穏やかな爆弾

[明け暮れる配達の日々] カテゴリの記事

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• 【配】　天使の落し物

  連日の雨のおかげで、心身ともに困憊気味の今日この頃・・。今朝は薄曇りなものの、雨の洗礼を受けそうな気配はありません。日曜日と言うこともあって、時間に追われることもない。おまけに新聞も薄いとなれば、久しぶりに「楽」な配達になりそうな予感・・。「出来事」が起こらないと日記を書くにも、海馬を弄らなければならないのであまり平穏が続くのは好ましくないのですが「今日ぐらいは楽させてください・・神様。」と祈りながら配り始めた朝刊。・・やっぱりこの世界に神なんて存在しません。仕事を始めてものの数分・・一軒目のマンションで後ろの荷台に積んだ、新聞の束が汚れているのに気付きました。夜が明けるのが早くなったとは言え、まだ午前３時・・。暗くて正体が掴みかねる・・その「染み」視覚が働かない場合は、他の感覚で認知しなければなりません。あまり深い考えもなく、衝動的に鼻を近づけて見ます・・。・・・・。・・・・くさっ！！強烈な臭気が鼻をねじ上げます。あまりの凄さに、胃液が込み上げて来る感覚を覚える位ですから相当なものです。先程から「なんか・・臭いな～。」とは思っていたのですが、配達区域が川沿いと言うこともあってそれほど気にも留めていなかったのですよ。しかし・・正体はこの「染み」慌てて、照明が煌々と輝いているマンションのエントランスまでバイクを乗り入れ確認してみます。その「染み」の正体は・・。鳥のふん。これ程の臭気を放つとなれば、雑食であるカラスのふんの可能性大です。遥か上空で、粗相をなされたおカラス様の天使の落し物が地表を時速６０ｋｍ／ｈで走るバイクに直撃する確立ってどれ位のものなのでしょうか？文型人間の僕には計りかねますが・・恐らくはごく少ないものでしょう。子供の頃、広島平和公園で平和の象徴である鳩の落下物を、顔面で受け止めラブ＆ピースを呪う切っ掛けになった事件以来の出来事ですから約２０年振りの洗礼です・・。・・・どうやら笑いの神様は存在しているようですね。困ったことに・・重力加速を伴った落し物は対象物に衝突した際に、四散した模様でご丁寧に、積み重ねた新聞の「耳」の部分に、綺麗なラインを描いています。あまつさえ、僕の右半身にも陵辱された痕跡が点々と・・・。さすがに、汚れた新聞をお客様に届けるわけにもいかず今来た道を、泣きながら逆走する羽目に・・。３０部破損。余計な時間を食ったおかげで、着替えるわけにもいかず臭いの取れないフリースを脱ぎ捨てて、まだ明け方は冷えると言うのにＴシャツ一枚で配る羽目に・・。鳥肌全開。昔・・ファミコンで鳥のふんに当たっただけで死んじゃうゲームがありましたが・・言わずもかな・・その主人公キャラの悲哀が今日、実感できました。

  May 12, 2002

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• 【配】　ナンパ

  昨日の日記（１１日）を今日（１２日）書くのはなんか・・夏休み最終日に、何か月分かのお天気表を埋める作業のようで、カツオ気分です。どもども・・遅ればせながらまぐろです。こんばんは♪しかし波平は甘すぎると思うのですが・・ウチの親は最終日に血反吐吐きながら、宿題やってても助けてくれなかったです。自業自得ですもの・・。１１日の夕刊時団地の入り口で、ふいに男に呼び止められました。僕の顔を見るなり、駆け寄ってきて仕切りに何かを訴えています。「見逃して・・見逃して・・。」「？？？？」何のことだか、さっぱり理解不能です。まあ・・変な人に絡まれるのは、悲しいかな慣れていますからその場は男を無視して、団地の階段を駆け上がりました。戻ってくると・・どうやら男は僕を待っていたようで再び両手を振りながら駆け寄って来ます。さすがにちょっと怖くなった僕は、急いでバイクに跨り走り去ろうとしました。が・・エンジンを止めてあった僕の愛車が息を吹き返す間に男に追いつかれてしまいます。男は僕の肩をとんとんと叩きながら、また何かを頻りに訴えます。よく聞いてみると・・「脱がして・・脱がして・・。」見ると、男は自分の股間を指差しながら今にもチャックを下ろさん勢いです。すいません・・僕はそっちの趣味、全くありません。あまりの戦慄に泣きながらその場を走り去ったのは言うまでもありませんが・・まだ、日も暮れていない夕暮れ前に、あの男は僕に何をさせるつもりだったのでしょうか？でも・・これってナンパ？

  May 11, 2002

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• 【配】　山積み

  「久々の配達だってのに雨ってどーゆー事？」などと愚痴っては見ても、どうにもならないのは分かっています・・。ココは気を取り直して、２日分の雨配達（休みの間、東京は雨だったらしいんですよ）から逃れれたことを、幸運と思いましょう。おはようございます。お変わりありませんか？帰ってきたまぐろです。郷里から戻っていきなりの配達・・不着しちゃうかと思いましたがどうやら体は覚えているようです。６０件の集合ポストでも、流れるように配り終わりました・・。う～ん、喜んでいいのか・・悲しんでいいのか。新聞配達に染まりすぎの感はあります・・。それにしても、やることは山積み・・。まだ、集金がおわってません・・っと言うか終わってないの僕だけです。帰郷していること知らずに、僕を主任さんが探し回ってるくらいですから、かなりまずい状況・・。その上、月初めには必ず行わなければならない作業も全て、先送りにしているものですから、二進も三進もいきません・・。ああ・・今日（９日）は一日拘束なのね。

  May 8, 2002

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• 【配】　河よりも長くゆるやかに

  なだらかな休日・・。いつものように時間に追われることのない朝。僕は配達の手を休めると、川の畔まで足を伸ばし缶コーヒー片手に佇むのが好きです。僕の配達区域には、関東でも有名な大きな川が流れています。小高い防波堤を少し登ると、都会の狭い空で慣れてしまった感覚を打ち破るほど、雄大に視界が開け幼い頃登った山々の景色とだぶつきます。凸凹なテトラポットを跨ぎ川に一番近い場所に陣取ると、何を考える訳でもなくただ、紫煙を燻らしながら、ぼーと大いなる流れを見つめているのが堪らなく大切な時間に思えて来ます。まだ日も昇らぬ夜。しかし、陽光の綻びで変わりつつある朝。そんな微妙な調律の空気を肌で感じながら徐々にグラデーションされていく空に舞う水鳥の影を目で追うとさながら天然の絵画を見ているようで日常に鈍化していく感情を再び引き戻せた気になるから不思議です。川が好きです・・。海でも湖でも沼地でもなくただ淡々と流れていく川は、時間の流れそのものを直視しているようです。例えば、流れていくあの一片の流木に自分の生き様を重ね合わせもう戻れぬ川上と、あてどもない川下なんかに想いを馳せるとふいに涙がこぼれてしまいます・・。暗闇に続く河の先・・。僕らは何処に行こうとしているのでしょうか・・。

