** baby talk **

[イギリス／旅行／空港のお仕事] カテゴリの記事

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• １泊２日TOKYO旅行～TDL編

  予報が雨だったので、ママ友からベビーカーフード？カバー？を借りていきました。大正解でした。　夕方まではポツポツと降ったりやんだりでしたが、夜は雨になり･･･このベビーカーカバーがなければずぶ濡れでした。この日は秘策を下げて開園８時から目いっぱい行動しました。その秘策とは。まだISSEIが赤ちゃんで乗り物にも制限があるし、授乳時間もあるので、大人のチケット２枚を１枚ずつ使って２つのアトラクションのファストパスを同じ時間帯に取るという作戦です。私たちの行動を例に取ると･･･まず、入園とともに私と子どもたちはキャラクターブレックファストに並び、その間に旦那はバズのアトラクションとハニーハントのアトラクションのファストパスを１枚ずつゲット。そしてキャラブレの直後から、パパとAOIがバズに乗り、その間に私とISSEIは休憩兼お土産見物。バズから帰ってくると、私とAOIが今度はハニーハント。その間、旦那とISSEIは休憩。この時点でAOIは２個のアトラクションにファストパスで乗れています。(もしも２枚で取っていたら乗れていたアトラクションは１つでしょう)そして、次のファストパス解禁の時間になったので、今度は４人で乗りたいホーンテッドマンション(ナイトメア仕様)のファストパスを取りました。ホーンテッドマンションまでの時間は、パレード見たりしてあっという間にきました。(パレードは雨のため、雨の日仕様のものになりましたが、初めて見れたので嬉しかったです)ナイトメア仕様のホーンテッドマンションは、本当に可愛いです。今年で３回目ですが、毎年楽しみにしています。今年も乗れてよかった♪そして、ホーンテッドマンションの後は、夕方からのショーの観覧チケット抽選に並びました。抽選には残念ながら外れてしまいました。旦那は「大雨で中止になればいい」とか言っていました観覧席以外からでも見れるんだから、別に中止にならなくても･･･と思った私でした。結局雨のためにこのショーは中止になりましたが、旦那はほくそ笑みながら「残念だなぁ～」なんて言っていました。　ケチなパパ(笑)この後、もう一度バズとハニーハントのファストパスを取りました。今度はパパがハニーハントに、私がバズにAOIと乗るためです。その後、さすがにISSEIの授乳時間になったので、トゥーンタウンのベビーセンターで、授乳時間にしました。　その間、AOIはパパとトゥーンタウンのアトラクションへGOです。どうやら３歳以上OKのコースターに乗ったらしく、「AOIが泣くと思っていたのに大喜びだったから、お前も行ってこい！」と、授乳後にぱパパからの指令があり、AOIとそのコースターに乗りました。　けっこう怖かったですが、AOIはキャーキャー言いながら楽しく乗っていました(AOI、オソロシや･･･)トゥーンタウン、今回が初めてでしたが、本当に可愛いです。子連れにはとてもいいコーナーだと思いました。ミートミッキー？にも並んでみました。　ミッキーと写真撮れるというときに、デジカメのバッテリー切れで、携帯でしか撮れなくて残念でしたトゥーンタウンの後は、ショーを見て、その後はさすがに疲れたので＆お腹すいたので、ランチにしました。