カテゴリ:台湾
3.11東日本大震災の時、世界中から日本に、支援の手が差し伸べられたが、その中でも、突出していたのが、日本とは国交の無い台湾からの支援だった。 それは、日本より、はるかに国力の劣る小さな台湾にとっては、大きすぎる支援(200億円以上)だったので・・・僕は、感激したモノだ。 この情報は、当時の新聞にも、デカデカと報道された。本当に困っている時の支援こそが、友人の証・・・と、つくづく思うし、このブログでも、以前、何回か紹介した。覚えておられるだろうか?
同じ時に、反日で盛り上がる韓国内では、SNS上では、「日本沈没」「ざまあみろ」「罰があったった」・・・という、心無い書き込みが、乱舞していたのを、僕は、しっかりと覚えている。 共産中国の支援は、遅れて、しぶしぶ・・・と言った感じだったので、こういう(お国がら)だったんだ・・・と。 共産主義独裁の中国の陰険さは、国力(金力!)を、(取引)や(脅し=制裁)に使うことだ・・・。 今回の新型コロナウイルスの発生源を巡る国際調査を呼び掛けたオーストラリアに、 圧力をかけるために、オーストラリアからの石炭輸入停止したり(以前は、牛肉輸入停止でも、圧力をかけている)、ノーベル委員会(本部ノルウェー)が中国政府の批判者(中国の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏)にノーベル平和賞を授与したことを巡り、ノルウェーに制裁措置を実施したり、また国外追放したチベット仏教最高指導者ダライ・ラマの訪問を迎えたモンゴル、米のミサイル防衛システムを配備した韓国、米の要求でファーウェイ幹部を逮捕したカナダにそれぞれ制裁を課している。
全てが、国益本位で実行される制裁行為は、ますます、世界の不安定要因になっているが、今回の台湾産パイナップル輸入停止も、その一環であり、このような全世界的な覇権的、専制的な横暴は、民主主義陣営の結束で跳ね返していかねば・・・その先には、悪夢が待っていることは、確かだろう。
日本のリベラルたちは、驚いたことに、これらの暴挙に見て見ぬ振りを決め込んできた。彼らの言う(平和)(民主主義)(人権)が、いかにご都合主義的なものであるかが、白日の下にさらされている。 彼らの機関誌やホームページに、習近平批判、金正恩批判を、見出すことが、いかに難しいことか・・・いつも、ため息ばかりが出る。 こんな(運動?)が、国民の支持を得られるハズが無いのだ。 独裁中国の圧力に屈さず戦っている台湾産のパイナップルを買いに行ったが、どういうわけか(輸入原価が高いのか?)フィリッピン産ばかりが、店頭にあって、少しがっかりしたが・・・ 皆さんも、どうですか・・・・ (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――― 東日本大震災での「台湾からの支援」が圧倒的だった2つの理由 2021-3-10 ダイヤモンドオンライン (以下参考) https://diamond.jp/articles/-/264915
東日本大震災が起きた後、台湾から200億円の義援金が届いたことを覚えている人は多いだろう。だが、台湾からの支援はそれだけではなかった。台湾人たちが被災地でどのような支援をしていたのかを紹介するとともに、多額の義援金を集める台湾の制度について解説したい。 (アジア市場開発・富吉国際企業顧問有限公司代表 藤 重太)
―――――――――――――――――――――――――――――― 日本各地に拡がる台湾産パイナップル拡販支援の輪 2021.04.05 齊藤 颯人 Nippon. Com https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g01068/
2021年2月、中国はかねてからの中台対立が背景にあるとみられる台湾産パイナップルの輸入停止を通告した。パイナップルの輸出先の実に97%を占める中国からの経済制裁で窮地に陥った台湾に、日本から救いの手が次々と差し伸べられている。東日本大震災から10年、日本と台湾の絆の強さを示すような拡販支援運動についてレポートする。
中国の税関当局は2021年3月1日からの台湾産パイナップルの輸入禁止を表明した。表向きの理由は「害虫の検出」だが、20年に豪州が中国政府の意に沿わない新型コロナウイルスの発生源の調査を申し入れた結果、豪州産ワインなどの輸入制限が設けられたのと同様、中国政府による「経済制裁」の一種だと考えられている。