  May 4, 2002

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• 【配】　６０００円也

  今日はあまり「コレ！」という出来事に遭遇しなかった平穏な一日。公園で犬の散歩をしながら、ブランコに凭れ掛かり爆睡しているおばさんを見掛けるなんて日常茶飯事の事なので、特筆すべきことでもないか・・と今日の日記の内容にあれこれ、頭を捻りながら配った夕刊。・・どうやら神様は、僕を見捨ててはいなかったようです。きっちり、ざっくり切られてしまいました。・・青切符。第○交通機動隊・巡査部長のキムラさん（仮名）にまぐろは、拿捕されてしまいました。反則事項・赤信号無視。・・おのれ！！神め！！赤信号無視なんて書くと、また暴走行為を繰り返すキチガイ配達員なんて思われそうですが・・実際は、信号の静止を振り切って交差点に突っ込んだわけでも歩行者に中指を立てながら、傍若無人に横断歩道を横切ったわけでもありません・・。そこのマンションの入り口は四つ角の一方通行上にあるもので側道の駐車場から入って、新聞を配るのですがその、駐車場の進入口は交差点の手前、停止線のわずか２ｍ先にあるのです。（もちろん、停止線から横断歩道までの距離はたっぷりあります）そう・・微妙・・微妙なトコなんですよ・・奥さん（誰？）白バイが交差点の陰に潜んで獲物を探していたことは知っていましたがそれが違反行為だと、捕まって初めて気付いた僕は正面の赤信号で止まっている車の列をすり抜け何の躊躇も無く左折して、駐車場に進入。即・・御用。・・なんですか？この立地構成・・トラップですか？横道に入っただけの気分だった僕は、ふいに白バイにサイレン鳴らされて訳も分からず動揺していました。「え？なに？何が悪かったの？」うろたえる僕に、颯爽と白バイから降りてきたキムラさん（仮名）はこう言い放ちます・・。「赤信号無視と通行禁止違反で、４点減点ね。」さーっと血の気が引く僕の顔。赤信号無視・・なら話を聞いて、なるほどそうだったのかと納得は出来ます（いや・・してませんが）しかし・・何ですか？通行禁止違反って・・。話を聞くと・・駐車場に入る際、バイクに乗ったまま歩道を横切ったのが違反行為だということ・・。頭に疑問符が飛び交います。駐車場入り口が歩道に越えた所に建造されているのに、そこにバイクで乗り入れて捕まるのならその駐車場に停車している車は全て違反車なのですか？公僕キムラさん（仮名）はクールに言い放ちます。「歩道はバイクを押さなきゃだめだ。」いや・・駐車場に進入する為、歩道を横切るときは一時停止後、歩行者確認で良いはずですよ？キムラさん！！（仮名）しかし、青臭い少年のように、警官に悪態つくことも抗議することもしない方が得策なのは心得ています。押し黙ったまま、青い顔で反則切符に色々と書き込むキムラさん（仮名）を見据え彼の良心に訴えかける作戦にでます。「仕方ない・・仕事で色々大変だろうから、２点だけにしておいてやるよ。」「すいません・・助かります。」精一杯の笑顔で感謝の言葉を述べるのとは裏腹に心の中で舌を出す悪魔がここに・・。結果・・減点２点・罰金６０００円也～・・くそぅ。

  May 2, 2002

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• 【配】　ロボット建造中

  僕の配達区域では謎のロボットが建造中です。歩道に面したガードレールを土台にして大小のペットボトルで構成された、それは最初子供が図工の時間か何かで作ったものを飾っているのだとばかり思っていました。しかし、そのロボットは日に日にその体を、進化させていきます。大きさも、当初より倍・・。さらには、ヤクルトの容器なんかで徐々に細部が構築され色取り取りのビニールテープが補強と彩色を担い今や、ちょっとした要塞の域です・・。お世辞にも上手とは言い切れない技法で組み立てられていくそれは、既にその全長を高さ１・５メートル。横幅２メートルまで増殖させています・・。もはや子供の遊びのレベルを越え、洒落になってません。歩行者の妨げになるほど、存在感を誇示しています。一体・・何のために作っているのか、計り知れないそのロボット。先日、一人のおじいさんが空のペットボトルを持ち寄り一生懸命組み立てている場面を目撃しました。まるで、孫を慈しむ様な目で、ぐるぐるとビニールテープを巻くその老人・・・一体何者なのでしょうか？考え始めると、夜も眠れません・・。

  May 1, 2002

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• 【配】　サトウさんの受難

  サトウさん（仮名）は最近入ったばかりの専業さんです。ようやく仕事にも慣れ始め、徐々に配達のスピードも上がってきた頃・・彼に、とんでもない災難が降りかかりました。いつもの様に朝刊を配達していたサトウさんはふいに一人の男に呼び止められました。作業員風のその男は、スポーツ新聞を購読したいので契約に来てくれとの事・・。たまに、配達中に新聞を取りたいと言うお客さんに出会うことはありますし専業さんにとっては即それが自分の業務成績に繋がりますので、サトウさんは喜んで「では、配達が終わったら伺います。」と頭を下げました・・。この時です、サトウさんがその男の瞳に異常な色を感じたのは・・。「今すぐ契約に来い！」と、その作業員風の男は、サトウさんの腕を掴み強引に自分のアパートへ連れて行こうとします。時間は午前４時・・お客さんの家にお邪魔するには異常な時間帯です。部屋に連れ込まれると、何をされるか分かったものではありません。サトウさんは男の腕を振り払うと、その場を一目散に逃げ去りました。それからです・・サトウさんが嫌がらせを受けるようになったのは・・。毎日のように、物陰で待ち伏せしている男にスポーツ新聞を盗まれそうになります。サトウさんが拒むと「契約してるのに何故入れないんだ！」の一点張り・・契約なんてしてません。たびたび、専売所のほうに電話が掛かっては訳の分からぬことを喚き散らして、一方的に切る始末。偶々電話に出た新人の学生なんかは、恐怖に慄いてしまっています。そんな、「頭のおかしい人間」の嫌がらせが続いたある日。ついにサトウさんが怒りをぶちまける瞬間が来ました。いつものように、待ち伏せ地点にサトウさんが差し掛かると暗闇から現れる作業員風の男・・。その日は男が強行に出ます。バイクに跨ったままのサトウさんに対してその目の前の籠から、新聞を抜き取ろうとします。サトウさんもそれには慌てて、必死で抵抗します。新聞を満載して重心が高くなったバイクが男二人のもつれ合いに耐えられるわけがありません。サトウさんは自分の体重の倍はあろうかと言うバイク諸共地面に倒れこんでしまいます。下敷きになったのは、全く無防備な右手・・。結果、亀裂骨折・・。これには、普段温厚で無類の猫好きなサトウさんも我慢の限界が来たようです・・。返す刀で立ち上がると、無傷の左手で男を捕まえ今までの恨みを込めた拳を振り上げます。殴打。殴打。殴打。更に殴打。基本的に暴力はいけませんが、このときのサトウさんの精神状態を考えると仕方のないような気もします。頭のおかしい人間に不条理に腕を折られたとなれば理性で怒りを押さえ込む術なんて難しい事でしょう。余りにも執拗なサトウさんのカウンター攻撃にたまらなくなった男は、咄嗟に近くの交番に駆け込んだそうです・・。全く・・どの面下げて被害者気取るつもりなのでしょうか。結局・・今までの男の行為は、交番のすぐ裏で行われていたこともあって中にいた、お巡りさんには全部筒抜けだったようです。実際に怪我を、負わされているのはサトウさんですしこの兼は喧嘩両成敗で不問にされました。男もサトウさんの怒りっぷりに、懲りたのかその日を境に姿を見せ無くなり、彼の受難は幕を閉じたのでした・・。後日・・右腕をかばいながら仕事をしているサトウさんの話しを聞いて憤慨していた僕に、彼は・・「まあ・・転んだ自分も悪かったんだけどね。」と一言。彼の名誉のために言っておきますが、普段は腰の引くい良い人なんですよ。しかし・・この仕事、平穏無事に毎日過ごせる人間がどれほどいるのか・・。自分の置かれている状況に少し恐怖を覚えつつ何処までも謙虚なサトウさんの姿勢に敬礼・・。