ランチの途中でしたが、私が履いていった靴が、雨が降ってもいいようにと、かかとつきのブーツを履いたのですが、これが大失敗。　慣れない上にAOIやISSEIを抱っこするもんだから、その重みが足の一点に集中してしまい、もう歩けない状態だったので、車に戻ることにしました。　靴を履きかえ、夕方からの防寒着を持って戻ると、パレードの時間でした。雨の合間だったので、ハロウィンパレードをやっていました。ラッキーです。パレードを見て、その後、バズに私とAOIで乗りました。そしてパパとAOIのハニーハントまでの時間、ピノキオに乗ったり、コーヒーカップに乗ったり、ダンボに乗ったりして時間をつぶしました。ダンボに並んでいる途中でAOIはパパの抱っこで仮眠を取りました。そしていざダンボのときに、AOIは起きたのですが、雨がひどくて、けっこう濡れてしまいました。その後、ハニーハントに乗り、そろそろ帰るか、という段になって、AOIが白雪姫に乗りたいと言い出し、雨で人があまりいなかったので待ち時間も１５分とかだったので、調子に乗ってそれにも乗りました。さらに、雨で本当に人がいなくなったので、ジャングルクルーズと、カリブの海賊にまで乗れました。AOIは「パパ早く～。乗れなくなっちゃうよ！Hurry up!　Hurry Uuuuuuuuuuup！！！」なんて超騒いでいたくせに、乗り終わると「ここ、ディズニーランド？ディズニーランドは？あーちゃんディズニーランドがいい・・・」とがっかり。　え？ここ、ディズニーランドなんですけど･･･つまり、ミッキーとかがいないからそこはディズニーランドだと思っていなかったようで･･･こどもの言動って面白い(笑)最後に、家族で撮った写真を取りに行くついでに、締めとしてバズに家族４人で乗りました。ISSEIも抱っこ紐の状態で乗れました。その後、お土産買ったりしてうるちに、いつの間にか９時もだいぶ回り・・・車に戻り駐車場出たのが１０時頃でした。さすがに私たちも疲れたので、交代交代で車を運転して帰りましたが、それでも無理っぽかったので、途中のPで１時間ほど仮眠を取り、家に着けたのが午前２時でした。最後の運転は私だったのですが、やけに目が冴えてしまって、帰宅してもすぐに眠れず、パパは翌日仕事なのですぐに寝てもらいましたが、私はISSEIの授乳やお土産の仕分けなどして、結局眠れたのが午前３時過ぎでした。とっても疲れましたが、とっても楽しく、雨だったけど、人が少ない分十二分に乗り物に乗れた楽しいTDLでした。だってAOIったら、バズに３回、ハニーハントに２回、トゥーンタウンのコースターに２回、その他１回のものは、ホーンテッドマンション、白雪姫、ダンボ、ピノキオ、コーヒーカップ、ミートミッキー、カリブの海賊、ジャングルクルーズ・・・　以上か？　こんなに乗れたんだもん。　すごい記録だ。最後にAOI語録。カリブの海賊にて。「ちゃんとつかまってますよー！」と言ったとたん、乗り物が急降下しました。旦那が「なんでAOI、つかんでますよなんて言ったの？なんで下がるって分かったの？」と不思議がっていましたが、どうやらナレーションで「ちゃんとつかまってるように」と流れていたそうで･･･親よりしっかりしているAOIでした。実は昨日、２時間くらいかけてこの旅行記を書いた後に、操作ミスで全部消えてしまって･･･これは二度目の文書作成なのでした

