が潰されそうな蒸し暑さで息もできないんだけど「Where is my sweet pee!!」って必死に叫んでる。ハアハアって自分の息が聞こえる。そしたら真っ白なシャツにパンツ、サスペンダーとBowそして帽子を被ったEMMET君が木の上に座ってるの。ニコニコしながら。それでEMMIT君のママである私は「Oh My Baby, my sweet Pee」と泣きながら彼を何度も何度も抱きしめる。彼は優しく私の背中をポンポンと叩きながら「Mother, it's OK」と微笑んでいる。そしたら急に今度は私は私自身に戻り彼の墓石に覆いかぶさって嗚咽をあげて泣いてるの。どんよりした空で霧雨が降ってる。びしょぬれになりながら私は墓石の上で「Why Why??」と泣き叫ぶ。ふと人気を感じて振り返ると何百人もの黒人達が立って私を見ている。私は「なんだこの日本人女」「なんで日本人がここで泣いてるんだ」と思われると思い、恥ずかしさで立ち上がれなくなってしまった。すると誰かが私を後ろから抱き上げてくれた。それはヒューストンにいる主人の祖母だった。彼女は微笑みながら私を抱きしめ「Thats ok sweet heart, everything is going to be all right」と繰り返し言いながら私の背中をポンポンと叩く。まるでEMMET君がママにしたように。そこで夢は終了。目覚めると涙と汗で顔はぐっしょりで、悲しい事があった時みたいに胸が押しつぶされそうに痛かった。EMMIT君の体のぬくもりやヒューストンの祖母の香り全てがあまりにリアルでしかもまだ残っていて涙が止まらなかった。最初の2日間くらいはきっとよっぽど自分の中で消化できないんだろうな、と思った。でも1週間すぎて怖くなってきた。だって昼間も白昼夢みたいに同じ映像が頭の中でグルグル回ってた。それで相変わらず狂ったみたいにアメリカでの黒人の歴史をネットや本で読みあさってその度にまた苦しくて息ができなくなってものすごく泣いた。さすがに10日過ぎてもうなんだか訳分かんなくて誰かが何か伝えようとしてるのかただ精神的になんかおかしいのかもしこれがなんかのサインだとしたらなんなんだろう私にどうして欲しいんだろう。そんな事を毎日考えた。眠るのもこわくなった。私は今まで黒人の歴史や黒人社会の背景について深く考えたくなかった。何かと言うと黒人、黒人と言う主人にも何にでも黒人だって事を理由にしている人達にももうたくさん!と思っていたくらいだ。南部のメンフィスに住んでそういうのをたくさん見て結局黒人達にもすごく差別されてだから目をそむけてた。差別の真実。いけないこと、ひどい事、そう言っても心から憤りを感じたり悲しみを感じてなかったかもしれない。そんな私が今は上手く表現できないけど映画でもニュースでも本でもネットでも黒人に関連した事を見るとなんか上からぐーっと押しつぶされそうな悲しみとか怒りとかそんなものが襲ってきてハリケーンの時なんて最初にニュース見た後吐いた。被災者達の絶望感とか悲しみとか分からないけどまた上からグーッと押しつぶされそうになって息ができなくて涙があふれてで、吐いた。ね、こいつ「いっちゃってる」、と思ったでしょ。自分でも分からないの。ホント。でもっと不思議なのはさ料理がすごーく上手になったんだ、いきなり。主人もびっくりしてる。この間いきなりレシピなしでクラブケーキ作っちゃったし。そんなの作った事2回くらいしかないのに。自分がすっごい食べたくなってさ。オクラのフライも。誰かが私の中にいるのかな~誰にしろ何にしろ私の中で何かが変わった。主人はもう私に「Baby,You don't see what I see」と言わなくなったし、ハリケーンのニュースを見て「I can't take it! US government make my people beg for life!」My peopleって言った私に、主人は一言「I feel you」としか言わなかった。もし仮に今の私の状態が誰かに取り憑かれたかなんかだとしてそしてこの「息のできない」苦しみや悲しみが実際に黒人達の生きている社会なのであれば私はもうどうしていいか分からない。だって何世代にも渡ってこんな感情の中で生きてきた人種が急にたった何十年かでポジティブになれるのだろうか。白人の目をまともに見れなかったのがたった何十年前かの事なのだ。Slave mentalityとの戦いってそういう事だと思う。私は黒人だからというのを理由に他の黒人を攻撃したり犯罪を犯したり前向きに生きない黒人達を庇護する気はないので誤解してもらったら困るけどそして言葉にしたらとってもまぬけだけど「黒人として生きるって本当に大変なんだ」と心から思うの。そう言うことが差別だって言う人もいるかもね。あー本当にこうして言葉にするとまぬけ。そして今回の日記には反論もあるだろうな。でも私最近本当に毎日辛くて泣いてばかりなの。ハリケーンのニュース見たらいつも吐く。頭痛もひどいし...一回霊媒師にでも見てもらったほうがいいかも。なんか久々なのにまとまりのない日記になっちゃった。