  Apr 30, 2002

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• 【配】　ちょび

  コンビニの前で、ご主人様をジッと待ってる犬はとてもいじらしくて可愛いですね♪バカな新聞配達員が、わきゃわきゃ言いながら寄って行って頭を撫で回しても、視線はずっと店内で買い物している飼い主を追ったまま・・再びご主人が戻ってきた時の喜び様ってのは・・もう。ああ・・あんな風に愛されてみたい・・。おはようございます。久しぶりの犬好き配達員まぐろです。シベリアンハスキー。一見して、怖そうな面構えと、大きな体躯。犬好きの人じゃないと、どうしても怖い印象を受けてしまうのではないでしょうか。僕が集金を担当している区域にも、ハスキーを飼っているお宅があります。そこは、事務所兼自宅といった構えで集金も小切手で支払う稀なお客さんです。実際現金で払うよりは、かなり時間が掛かるのですが（用意してくれていれば別ですけど）支払方法はお客さんの都合なので仕方ありません。その日も、小切手帳に桁を書き込むお客さんの前でジッと待ってました・・。ふと見ると、自宅に通じている扉から現れたのは銀髪を蓄えた一匹のシベリアンハスキー。貫禄も雄々しい雰囲気は、まるで用心棒のよう・・。「ゆらり・・」なんて擬音が妙に似合っています。僕はこの時、シベリアンハスキーを始めてまじかで見たのですがさすがにその狼の様な風体に、一歩引いてしまいました。しかし、露骨に怖がるのもお客さんに失礼です。犬に敵意を与えないように、何食わぬ顔をして再び待つという行為に専念しました・・。ずぼ・・・。何かが僕の脇に挟まります。おや？と思い、自分の甘く開いた脇を見てみると・・挟まってます。シベリアンハスキーの頭が脇に挟まってます・・。「・・・。」その時ふいにお客さんに呼ばれました。書き込まれた小切手の額面を確認していると・・またずぼ・・・。「・・・。」また、挟まってます。ふいに目を合わせる僕とハスキー。上目遣いでこちらを見る青い目は、明らかに「撫でて・・。」と、言っています・・。・・・。・・・可愛い♪ダメです・・犬好きにこの行為は反則です。お客さんから手渡された小切手なんか、どうでもいいです・・。もう・・全身全霊を込めて撫でてやりましたよ。命令どおりに・・。と言う訳でこの子の名前・・勝手に「ちょび」に決定！

  Apr 29, 2002

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• 【配】　頭かくして尻隠さず

  集金業務と言うのは、夜のプライベートな時間帯にお邪魔する訳でこちらも細心の注意を払います。得体の知れない人間が、夜お宅に尋ねてくるのは余り気持ちのいいものではないからです。それでなくても、この職種の世間一般のイメージは「アウトロー崩れの吹き溜まり」とか「犯罪者の温床」など余り宜しくない様なので、ドア一つ開けてもらうのも一苦労。（営業の担当者はもっと大変なのでしょうね）夜九時以降は伺わないとか・・小さいお子様がいらっしゃるお宅は早めの時間に抑えるとか・・挨拶の仕方一つにしても「夜分恐れ入ります」から始まって「ありがとうございました」まで、明確にはきはきと・・もちろん相手はお客様ですから失礼の無い様に振舞うのは当然なのですが悪いイメージを払拭し、お客様との垣根を取り払うのが集金業務をスムーズにこなす秘訣だと僕は思っています。と・・言うわけで、集金前の身だしなみチェック！歯を磨いた・・ＯＫ！髭も剃った・・ＯＫ！寝癖も直した・・ＯＫ！先日みたいに鼻毛が飛び出していない・・ＯＫ！服装ＯＫ！スマイルＯＫ！では・・しゅっぱ～つ！！帰ってきて着替える時に愕然・・・。チャック思いっきり開いてんじゃん・・。・・無意識変質者の完成。

  Apr 26, 2002

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• 【配】　赤い紙飛行機

  「屋根より～高～い♪こいのぼ～り」ゴールデンウィークも近づき、こいのぼりを飾っているお宅もちらほらと見受けるようになりました。僕の配っているマンションでは、棟から棟へロープをはりそこに、大量のこいのぼりを泳がせています。大なり小なりが連なり風の中で揺れる様子は、見ていて壮観ですね。おはようございます。まぐろです。よくマンションのロビーなんかで自治会の選挙結果や催し物の日程が貼り付けられている掲示板を見かけます。最近はパソコンの普及で色取りも良く居住者でない新聞屋の僕でもエレベーターの待ち時間なんかに、ふと見入ってしまう物も多々あるのですが・・。今日偶々目に入った掲示板。「こどもの日のお楽しみ会」なんて可愛いフォントで書かれた掲示物。子供でも読みやすいように、ひらがな中心の文体で「アンパンマン」上映会の日程なんかが整理され明解に書かれています。端っこには、子供の目を引きやすいように赤い紙で折られた「飛行機」が飾られていました。「あ♪紙飛行機♪」少し配達の手を休め、自分の子供の頃を思い出しながら何と無く触れてみた紙飛行機・・。その瞬間、指先に伝わる不快な感触。そして戦慄。蛾。蛾です。僕が童心に帰りながら触れた「赤い紙飛行機」の正体は在り得ない色をした真っ赤な・・・蛾。突然、眠りを妨げられたその真赤な蛾は指先を離れ、抗議するように僕を中心に飛び回ります。「ぎゃーーーー！！」日曜日の早朝。マンションのロビーで蛾と戯れながら年甲斐も無く絶叫する視力１．５の馬鹿一名・・。もはや天然と言われても二の句は告げられません。