  2006.10.23

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  １泊２日TOKYO旅行

  今年もこの時期に旦那の平日休み(２３日月曜)が取れたので、23日にディズニーランドに行くべく、今日からTOKYOへ向けて旅にでました。朝6時半には家を出れたのに、高速に乗る手前で携帯を忘れたのに気づき、家に戻ったので、結局出発は7時過ぎになりました。高速は順調な流れで、ほとんど渋滞もなくホテルに着いたのが10時半。ファミリーロッジ旅籠屋・東京新木場店　というところにしました。ネットで検索したら、大人２人で駐車場込みで１万円以下。　しかも３月にできたばかりで、乳幼児の宿泊代はなしで、ベッドがクイーンサイズのツイン。　つまり、子どもと添い寝しても十二分な大きさのベッド！　もうここしかないでしょう、と即決でした。場所も新木場、お台場とTDLの中間地点で、どこに動くにも楽そうでしたし。こんなかんじでした。ホテルについてから、即行動です。この日の予定は夕方４時から三鷹の森ジブリ美術館です。ダメもとでチケット検索したら４時のチケットだけあいていたので(３週間ほど前)、行くことにしました。それまでの時間つぶしですが、船橋のイケア、幕張のコストコも候補だったのですが、どちらも車で動いたほうがベター、でも車での移動だと４時のジブリまでの時間が読めないということで、今回は残念ですが却下しました。そして候補に急浮上したのが、ららぽーと豊洲　です。その一番の目的は１０月頭にできた　キッザニア東京　です。子どもの職業体験型テーマパーク？で、こどもが色んな職業を体験できる子どもの国、みたいな感じです。 注）写真に写ってるのはウチのパパじゃありません。たまたま写ってしまった他人のパパ、スミマセン。前から気になっていたのですが、１０月にできたと先日テレビの特番でやっていたので、行きたかったのですが･･･ネットでチケット予約しなければならず、予約しようと思った時にはチケットは完売でした。あわよくば当日券なんてないかな？と思って行ってみたのですが、もちろん当日券なんてあるわけなく、中に入ることはできませんでした。AOIは「行きたい～行きたい～」と騒ぎましたが、そして、私たちもガラス越しに見える中の様子、例えば、消防車のサイレンの音が聞こえたと思ったら、ミニ消防車に制服姿で乗っている子どもたちの姿が見えたりして、入ってみたい～と思いましたが、チケットがないので入ることなんてできず･･･　残念でした。面白いのが、私たちと同じように当日券を求めてやってきた人が多いのか、子連れで同じルートをたどるファミリーがたくさんいたことです。ららぽーと自体も素敵なショッピングモール？でした。とても都会的な建物で、都会的な空気が流れていました。都会だからなのか、できたばかりだからなのか、人がいっぱいでレストランですらどこも行列でした。あぁ、やっぱり都会に住みたい、１０日でいいから東京に住んでみたい、と思って店を後にしました。キッザニアに入れなかったのは残念ですが、場所と行き方の確認ができただけでも良しとします。来年こそは、チケット取ってキッザニアに行くぞ！！と決意しました。さて、次は三鷹の森へGOです。中央線で新宿から２０分くらい、と友達に教えてもらっていたので、行き方はばっちりだったのですが･･･鈍行から快速に乗り換える時点で、ホーム階が違い、パパが一緒といえどベビーカーを持っての移動などに予期せぬ時間がかかり、やっと快速に乗ったと思ったら、そこで安心してしまい、三鷹で降り損ねてしまいました。　(やっぱお上りさんには慣れない行動なもんで･･･)　気が付いたのは私で、すぐに三鷹へと戻りましたが、予定していた時間より２０分も遅れてしまい、４時の入園に間に合いませんでした。　入園締め切りの４時半までは間に合ったのでラッキーでしたが・・・ 三鷹の森ジブリ美術館は、こちらも素敵でした。でも、たとえ４時に入園できていたとしても、閉園(６時)までの２時間では見切れなかったと思います。　子連れじゃなければ十分回れたかもしれませんが。でもAOIはネコバスの遊具みたいなのでたくさん遊べたようで、それだけでも良かったのではないかと思いました。夕方だったし、さらに雨だったので、ラピュタに出てくるロボットや飛行石の下にある石板のレプリカみたいなの(屋外にある)が、暗くて＆雨で見れたのですが良く見れなくて残念でした。あと、入っていない部屋もあったりして、これはISSEIがAOIくらいの大きさになったらもう一度リベンジでココに来よう！とかたく決意した私でした。へとへとに疲れてホテルに着いたのが９時頃。そしていよいよ明日はディズニーランドです！続く。

