保険処方可能な意外な薬剤
病院に勤務している間はまったく知らなかったのですが、開業医になってから意外なことに気がついたことが、多々あります。そのひとつが、薬局で自費でしか手に入らないと思っていた薬の中には、何と!, 健康保険でも処方できるものもあることでした。薬価収載されている、(保険で処方できる薬を載せている本)をぺらぺらとめくっては、へえ~と驚いていました。以下に私が探しだした薬を列挙します。(1)ビール酵母 疲労、便秘、肥満に(2)クエン酸 疲労物質の乳酸を分解、血液をアルカリにする、 疲労、肥満に(3)がじゅつ (紫ウコン) 胃薬、肝臓薬、ピロリ菌をはじめ いくつかの菌にも有効(4)ヨクイニン (ハトムギ) イボに効く、皮膚に潜在する ウイルス感染、肌の美容にも有効(5)紅参末 (紅朝鮮人参) 疲労、食欲不振に(6)タウリン 肝臓病、疲労に(7)ビタミンB複合 疲労、食欲不振に(8)ビタミンC 疲労、肌の荒れに(9)ビタミンE 冷え、血行不全に(10)ビタミンB12 神経障害など(11)ビタミンB2 (12)ビタミンB6(13)鉄剤 貧血に(14)ビオラクト 整腸剤(15)重曹 胃液の酸性中和(16)CoQ10 心筋の補酵素、心臓の弱りに他にもあると思いますが、とりあえずはこんなとこかな。もちろんうちのクリニックでは、症状に応じてこうした薬も保険処方していますよ。