  Apr 21, 2002

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• 【配】　遅く起きた朝は・・

  本日久しぶりに寝坊しました・・。いつも朝刊の時は午前２時１０分起床なんですが友人に起こされ時計を見たら３時１５分・・。あれ？確か・・定時に起きたと思ったのに・・。目覚まし代わりの携帯電話握り締めたままの２度寝・・。起きたままの姿で折り込み場まで降りると既に新聞梱包は到着済み。慣れた専業さんたちはとっくに出発。残っているのは日も浅い新人さんのみ・・。まずいです・・。まず過ぎます・・。新聞を中継地点に転送してくれる専業さんも既に出発した後。こんな日に限って新聞が鬼のように厚い。ちょっとしたカステラです・・。泣きながら、２８０部全てをバイクに積み込むと・・ああ・・後ろに積んだ新聞の高さが僕の肩の高さを遥かに凌駕しています・・。気を抜くと今にもウィリーしそうな勢い。まずいです・・。まず過ぎます・・。土曜日と言うことで、サラリーマンはお休みの方が多いのですがやはり時間が命のこの商売。寝坊で遅配はご法度です。・・と言うことで、あまりやりたくは無いんですが「発狂モード発動！」まぐろは「はっきょう」のじゅもんをとなえた。こうげきりょくが５８あがった。すばやさが２７あがった。きりょくが３４あがった。ぼうぎょりょくが０になった。もう狭い路地だろうが、直角カーブだろうが躊躇している暇はありません。全部鬼フルスロットルの鬼配達です。物陰から猫が出てきても即死。曲がり角に車が止まっていても即死。シフトミスでも即死。（新聞配りながら死にたくないんですが・・・。）結局、いつもより３０分押しで出発して定時に終わらせました・・。が・・心身ともに限界を向かえたのは言うまでもありません。教訓・ちゃんとした目覚ましを買いましょう。

  Apr 20, 2002

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• 【配】　バイク泥棒との対峙

  今日はお休みだったのでこの所サボり気味だった部屋の掃除なんてしてみました。昨日まで腐海の様だった部屋が、今は見違えるようです。やはり・・掃除はまめにしないと駄目ですね。こんばんは♪無精者のまぐろです。先日のこと。夕刊を配り終えマンションから出てくると、僕の愛車に跨って仕切りにキックペダルを踏んでる男が一名。「・・何？泥棒？」普段５分ほどで配り終える棟なので、不覚にも鍵は挿したまま。新聞もまだ半分位は残っています。今にも連れ去られんとしている我が子に慌てて駆け寄り（シフトつきのバイクは不慣れなのか）間誤付いている男に声を掛けてました。「なんですか？」僕の声に顔を上げたのは、まだあどけなさの残る中学生くらいの少年・・。余程驚いたのか、言葉が声にならず口をパクパクさせたままピクリとも動きません。しかし、今日びのお子様は侮れないのは周知の事実。テレビを点けると連日のように少年犯罪が報道されているご時世。ふいにサクッとやられて僕が配るはずの明日の朝刊に載るのは御免です。しかし、僕もむざむざバイクを持っていかせるほどお人良しで無いのでココが正念場と覚悟を決めました。自分の間合いを保ち、両手の動向に注意を払いながら半身に構えつつ、右手を関節をほぐしていつでも敵の武器を打ち払えるようにそして両目に一撃を加えられるように備えます。これも、格闘マニアのなせる業。・・まあ、コレを生兵法と言うのですけど。恐怖半分。緊迫した状況で、頭が一周回って楽しくなってるのが半分。少し語気を荒げながらもう一度尋ねてみます。「なんですか！？」「いや・・なんでもねーよ・・。」人のバイクに跨って「なんでもない」は通じませんよ・・少年。余りにも無粋な返答に、お兄さんちょっと切れそうでした。このまま、顔面に向かって肩の高さで掌抵を突き出してやろうかと思いましたが、安易に暴力の行使するのは主義に反します。そのまま・・長い沈黙。冷たい視線の交わし合い。しばらくして、その少年は小さな声で「すいません。」と、吐き捨て・・その場から逃げるように立去りました。結構怒りに任せていたので追い掛けて行って警察に突き出してやろうかとも考えましたけどこっちも配達があったのと、この昼の日中にあの不手際は多分初犯なんだろうと思い止めておきました。残された僕はしばしの脱力・・。あ～刺されなくて良かった・・と胸を撫で下ろしながらふとさっきまでの自分を思い出し驚いてみます。ちょっと無謀だったかな・・？人間切羽詰ると何するか分かりませんね・・。

  Apr 19, 2002

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• 【配】　オカダさんの目撃談

  朝から、身長が１８０ｃｍ位あるピンクハウスをきたおじさんを目撃しました。こんなこと書いたら、ネタと思われるかもしれませんがここに書かれている日記は全て僕が体験したノンフィクションなんですよ・・一応。他の新聞屋さんも、こんな奇妙な体験を繰り返しているのでしょうか？本日は、奨学生を２年間勤めた女友達の体験を御紹介しましょう。オカダさんは（仮名）僕が最初に仕事を教えた言わば一番弟子なのですが・・。僕の区域を引き継いだ所為かご多分に漏れず普通ではありえない体験を積み重ねていました。朝刊の時、後ろから声を掛けられ振り向くとそこには、頭から血を流した男・・なんてのは日常茶飯事だったらしいです。真冬の底冷えする朝。マンションを配っていたオカダさんはネグリジェを着たおばあさんに追いかけられたそうです。もともと長距離ランナーで歩くのも人一倍早いオカダさんの横にぴったり並走しながら手拍子とともに「寒いから♪寒いから♪」と音頭を取るそのおばあさん。そりゃ・・すけすけのネグリジェ一枚のいでたちでは寒いのは分かりますが・・。その真意が全く見えません・・。僕が以前見たすっぱだかで大通りを闊歩する男なんかよりは、得体の知れない分ずっと不気味なお話でした。