  2006.10.22

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  Les Miserables

  「イギリス大好き」というテーマに投稿してみたくなり、昔のHPからの記事を転記してみることにした。昔の気持ちそのままに載せたかったので、極力編集しないでそのまま載せてます。　-----------------------------------Les Miserables・・・レ・ミゼラブル。　　　　↑参考資料↑邦題って『あぁ、無常』・・？　昔、この本を読んだことがある。レミゼ私の大好きなミュージカル。ミュージカルになんて全く興味のなかった私だが、大学時代に１ヶ月ロンドンにホームステイした時、同じ語学学校に通っていた子に連れられて、はじめて行ったミュージカルがこのレミゼ。日本でミュージカルの相場なんて知らない私は、40ポンド（約8000円）なんて高いもんだ、と思いつつ、彼女の後を追っかけて行った。なんでも彼女はレミゼが大好きで、どうしてもこのミュージカルを、いい席で見たいと、前から3番目の席で見ることになった。レミゼの話は、小さい時に読んだくらいだったから、もちろん忘れている。行きの地下鉄の中で、ある程度の話の流れを彼女に教えてもらい、いざ、劇場へ…　パレスシアターという劇場。　中に入るなり…　開いた口が塞がらないとはこのことを言うのか！！　その劇場、外見はまぁ、イギリスにありがちな建物だが、中が凄かった！　何がすごいって、インテリア、内壁、客席、天井に至るまで、超中世ヨーロッパなのだ。学のない私ではＯＯ調の家具とか、ＯＯ式の内装とか説明できないのが残念だが、例えて言うならば、建物の中がベルサイユ宮殿のような荘厳な、お城の中のお姫様の部屋みたいな、古くて立派な教会の内装のような雰囲気なのだ。　うぅ…それでも説明が足りない。なんと表現すればいいのか…　だが私の感動はそれだけでは留まらなかった！その次の驚きは、舞台の下を見た時。何と、舞台の下にはオーケストラがいる！！　(日本のミュージカルもそうなの？)そしてそのオーケストラが、ミュージカルの音楽を生演奏！！　(日本のミュージカルもそうなの？)指揮者ももちろんいて、舞台の下ではなく、舞台の前で指揮棒を振っている。(日本のミュージカルもそうなの？)生演奏だから、その迫力たるや！！　私の胃にストレートに突き刺さる。　ミュージカルとはこういうものなのかぁぁぁぁ！！本当に度肝を抜かれた。しかも音楽がいい。舞台の役者さんはもちろん英語で歌っているのだが、その曲の素晴らしさ、歌の綺麗さ、そしてオーケストラの迫力があいまって、荘厳な建物の中に響きわたる…　　残念だったのがとてもいい席過ぎて？舞台の奥の方が見難かったこと。舞台の前方しか見えない！！のだ。その為、その数日後、遥か彼方の後ろの席（15ポンドくらいの席）でもう一度見ることになる。でも、今度は後ろすぎて、逆効果…　それでも綺麗な音楽と、悲しく切ないお話を堪能することはできた。余談だが、私をレミゼに出会わせてくれた彼女は、お芝居の後にレミゼの完全保存版ＣＤ（8000円くらい）を買っていた。「さすが…私には出来ないなぁ…」と思っていたが、その2年後、私は同じ場所で同じ物を買ってしまった(笑)　(こんな感じのCD)だから今は、おうちでレミゼを聞く事ができる♪（超嬉しい♪）その後、私はいくつかのミュージカルを見たが、この最初の感動が凄かったようで、他のどのミュージカルを見てもこのレミゼを超えるものには出会っていない。ちなみに私はこのレミゼを同じパレスシアターで１０回くらいは観たのではないかと思う。そのくらい入れこんでしまったミュージカルなのです。　みなさん、イギリス行ったら絶対にレミゼを見ましょう！最高のいい席は、２階席の前方真ん中、だいたい３５ポンド（７０００円くらい）の席です。それより上の席、下の席はあまりよくないです。ついでにレミゼに関するものをネットでザッピングしていたら、レミゼ好きは世の中にいっぱいいるようで、ある人曰く、フランス語バージョンのミュージカル（フランスがオリジナル）が一番だそうだ。ＣＤもフランス語バージョンがいいとのこと。いつか、手にしてやろうと、密かにもくろんでいる私である。おまけ良い席をマージンなしで購入するには劇場のチケットブースが一番良かったです。チケットセンターではマージンを取られてしまうから。でも、あまり早く劇場のチケットブースに行ってもチケットはない。チケットセンターに割り振っているから。なので、チケットセンターで売れ残る頃(行きたい日の３日前くらい)に劇場のチケットブースに行くと、狙った席を正規料金で購入できた。　今から５年ほど前の話ですが･･･　