台湾産パイナップルの輸出先は97%が中国なだけに、生産農家への打撃は避けられない情勢となったが、中国の一方的な禁輸措置の発表に、台湾内のみならず諸外国も支援に動き出した。日本でも西友など大手スーパーが取扱量を大幅に増やし、SNS上では「台湾パイナップルを食べよう」という支援の輪が広がっている。
台湾産パイナップルと日本の関り
日本ではあまり知られていないが、古くから台湾ではパイナップルの生産が盛んだった。華僑や台湾の研究を専門にしている八尾祥平氏の論文「パイン産業にみる旧日本帝国圏を越える移動」(2018年発表)によれば、19世紀中ごろには、台湾全土で生食用のパイナップルが生産されるようになった。日清戦争後は日本の統治下となり、日本人の手でパイナップル産業の近代化が推し進められた歴史もある。
戦後、ポツダム宣言の受諾によって台湾が日本の統治を離れてからも、パイナップルの生産は盛んだった。しかしながら、1960年代になると台湾の工業化が進み、生産農家の人手不足が問題になる。以後、パイナップルの生産量は次第に減少し、最大の輸出先であった日本への輸出量も減少。代わってフィリピン産が日本でシェアを拡大していった。
続いて、近年の動向に目を移そう。公益財団法人中央果実協会の発行する『世界の主要果実の生産概況2020年版』によれば、台湾産パイナップルの総生産量は2019年で43万1000トン。同年第1位のフィリピンは274万8000トン、アジアだけで見ても台湾はパイナップルの生産量でフィリピン、インドネシア、中国、インド、タイ、ベトナムに次ぐ第7位となっている。
近年は台湾から日本へ輸出されるパイナップルは減少傾向にあり、財務省の貿易統計を見ると、20年は約2143トン。これは日本が年間に輸入するパイナップルの総量の約1.3%にすぎない。
中国の禁輸措置発表で激変した状況
こうした状況は、中国による禁輸措置発表以降に激変することになる。台湾の「Taiwan News(台湾英文新聞)」は、台湾の陳吉仲農業委員会主任委員(農林水産大臣)が、「21年3月4日時点で日本の事業者が台湾産パイナップルを6000トン以上予約注文した」とラジオ番組で語った様子を伝えた。同記事では、この数量はパイナップルの日本向け輸出量の新記録になったと報じている。
この新記録達成に大きく貢献しているのが日本のスーパーマーケットだ。特に、大手スーパーチェーンの西友は2020年から台湾産パイナップルの取り扱い量を増やしているが、完売店続出を受けて、大量の追加発注をしてさらなる拡販に努める様子が大きく報じられ、注目を集めた。
西友の広報によると、「台湾産パイナップルの取り扱いは2019年度から開始しているが、お客様から大変好評をいただき、2020年度からは取り扱い量を大幅に増やしています」という。現在は関東を中心に約200店舗で販売を行っている。
禁輸措置発表後の反響・売れ行きは特に好調のようで、「店舗などにもお問い合わせが入り、お客様の関心の高さがうかがえます」と語った。昨今は、注目度が高まっており、入手困難な状況に対しては、「引き続き産地に出荷増の依頼を出している」とさらなる供給に努めている。
西友以外にも、イトーヨーカドー、イオン、ダイエー、マルエツなど、大手スーパーチェーンから地場のスーパーまで、全国各地のスーパーで販売が拡大されている。首都圏に展開するスーパー、ベルクスでは「台湾パイナップルはすぐに完売するほどの人気。お求めになるお客様の8割は初めて購入される方々です」(株式会社サンベルクス)という。
その他に、ネットショップでも、楽天をはじめ「台湾を応援しよう!」「台湾の農民を救え!」などと銘打ち、支援の姿勢を鮮明にするところが増えている。
SNSでも広がる拡販支援の輪 台湾産パイナップルブームを支えるもう1つの要因に、SNS上で広がる支援活動がある。台湾では蔡英文総統をはじめとする政治家たちがその魅力を発信しており、彼らの声に呼応する形で日本でも拡販支援運動が形成されつつある。
SNSを見てみると、「#台湾パイナップルを食べよう」というハッシュタグがついた投稿を多数確認でき、日本の政治家や著名人から一般人まで、幅広い人たちがこの問題に関心を寄せていることが分かる。