  Apr 18, 2002

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• 【配】　三つ巴

  早朝からいつも掃除をしているお客さんに挨拶してポストに向かおうとした時、声を掛けられました。「犬いるけど大丈夫？」そこは、小さな雑居ビルでこれまた小さなエレベーターホールに集合ポストがあるのですがふと見ると、その前に鎮座ましましているゴールデンレトリバーが一匹。「・・・望むところです！」お客さんそっちのけで、目を爛々と輝かせながら小走りに駆け寄る配達員。ええ・・思う存分遊んでやりましたともじゃれ付いてくるその子を、何回も引っくり返したりしながら。犬好き配達員まぐろです。こんばんは。犬話ばかりで恐縮ですが・・先日の夕刊配達の出来事。１２階からエレベーターに乗り込むと犬を抱いた初老の男性が一人。もちろん僕の興味は抱かれた犬に一心に注がれます。これから散歩にでも連れてってもらうのかあどけない顔でこっちを見ているその子が愛しい。僕のような属性の人間は、犬を連れた人となら簡単に仲良くなってしまうのが長所。「可愛いですね・・なんて名前ですか？」なんて聞きながら、密室内の僅かな時間を楽しもうとした矢先。不意に止まるエレベーター。見ると１０階で犬を連れた三十代の男性が乗り込んで来ます。さらには、７階でも犬を大事そうに抱いたおばさんをエレベーターは招き入れました。こうなればもうその個室は犬好き倶楽部。飼い主同士が互いの愛犬を褒めあう微笑ましい光景。僕としてもなんとも嬉しいシュチュエーションなんですが・・。しかし、犬同士ではそうは言っていられません。明らかに一触即発のムードが漂っています。そう・・パグ・柴犬・ミニチュアダックスフンドがお互いのテリトリーを誇示し牽制を続けているのです。・・やがて訪れる臨界点。飼い主が他の犬の頭を撫でた瞬間に崩れる均衡。三匹の犬が、三つ巴で、闘争心むき出しのまま吠える。吠える。吠える。慌てふためいたのは飼い主達・・。それまでの和やかな雰囲気だった１メートル四方の密室は一瞬にして修羅場へと転じました。やがて、エレベーターは地上に舞い降りると、僕らを吐き出し犬同士の喧騒なんて気にも留めず、再びその業務に戻ります。飼い主達もバツの悪そうな顔で、散りじりに消えていきました。残された僕は、あの緊迫した雰囲気が妙に可笑しくて人気の無くなったエレベーターホールで、ひとしきり笑ってしまうのでした。

  Apr 17, 2002

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• 【配】　悪食

  蚊柱と言うのをご存知でしょうか？夏の夕暮れになると、蚊の雄達が群れて渦を巻きちょっとした円柱を作り出すこの現象。誰しもが目にしたことのある夏の風物詩なんでしょうがこの所の陽気に誘われてか、初夏も遠いこの時期に僕の住んでいる近辺では、大量発生しています。（昆虫博士ではないので違っていたらごめんなさい）はっきり言って邪魔です。普段からボーとして配ってることが多い僕はよくバイクに乗ったまま「顔」から突っ込んでしまいます。頬を伝い、後方に流れていく小さい羽虫の感触はあまり気持ちのいいものじゃないですね・・。さらには・・僕は自称歌う配達員なので口を開けたままの時も多々あります。害虫に舌鼓を打ちながら、新聞配る春の夕暮れ・・。泣きたくなること、この上ありません。

  Apr 16, 2002

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• 【配】　不着なんて、ららら～

  廊下にある電話の着信ランプが、さっきから点きっぱなしです。部屋の片付けをしながら、時折前を通るとその度にピカピカ。もうこれで何件目？お店が閉まっているので出るわけにいかないのですが・・やっぱり繋って来てるんですね。だから今日は朝刊お休みですってば・・。【不着】新聞屋用語。何らかの事情で契約読者に新聞が届かないこと。大体の場合は、配達員が忘れていたりします・・。皆さんは新聞が届かなかった事ってありますか？あると言う方、すいません。無いと言う方、おめでとうございます。僕らの業界ではこれを「不着」と呼んで忌み嫌っている訳なんですが・・実は皆結構やってるんですよ。一日一軒は「不着」している従業員がいたとして一年で３６５件。実に店全体で配っている部数の１／１０弱・・。あわわわ！新聞が届かない確立って、結構高いんですよね。もちろん、宅配のサービス業として新聞屋はあるわけだから言語道断な事実なのでしょうが、人間が配っている以上ある程度の不手際は仕方が無いです。ご勘弁ください・・此方としても最善の努力はしているつもりです。ある日のこと。その日は台風が直撃して、物凄い状況でした。「雨って横に降るんだ♪」なんて、冗談が口に出るほどテンパった頭で何とか配り終え店にたどり着いた時に一本の電話。そう「不着」です。満身創痍の体を引き摺り、再び荒れ狂う死の世界へ・・。もうバイクに乗っていても気が気じゃなかったです。突風でセンターラインを何度もオーバーしながら飛び交うポリバケツをかわし辿り着いたマンションの一室。そこであまりにも信じがたい光景を目の当たりにしました。入ってます！新聞入ってます！その場で崩れ落ちそうになる自分を支えながらこのまま帰る訳にもいかず、押したインターホン。中から出てきたお客さんに事情を話すと「ああ・・ウチ沢山併読してるから気が付かなかったのかな」の弁。「風強かったから、よく見てなかったよ・・悪いな～」・・僕はその風の中をバイクで走ってきたんですが。皆さん・・。確かに「不着」は新聞をご購読頂いているお客様にとって最悪の出来事なのですがせめて自分のポストをよく確認してからお電話ください。せめて、雨とか風とか雪の日だけは・・。

  Apr 15, 2002

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• 【配】　休刊日

  明日は休刊日！某・・契約するとキャラクターのバックが貰える最近夕刊が無くなった新聞社のおかげでこの所「休刊日」が無かった気がします・・。何でも、協定を一方的に破ったとかで、大手新聞社は対抗手段として休刊日に特別版を発行していたのです。他の新聞社もそれに追随するみたいで、ぼくら配達員は割りを喰らった形になりました。いや・・特別版発行する意味は？ただ単に、嫌がらせ？しかし、明日は何故か休刊で朝刊休み・・。なんか、やってること中途半端な気が・・。内部の不平不満に対してお茶を濁そうって腹積もりでしょうか？

  Apr 14, 2002

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• 【配】　鼻から飛び出す禍々しきもの

  女友達二人が今夜クラブに行くと言い出しました。大きなお世話だと思うので、口では「楽しんでおいで」なんて言ってみましたが内心はめちゃめちゃ心配・・。大丈夫かな・・。変な薬とか飲まされて、連れ去られたりしてないかな・・。何となく・・年頃の娘さんを持つ、お父さんの気持ちが分かる気がするまぐろです。こんばんは。行った事なので偏見に満ち溢れてます・・。本日の夕刊配達のこと。いざ配り始めて、ものの数分後に鼻の下辺りに違和感を覚えふと、バックミラーを覗き込んだ僕は我が目を疑いました。毛！毛が鼻から飛び出しています！！毛がバイクで切り裂いた空気の煽りを受け風にそよいでいるのです！それも僕の毛人生に措いても記録的な長さ。ともすれば、上唇に届かんばかりの勢いで垂れ下がっています。そして太い！井上雄彦の描線も顔負けの荒々しさです。常日頃、エセヤサ男気取りでお上品に専用のはさみしか使わない僕ですがこの時ばかりは即刻引き抜きましたよ。素手で荒々しく・・・。それはもう、野性的に・・・。さてここで問題です。この禍々しいばかりの羞恥の象徴はいつから、公衆の面前に其の姿を晒していたのでしょうか？　１・靴屋さんでスニーカーを選んでいるとき。　２・新しいプリンターを探しながら店員さんに意見を聞いたとき。　３・文庫本なんて読みながら喫茶店で軽めの昼食を取っていたとき。こんな日に限って出歩くなよ自分・・。身だしなみは大切に・・てことですね。

