●丁寧に○○するって?●
先日、毎日新聞の特集記事【私流健康食生活】に興味深い記事が掲載されていました。(2008年1月9日(水)毎日新聞の記事を参考・一部引用させて いただいています。)それは、今舞台でも活躍されている芸妓さんの食生活について書かれたものでした。短い記事だったのですが、それでも私インスパイア大澤も大きく共感・同調できることが凝縮されていたのでここでご紹介しておきます、ネ。この芸妓さんの子供のころには、お母さんが朝ご飯のお味噌汁のために、朝からかつお節を削っていた、のだそうです。学校に行く前にあったかいご飯と、だしからしっかり取ったお味噌汁。こんな丁寧な朝食を毎日食べて登校されていた、のだそうです。で、現在、今主流の化学調味料やインスタントのだしはカラダが受け付けず、この芸妓さんは、今も乾物屋さんでかつお節を買って自分でだしをとって調理をなさっているようです。一昔前だったら、ごく普通のことだったのかもしれませんが、今のバタバタした時代には、ちょっとすごいなぁ、っていうお話、ということになるでしょうか?それはさておき、こんな(丁寧に作り丁寧に食する)お話を拝聴すると、これは何も食生活に限ったお話ではないなぁ、っていうのを感じるんです。そう、これって、日常生活や仕事も含めて、生活全般に応用ができるんですよね。つまり普段の歩く、何か作業する、パソコンに向かう、キーボードを打つ、食事をとる、掃除をする、打ち合わせをする、休憩をとる、・・・・・・生活の一つ一つに対してより丁寧な動作をするっていうことにも繋がる、と思うんです。ましてやこの芸妓さんのように、子供のころにこんな丁寧な食事で育てられた人は、そういう考え方、習慣がまさに身に付く可能性がとても高いですね。実際に彼女は次のように言っておられます。【食事は元気の源】であり、【丁寧に食べると、カラダに栄養が染み込んでいく】ような感じが、化学調味料やインスタントを使った場合と比べると、大きい。(↑インスパイア大澤若干言葉補足)さらに自らのおけいこについても、【丁寧におけいこすればカラダに染み付いて離れませんけど、 いいかげんにしたらすぐに忘れてしまう】って。【食べ物もおけいこも一緒で、丁寧にせなあかんな】と、結ばれています。いやー、本当にそのとおりだと思いません?、食事を丁寧にし、丁寧に食べる食べ物を大切にし、感謝の気持ちで丁寧に食べるっていう小さいころからの習慣の積み重ねが、何事に対しても【丁寧にせなあかん】(関西弁わかりますよね。笑)っていうことにつながっているわけですよね。非常にシンプルなお話、なのですが、おそらく、何かと忙しい、忙しいと忙しさにかまける私たちが、今一度見直さないといけない観点だと痛感している次第です。そして私が先日お話したところのカラダのOSの大きな変化というのは、この丁寧に動作する、っていうことが非常に大きな要素を占めます。雑な動作から、美しく自然な所作は当然生まれるはずがないのですね。あ、そう考えると、昨今の社会を騒がせている様々な事件や矛盾は、この丁寧さの不足・忘却ということも言ってよいのでは、と感じますね。長くなるので今日はこの辺りで失礼します。あなたが丁寧な日常により、素敵で美しい幸せを得ることを心よりお祈りしつつ♪ありがとうございます!