女王の教室
日テレ系ドラマ「女王の教室」がかなりホットだ。小学6年生のクラスが天海祐希演ずる悪魔のような教師に牛耳られている。そこに人間の心の弱さやもろさが浮き彫りになって、なかなか見逃せない展開をしている。ただ、ちょっと気になるのは、こうした場面を見る側がどう捕らえているのかというところ。ネットでも賛否両論がかまびすしくやりとりされている。見た感じ、賛成!いいとこ突いてる、などの意見が多いように思う。僕は。。。。どうも気持ちが粗野になっていく気がして仕方がない。ドラマの最後にはきっと救われる結末がまっているに違いないけれど、それまでに人の心に「滲み」のようなイヤな気分を残すようでいまいち好きにはなれない。見終わった後に、毎度、なんともいえないやるせない気分が残るからだろうか。人間として正しいことを必死に守ろうとする子どもたちがいる一方で、大人の手練手管の前にねじ伏せられてしまうその他大勢がいる。これをみた子どもたちが、世の中やっぱりそういうもんだみたいに感じ取られてしまったら大変だなぁ。映画で、一度に完結するのならいいが、毎回ずっとイヤな気分を味わって最後にちょっと救ってくれる・・・という展開なら、一部や最後を見逃した人はずいぶん中途半端なことになる。大人が見る分には面白い。分別をわきまえ、この物語の善悪がわかるならいい。こどもたち(小学生)が、やっぱり、自分の都合を優先させ、友達を裏切ったり、自分の心を裏切ったりすることが実はよのなかの普通のことなんだ・・・みたいにとられる瞬間があったら・・・大丈夫だろうか・・・なんてついつい余計なことを心配してしまった。僕は、根が単純だからやっぱり「ドラゴン桜」みたいなまっすぐなストーリーのほうがいいなぁ。阿久津真矢(天海祐希)が悪魔のような先生~この役、江角マキ子でも面白い。和美(志田未来)が天真爛漫でまっすぐな6年生ーこの子の演技力はすごいね。賛否両論いろいろだってさ:→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000020-spn-entこのドラマ、とっても面白いけど、子どもには見せたくないな。