それらの運動をけん引するのが、取り扱うスーパー情報を集約し、Googleマップ上で購入可能な店舗を検索できる「台湾パイナップル販売店舗マップ」(東日本版 / 西日本版)を制作した「はる。」(@halspace)さんだ。
台湾最高峰の玉山(ぎょくざん)、旧称新高山(にいたかやま)に登ったことがきっかけで台湾に興味を持ち、現地で短期留学した経験もある。留学中に台湾産パイナップルの美味しさに感動したことのある「はる。」さんは、Facebookで台湾関係の日本人を中心とするグループに属しており、そこで中国からの輸入停止の憂き目に遭った台湾産パイナップルが話題に上っていることに気づいたという。
「話題になった当初、台湾産パイナップルの取り扱いを始めたスーパーを取り上げたニュースが報道されていたにもかかわらず、そのスーパーでは実際には販売されていなかったり、逆に全く報道されていないスーパーには店頭在庫があったりしたため、SNS上では『どこで買えるのか』と混乱状態になっていました。 そこで、SNSで上がってきた目撃情報を文字でリスト化するより、Googleマップの機能を利用して、地図上でビジュアルを見せたほうが近所のお店で買いたい人の役に立つと思い、マップを作成しました」
こうして誕生したマップに対する反響は大きく、「毎日のように、『マップを参考にして購入できた』という感謝の声が寄せられている」そうだ。また、報道を通じて台北駐日経済文化代表処(大使館相当)から「台湾産パイナップルを買えるスーパーの情報を更新してくれている日本人の方に感謝している」というメッセージも受け取っている。
現在も、SNSやメールを通じて、台湾産パイナップルの目撃情報が毎日のように舞い込んでいるといい、日々更新作業にあたっている。21年3月25日18時時点では、首都圏を中心に約530店舗で購入できるという。
「今回は中国による禁輸措置が話題のキッカケでしたが、たとえ輸入停止にしたのが他の国でも同じことをしたと思います。この一件ではじめて興味を持った方も多いと思いますが、ぜひ一度食べてみてほしいですね」
リアルの店舗からネットショップ、SNSまで、これだけ広範に台湾産パイナップル拡販支援の輪が広がっているのは、日本人の多くが東日本大震災の時に台湾から受けた多大な支援に対して感謝の気持ちを持ち続けていることと無関係ではないだろう。
台湾産パイナップルはどんな味?
では、台湾産のパイナップルはどんな味がするのだろう。「台湾パイナップル販売店舗マップ」を参考に、近所のスーパーに向かってみたら、売り場ではフィリピン産が山積みになっているのに対し、台湾産はたった1つ残っているだけだった。やはり台湾産は品薄になっているようだ。
果肉部分の外見はどちらもあまり変わらないように見える。可食部の総量は、個体差があるので一概には言えないが、購入したものに関しては、フィリピン産のほうが台湾産よりやや量が多かった。
台湾産が734円だったのに対し、フィリピン産は302円だった(いずれも3月25日の都内某スーパーの価格)ことも考慮すると、台湾産はフィリピン産に比べてかなり割高と言える。
食べ比べてみると、フィリピン産は慣れ親しんだ味がしたのに対し、台湾産はみずみずしい甘みの強さが感じられる。フィリピン産と明らかに違うのは芯に近い部分。フィリピン産は芯の部分が硬く、少し苦みがあるのに対して、台湾産は芯の部分も柔らかく、甘みもほのかにある。台湾産の方が上質な味わいを感じた。
現在、品薄状態が続いている台湾産パイナップルの旬は、4月から2、3カ月の間とされる。まだまだ旬の時期は続くので、皆さんも機会があればぜひ一度ご賞味のほどを。
―――――――――――――――――――――――――――――――― 台湾産パイナップル 中国の輸入停止で日本向けに活路 2021年3月10日 NHK NEWSWEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210310/k10012906751000.html
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最終更新日
2021.05.24 02:43:46
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