刺激は弱いほどいい!?
マッサージ、カイロプラクティック、健康食品、健康器具等々様々な健康グッズがこの世の中に溢れています。それだけ健康に対する関心が深い、ということですし、ビジネスとしても成り立つ、ということでしょう。それはさておき、「引き算の健康法」では人間の外側から与える力(刺激)は小さければ小さいほどいい、と考えてます。ホメオパシーなんかでもこの微量の刺激ということを言ってますね。という意味で、冒頭に上げたような健康法のほとんどは刺激が強すぎるのです。人間の素晴らしい生命システムのバランスを崩してしまうことが多いのです。ガチガチに身体が凝った人がマッサージを強く受けると、後で「揉み返し」があります。人間の生命システムが「強すぎるよ」、と反作用をだして警告しているのですね。「わー、凄い良く効くね~」栄養ドリンクとか高価な健康食品を飲んで感じることがあります。その時は確かに凄く心地よかったり、エネルギッシュになったりするのですが、それがずっと続くことはないですよね。また飲まなければその感じは得られません。で、続けてそれを飲んでいるうちに何となく初期の刺激が感じられなくなって、また新しいものに飛びつく、っていうのが良くあるパターンではないでしょうか。現時点の私の考えでは、本当にいい健康法の特徴の一つとは「なんか効いているのか効いていないかわからない」が、「ふっと気付いたらいつの間にか気になる○○が取れていた!」っていうのがキーポイントです。私が普及している健康法もまさにこれなのですが、ついつい私たちは刺激の強い物を求めがちです。でも今本当に健康を引き出す、健康法はかなり刺激が小さいものが多い、という事実に注目していただきたいと思います。不調になったときに、人間の素晴らしい生命システムを取り戻す「きっかけ」を与える程度の健康法が、真の健康を引き出してくれるのです。