銀色☆
忘れな草と青い空 忘れな草が咲いていた 道に線をひいて その上を歩いた どこまでも 道が途切れるまで 見上げると青い空だった 君がいた頃は なにもわからなかった 本当に 何にも どんなに君を好きだったかも 人との関係も 大切なことも 失ってはじめて気づいたけど 今だってたぶん まだまだ霧の中だ 遠く過ぎないとわからないなんて どうすればいいんだ ひとつだけわかったこと 胸に深く刻んだことは 大事にすること とにかく 大事にすること 好きなものはどんな時でも ただ馬鹿みたいに大事にすること 銀色夏生「詩集 すみわたる夜空のような」 ****************************************** 学生時代に痛い想いをして、 不眠などなどに陥った。 しかもその後の暴れようったらなかった(苦。 今日はひさしぶりに読書をしてみた。 詩集を読むのも久しぶり。銀色夏生はいい。 読んでいて、そのときの気持ちが 突然ぶわーっと沸いてきて どうしようもなく切なくなった。 次の恋は大事にしようと思っていた。 今を大事にしよう。