  Apr 13, 2002

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• 【配】　路上に咲く花

  えー、雨の日は転ぶ転ぶ滑る滑ると以前の日記でも愚痴っていましたが・・今日はバイク諸共滑りました。今までの人生の中で、バイクに乗っていて転倒したのは二回。いずれも、雨の日。最初は免許取立てのも関わらず、ボーとしていて赤信号を見落とし、慌てて踏んだブレーキが運悪くマンホールの上・・。そのまま転倒、雨で水面鏡のようになったアスファルトの上で水島新司ばりのスライディングを決めたのが５年前。そして本日・・二回目の転倒。今日は新聞梱包の店着も遅れ、なおかつ雨。金曜と言うことでいつもにも増してチラシが厚いと言う・・三重苦の日でした。それでも、時間勝負のこの仕事。通常の配達時間を大幅にオーバーさせる訳にも行かず二度目の股割りに細心の注意を払いながら急ぎ足で業務をこなしていました。配達も中盤に差し掛かり・・中継分の新聞も積み終え（一度に新聞積めない場合は半分に分けて、車で中間点に転送してもらうのですが）いざ出発と思った矢先の一軒目。マンションの駐車場で、その悲劇は起こりました。マンホールがあれば過去の経験を生かし対処します。案外、横断歩道の白線が滑りやすいのも知っています。しかし、そこは一見グリップ力の有りそうなコンクリート張りの床。雨から逃げるようにして駐車場に入り、Ｕターンしたその瞬間。流れる前輪。ふいに傾く視界。あらぬ方向に崩れる僕の重心。あっと思った瞬間にはもう時すでに遅し・・後ろに満載した大量の新聞を扇形に撒き散らせながらの転倒・・。まったく・・よりによってこんな時に・・。コンクリートの上で花の様に咲いた１２０部の朝刊を見ながら自分の中で気力がどんどん下がっていくのが分かりましたね。脱力、脱力、脱力、脱力、脱力。後はもう、泣きながらの配達です。何となく地獄って言葉の意味を理解しつつ・・配達が終わったのは、いつもよりも１時間３０分遅い７時半。満身創痍で床に就き、そのまま深い眠りに落ちましたとさ・・。でも・・二階もバイクで転んでるのに怪我一つしないとは運が良いのか、悪いのか・・。

  Apr 12, 2002

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• 【配】　きっずとれいん

  夕刊の時聞いた子供の替え歌「田中♪田中♪田中～♪田中を食べ～ると～♪」いや・・田中君を食べちゃいけませんよ。配達なんてしていると、よく子供たちにからまれます。僕は子供嫌いじゃない方なんで一緒に遊びたいのは山々なんですが・・こんなご時世。あまりチョッカイ掛けていて「きゃー！人さらい！！」なんてお母さんに疑われても嫌なので、ほどほどにしているのが現状です。今日の夕刊の時、泣き出しそうな空を見上げながら急ぎ足でマンションを配っていると黄色い傘を持った５歳くらいの男の子が「わ～！しんぶんやさ～ん！」とか言いながら僕の方に走り寄ってきました。何の気なしに手を振ってあげると、それから暫く僕の後ろを付いてきます。ホント、屈託無いと言うか・・僕がホントに人攫いだったら今頃この子は、外国のサーカス団に売られてんだろうなとか思いながら、拙い言葉で一生懸命喋るそのコと暫く並んで歩きました。やがて、ホールに差し掛かり、僕がエレベーターを呼ぶボタンを押すと「これから、ボクんち？」とそのコ。実際、そのコがお客さんの子供かどうかも知らないので「さあ？どうかな？」と僕。何号室？と問いかけたところで「じゃ！競争ね！」なんて言いながら僕の返事も待たずに階段を駆け上がって行ってしまいました。結局、そのことはそれっきり会うことは無かったんですが一時でもほのぼのとさせてくれた「黄色い傘の男の子」に感謝してしまうまぐろでした。・・まだ、部屋の前で待ってたりして。

  Apr 11, 2002

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• 【配】　表裏一体

  昨日の休みに調子に乗って・・変な時間に眠ったり変な時間に起きたりしてたものだから睡眠サイクルが狂い捲くって少しお疲れモードのまぐろです。いつも道の傍らで日向ぼっこしている老夫婦がいます。奥さんは足が悪いのか車椅子に座りその横で旦那さんが寄り添うようにして色々話しかけています。その近くを通るたびに、何だか微笑ましい気分にさせられていたんですが・・本日の夕刊の出来事。いつもの通りに差し掛かると、今日は奥さんが一人きり。ぽつんと車椅子に座って行き交う車を目で追っているようでした。「あれ？」っと思いながらも、声を掛けるわけにも行かず横目で見ながら近くの新聞受けに夕刊を入れようとした・・その瞬間。車椅子からすっくと立ち上がる老齢の女性。そのまま小走りで、僕のほうへと駆け寄ってくるではありませんか・・。「あれ？車椅子？あれ？」結局、その奥さんはウチの新聞が取りたいので明日から入れて欲しいって言いに来たんですけど・・。僕は、その車椅子・・フェイクですかって聞きたかったです。・・だとしたら何故！？

  Apr 10, 2002

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• 【配】　生首

  大型トラックの扉にある足元の小窓・・。あれ・・何の目的で付いているんでしょうね。重く垂れ込めた暗雲から、しとしとと春雨が降り続きいつもより明けるのが少し遅い朝。赤信号に制止された僕は濡れたカッパに体温を吸い取られがたがたと震えながら交差点の端っこで時間が過ぎるのを待っていました。信号待ちをしてる時間と言うのは、意外と不毛なもので何か事を為すにはには短すぎ・・今日もいつもと同じように、煙草なんて燻らせながら茫然と信号機とにらめっこを続けていました。ふと・・バックミラーに写るヘッドライト。華奢な５０ｃｃの傍らに横付けされる大型トラック。僕の目の高さにある扉の小窓。その少し幅寄せ気味に停車した車体に嫌悪感を覚えながら恐らくは僕の顔が写り込んでいるであろう小窓に僕は何気なく視線を走らせました。一瞬の戦慄。僕がそこに見たものは・・・。無数の首、首、首。沢山の虚ろな目をした人の「生首」が狭い空間に押し込められ折り重なり雨露に濡れたガラスを挟んで僕のほうを見据えています。やがて・・信号は青に変わり・・。余りの非日常的な光景に釘付けにされている僕を残してそのトラックは走り去っていきました。後から良く考えると、あれはマネキンの首だったんだなと思えますが・・。その瞬間の衝撃と言ったら、もう・・。でも・・あのトラック大量なマネキンの首をなんでわざわざ、バイク乗りの視線の高さに積んでいたのでしょうか？もしかしたら確信犯はのかもしれません・・。

  Apr 7, 2002

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• 【配】　バトル野郎

  配達中に見かける可愛いコ♪僕が顔を覗かせると、人懐っこい表情で駆け寄ってきます。それでも彼女は、他所様のもの・・。僕にはどうすることも出来ずただ彼女の姿を目で追うばかり・・。ま・・相手は犬なんですけどね。金網越しの恋愛なんて純愛小説のネタになりそうなこと犬畜生とやってる犬好き配達員のまぐろです。こんばんは。ああ・・あのコと遊びたい。尻尾ぴこぴこ振ってくれるあのコと遊びたい・・。さて・・最近は嫌な世の中で、何かと新聞が盗まれます。バイクから抜いていくならまだしも配達し終えたポストから新聞を失敬する不届き者がいて始末に終えません。しかし、此ればかりはこちらとしても対処方法が限られてしまいます。　１．新聞の入れ場所を、盗まれないような場所に変えてもらう。　２．玄関の扉へ差し込むポストなら、外から手の届かないように　奥まで落とし込む。殆どは２の対処法で処理できる問題（時間は掛かりますが）なんですけど中には一筋縄では行かない場合があるんですよね。それは・・犬を飼っていらしゃるお客さんです。そのお宅のわんちゃんは僕が行くと、何かと吠え捲くってくれる犬でした。玄関横のすりガラスに写るシルエットは、マルチーズか何かの小型犬。犬に吠えられるのは慣れているし、テリトリに進入した外敵を威嚇するのは犬の習性だと思うので、別段気にすることも無く２の対処法を実行し立ち去ろうとした・・その時。いつもと違う唸り声。振り返ると、すりガラスの向こうで犬が闘っています。もう、犬の本能剥き出しです。噛み付き・・振り回す。陵辱されているのは見紛う事無い、僕が今まさに投函した本日付の朝刊・・。ああ・・何てことを・・。恐らくはボロ雑巾のようになった朝刊の筈なのに不思議と苦情の電話がありませんでした。まあ、自分の飼っている犬の仕出かした事だから諦めたのかな？なんて考えながらの翌日。昨日と同じように、僕の足を聞きつけてかすでに彼は臨戦状態。激しく吠え立てています。しかし、同じ失敗を繰り返す人間に成長なんてありえません。彼の待ち受ける床には落とさないように且つ外から抜かれない微妙な深度を確立しようと僕は微調整を繰り返しながらゆっくりと新聞を差し込んでいきます。彼は頭上に侵入して来る異物を目で捕らえると更にトーンを上げ吠え続けました。しかし、これは彼の背丈には届かない高度。よし、まだ行ける・・と油断したその時。僕の右腕に掛かる思いもよらない負荷。負荷のため、余りに勢い良く新聞が引き込まれ瞬時に力を込める右腕。ふと見るとすりガラスには宙ぶらりんのまま新聞に喰らい付く犬の影。・・・釣れてしまいました。。犬が連れてしまいました。そこから先は、犬と人間のガチンコ勝負です。何とか外敵を、亡き者にしようとする番犬の忠誠心とお客様に届ける新聞を、二日も続けて破壊されるのは言語道断な新聞屋魂との壮絶なぶつかり合い！僕と彼との壮絶な綱引きは、早朝の民家の玄関を隔てて飽きる事無く続きました・・。今はもう、僕はその区域を離れ別の地域を配っているのですが・・今年入った新人さんもあのわんこと激しいバトルを繰り広げているのかと思うとなんだか可笑しくなってきます。

  Apr 5, 2002

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• 【配】　風が強い日・雲が遠ざかる

  サントリー膳のＣＭで真田広之さんが空を飛びながら歌っている曲・・。たしか斉藤和義の「おウチへ帰ろう」だったと思うんですがどうも耳について離れません。配達中もついつい口ずさんでしまいます。どもども歌う配達員まぐろです・・こんにちは♪東京では春一番が吹き荒れ、ちょっとした嵐の様相を呈してきました。こんな日に気をつけなければいけないのが・・そう新聞飛ばされちゃうんですよ。一部や二部が突風に煽られ物凄い勢いで、視界から消えてゆくのは良くある事なんですが・・。悲惨なのはあまりにも強い風のため新聞積んでいるバイクごと倒れてしまった時。特にマンションなんか配り終えて戻ってきたら・・バイク倒れてるは・・新聞は百部単位でつむじ風に巻かれて駐車場をくるくる廻ってるはで・・目も当てられない状況に陥ることが稀にあるんですよ。今日も犠牲者が一人・・。おそらく積み込んだばかりの大量の新聞を風に流されてしまった他店のおじさん。途方に暮れながら、薄ら笑いの表情。気持ちが分かる分、痛い・・痛すぎます。

  Apr 4, 2002

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• 【配】　止まり木

  僕は新聞屋を「止まり木」のようなものだと思います。或いは、将来に夢膨らませ、奨学生として始めの一歩を歩み出した者。或いは、残りの人生を余生に変え、日々日常を見送り続けている者。或いは、行き場所のなくなった自分を、見つめ直す為に身を窶している者。人の流れの速いこの職場で、多数の人生の悲喜交々は在れど、この業界で伸し上がって行こうとする人間は、僅かに一握りで皆・・一様に通過駅のような仕事と心の何処かで割り切っている様に思えます。そう・・それはまるで、羽を休めるために偶々立ち寄った「止まり木」のように・・。誰しもが、それぞれの大空を見上げながら肩を寄せ合って。いつの日か、僕も飛び立つ時が来るのでしょうか・・。

  Apr 3, 2002

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• 【配】　すとりーとふぁいと

  今日、久しぶりに子供の喧嘩を見ました。古い考えかもしれませんが・・喧嘩と言っても、一対一の殴りあいなら男の子の世界では一つのコミニュケーションみたいなものだし別段、止める事もせずに「そういえば昔よく殴り合いっこしてたな～」なんて郷愁の念に駆られながらぼんやりと見ていました。僕らが小学生の頃は、折りしも何代目かのプロレスブーム。よくＰＴＡなんかで、プロレスのＴＶ放送を禁止する運動が華やいでいた記憶があります。当時、子供だった僕らは大人の一方的裁量に腹を立てたものですが・・。今は何となくそのヒステリックな行為も理解出来る様な気がするんですよね。時は正に、K-１全盛期。あの・・入っちゃってるんですけど・・。首相撲からの膝が良い角度で・・肝臓に・・。

  Apr 2, 2002

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• 食わず嫌い王選手権

  今日はエイプリールフールでしたね。「今年はどんな嘘をつこうかな～」なんて考えてるうちに一日が終わってしまったまぐろです。こんにちは。突然ですが・・皆さんは「納豆」って食べられますか？僕は苦手なんですが・・。現在、寮で食事を取ってるおかげで二日に一度は強制的に食卓に並んでくれてまいってます。目の前に陣取った専業さんに納豆とご飯を一緒にかき混ぜられたりなんかするとそれだけで幼い頃の記憶が走馬灯のように駆け巡ってしまいます。何がダメって・・あの臭い。あれ男子高の部室の臭いですよ・・絶対。それでも、関東圏では納豆嫌いはマイノリティー。「癌になりにくい」とか「血がサラサラになる」とか「非国民」とか「加藤あいも食べてる」とかの周囲の甘い（？）誘いにつられ、今朝生まれて初めて納豆に挑戦してみました。結果・・轟沈。無理でした・・。僕の許容範囲を超えてます。鼻腔をくすぐる臭気には感服です。あんな物は「二・三週間履き切った靴下」を噛んでいるのと同じです。おかげで、一日中気持ち悪い思いで過ごしたまぐろでした。追記・これだけ納豆が嫌いだと言っているのに　　　誕生日プレゼントと称して「納豆」を送ってくれる　　　友達がいます・・しかもデカイ「黒豆納豆」　　　幸せだな～

  Apr 1, 2002

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• 【配】　履き潰してきた靴の数と同じだけの夢たち

  ＢＹすぎやまこういち「僕はどれだけの夢を履き潰してきたのだろうか？」なんて意味も無く感傷に浸ってみるまぐろです。こんばんは。新聞配達やってると靴が異常な速さで駄目になっていきます。最近はバイクの民家区域に移動になったのでまだマシな方なんです・・。マンションばかりの区域を配ってた時なんか一ヶ月に一回は、スニーカーを新調していた記憶があります。ま・・何処のメーカーかも分からないような安物でコンクリートの床を一日１０ｋｍ近く走りこめば駄目になるのは当然なんでしょうけど。それでも、物が捨てられない体質の僕は足先が横からはみ出るまで履いてしまうんですよね・・。靴も、夢も、簡単に買い変えれるなら、きっと楽なんでしょうけど・・。

  Mar 31, 2002

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• 【配】　白い服の女

  僕は専売所の階上にある寮に住み込んでいます。家賃がタダなのと通勤時間２０秒っていうお気楽さが気に入ってるんですがウチの寮・・出ると評判なんですよ。どうやら白い服を着た女だそうで、寝てる部屋の隅っこに立っていたり階段を登っていると上の階の踊り場から覗き込まれたりと「見える」人には結構大変そうです・・。僕は元来、霊感なんて上品なものとは縁が無くあまり信じてはいないのですが・・先日、共同の洗面所で歯を磨いていたとき、ふと人の気配が・・。眼の端に写る白い影。残念ながら振り返ったときには、もう誰もいませんでしたけど・・。う～ん・・彼女がいたのかな？

  Mar 30, 2002

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• 【配】　濡れた路面に殺される

  東京は雨でした。こんな日はよく滑ります・・。今日も滑りました・・。新聞抱えて走り出した途端。濡れて摩擦係数が限りなく小さくなった「タイル張りの床」に左足を取られつるっ！なんとか踏ん張ろうと本能的に力を込めた右足もつるっ！マンションのエントランスで体の中心線をそのままに股を裂きながら直下に崩れ落ちる春の午後。おかげで股関節を軽いねんざ・・もう、痛いやら・・恥ずかしいやら・・

  Mar 29, 2002

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• 【配】　眠りこける男

  最近の平均睡眠時間が３時間のまぐろです♪こんばんは♪人間って・・歩きながらでも眠ることが出来るんですね。マンション配ってて二回程寝ていたようです。壁にぶつかって起きました・・。バイクに乗ってても眠れるようです。ハンドルから二回程手が離れて起きました・・。ちゃんと寝なければ・・。

  Mar 28, 2002

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• 【配】　僕を浮上させてくれるモノ

  新聞屋さんでバイトしていると配達の他に集金業務ってのが付録でくっついてきます。これがね・・結構大変なんですよ。いつも、お客さんが在宅してくれれば問題ないんですがなかなかそうも行きません。実質２５日過ぎの一週間は忙殺されるのが現状です。お客さんの中には理不尽な人も多数います。なかなか会えない上に「月末過ぎたら金は払わん！」と無茶苦茶なこと言い出す人や、一万円札出した上で「釣り銭を渡すのが遅い！」と怒鳴り散らす気の短い人などバラエティーも豊富です。ホント・・機嫌の悪い日にそんな風な対応されると「筆舌に耐えがたい復讐劇の幕開けにしてしまおうか・・。」何て思うこともしばしば・・いや・・そんな人間と同じ土俵に立ちたくないから復讐なんてしませんけどね。それでも、僕が集金を続けていられるのは・・やっぱり見ず知らずの人の優しさに触れた時の喜びがあるからですね。いつも何かしらお土産をくれるおばあちゃんや「お釣でコーヒーでも飲みなさい」と小銭を受け取らない初老の男性・・。そう言う物質的なものだけじゃなく「寒いのに大変ね」っていう一言だけでも忙しい集金業務の中で切羽詰っている僕を浮上させてくれるには充分なんですよ。さあ・・今日から集金も山場・・頑張るとしますか♪

  Mar 27, 2002

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• 【配】　猫・・こわい

  猫って・・。なんで走ってるバイクの前に飛び出してくるんでしょうか？エンジン音にびっくりするのか・・逃げ込む場所を見つけたら一直線なのか・・本当の理由は定かではありませんけど。朝刊を配達していると、突如暗がりから飛び出されて戦慄することもしばしば・・。先日、配達で商店街をバイクで走っていたときの出来事。左手の物陰からから飛び出してきた猫が僕の前を横切り対向車線を自転車で走っていたおばちゃんと・・接触。前輪に乗り上げられ、九の字に折れる猫の体。縦方向に半回転するおばちゃんを乗せた自転車。猫は、そのまま何事もなかったように何処かへ逃げ去り残されたおばちゃんは、よく状況が飲み込めていないのかその場にへたり込んだまま呆然としていました・・・。ま・・どちらにも大した怪我はなさそうだったので良かったんですけど・・。猫こわいです・・別の意味で・・。

  Mar 26, 2002

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• 【配】　桜散り行く

  東京の桜も散り始めました。今年の彼女たちは、随分と早く身を引くように思えます。寒暖の差や、タイミングの悪い雨なんかの所為なんでしょうけど・・。もう少しだけ見ていたい気もしますね。はらはらと散り行く破片の中に佇みふと見上げる夜空には圧倒的な存在感で闇を塗り返す白い桜。せこせこと地面を這いずりながら新聞配ってる自分がとても小さい存在に思える・・。そんな朝でした。追記・葉桜も良いものですね。遠くからみると葉の緑が　　　　花の白さと溶け合って、とても淡く綺麗です♪

  Mar 25, 2002

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• 【配】　始めの一歩♪

  はじめまして♪まぐろです♪新聞屋さんでアルバイトを始めて数年・・。早朝の仕事のためか、他のバイトでは味わえなかったようなコアな体験をすることもしばしば・・。ここでは、そんな僕の体験談をご紹介いたします♪取り敢えず今日の出来事。路上で釣りをしている人を見かけました・・・。ガードレールの向こうから車道に釣り糸を垂らして・・。何が釣れるんでしょうか・・。夢とか希望とか？

  Mar 24, 2002

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