  2006.10.02

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ９

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第９弾です。今回はキャビンアテンダントと、グラホの違いを書きたいと思います。ところでいつからスチュワーデスのことをキャビンアテンダントと言うようになったんだろう？スチュワーデス、スッチーのほうが分かりやすいと思うし、私にはしっくり来るんだけど…業界ではキャビンアテンダントを略してＣＡ、グラホはＧＨと言ったりもするのですが、今日はＣＡ／ＧＨで仕事紹介していきます。■仕事内容■ＣＡ…機内でのお客様へのサービス(飲み物サービス、お食事のサービス)、及び安全の提供&確保。ＧＨ…お客様が空港に着いてから飛行機に乗るまでのチェックイン&搭乗の事務作業及び接客サービス(空港アナウンス、お客様の飛行機への誘導)、安全の確認。また到着地時の接客サービス(到着ロビーまでの案内、アナウンス、機内への忘れ物の捜索、その他旅不慣れなお客様へのあらゆる案内やサービス)。空港での発券業務。実際にスッチーの仕事をしたことがないので一概に比べることはできないが、雑務的なこと、金銭が絡むことはＧＨの仕事になる、と思う。ＣＡさんたちは、狭い機内での仕事&気圧の変化の激しい仕事だし、また、理不尽なお客様、横暴なお客様、セクハラなお客様とも接しなければならなかったりもするし、逃げ場がないぶんキツい職業なんじゃないかと思う。それに時には悪天候でも飛ばなきゃならなかったりするし、激しく揺れたりした時には自分も怖いのにお客様のことを考えなきゃいけなかったり、突然機体が10メートルとか下がったりしたときには立ってる場合怪我したりもあるだろうし(天上に頭をぶつけたりするらしいし)、もちろん万が一の時には命に関わる仕事なわけだから、楽な商売ではないと思う。ただし、イレギュラー時に空港で延々とエンドレスでお客様のケアをしなければならないのがＧＨ、機内での決まった時間だけお客様のケアをすればいいのがＣＡという感じなので、ＧＨは時間がエンドレスなだけに辛いときもある。■制服■ ＣＡ…日本の航空会社にはＣＡさんのパンツ(ズボンと言う意味)の制服はないと思う。バッグや靴まで全てが制服。みんなお揃いでカッコイイ。ＧＨ…動きやすいようにパンツスタイルもあります。私はスカートよりもこっちのほうが好きでした。でも今は私たちの時と制服が変わってるので、今の制服ならスカート姿もいいかも♪ 前の制服は(ウチの航空会社の場合、スカートは半端丈＝オバサン丈だったし、変に長くスリットが入ってたから捲くったりすればキワドくなるし…で苦手だった。基本的に制服改造はダメだからスカート丈を切って短くするのはダメだったし)。バッグや靴は制服として支給されない。どっちにしろ、ＧＨの制服よりもＣＡの制服のほうがかっこいいし、お洒落だ。■給料■ ＣＡ…はてさていくらが相場なんだろう？分かりません。でもフライトの危険手当？みたいなのが付いているらしいし、同期でスッチー目指していた子が言うには、離島を結ぶ航空会社(JAL、ANAなどの子会社)でも初任給が25～30万の間なんだとか。本当かガセかは分かりませんよ。ＧＨ…危険手当はありません。初任給は手取りで13万円台でした(私の場合)。■付加特典■ＣＡ…正社員となれば、本社の社員(JAL、ANAなどの社員)なので無料で使える航空券などを貰えるはず。また、２親等以内の親族は半額で乗れる航空券とかもあるはず。ＧＨ…基本的に本社の社員じゃないので(良くて子会社、最悪制服だけを借りている別会社の社員)なので、無料航空券は貰えない。安くも乗れない。一般のお客様と同じ扱いっす(-"-;) ところでＣＡさんのお休みってどうなってるんだろ？全く分からない。ちなみにＧＨの場合、ウチの会社は、もちろんシフト制でしたが、月の休みが９日。盆暮れ正月、祝日ももちろん無関係に働きますが、その代休は全く無し。つまり９日×12ヵ月＝年間に108日しか休みがない！あとは年間10日ほどの有給休暇だけです。有給はバッチリ取れましたが、病欠や遅刻早退のために取っておかなきゃなりませんし、あって無いような扱いの有給でした。会社によって違う規定なのでこれが全てのＧＨにあてはまるとは思いませんが、休みが少ない仕事だな～といつも不満だらけでした。あ、でもシフト制で、平日休みの職業も悪いことばっかりじゃないですよ。彼氏や旦那さんと休みが合わなくなるって方にはイヤなのかもしれませんが、当時の私は遠距離恋愛だったし、でも毎週土日に会いたかったわけでもなかったし、むしろ平日休みだったから英会話とかにもバンバン通えたし、旅行とかもオフシーズンのオフプライスで行けたし、それなりにメリットはありました♪■その他■ ウチの本社の場合、ＣＡさんは、採用されても初めの数年は契約社員なんだとか。どうやら、ＣＡという職業は気圧の変化や乾燥が激しい仕事なので、せっかくＣＡになっても体調が合わない人も中にはいるらしく、そういうＣＡさんたちは契約社員の段階で辞めていくんだそう。また、中には腰掛けで働いて辞めていくＣＡさんもいるだろうし、そんな人達も契約社員の段階で消えていくんだそう。また、あるかどうかは分からないけどイジメとかもありそうだし…(あくまでも私の憶測ですが)。弱い人間は契約社員の段階で淘汰されるんだろうな…結局体力もあり、(イジメにも耐えぬける精神的に強い人材で)、あの仕事が天職で好きな人達だけが正社員として生き残っていくらしいですよ。ちなみにＧＨは… 体力と言う点では、立ち仕事だし、場合によっては走ったりします。それくらいの体力がなければ勤まりませんね。イジメはありましたね～なんつーか、そんなに厳しくしなくても、同じこと説明するにしてももっと別な言い方あるんじゃねーの？って場面は毎日の光景でした。理不尽なイジメもありましたよ。私は先輩を飛び越して任された仕事の恨みからか？特定の先輩に３ヵ月無視されたことがあります。社内での無視ならマシですが、お客様の前でされると仕事に差し支えてくるからやりにくかったですね～。あ～(T_T)思い出すだけで胃液がドバドバ出てくるわ(T_T)結局それが一番の原因で私はグラホの仕事を辞めましたが、癖の悪い先輩でした。あやつのせいで何人の人達が辞めていったか…こういう性格上に問題がある人はどこの職場にもいると思うので、グラホに限ったことではないですけど。でも基本的に、後輩に厳しい世界なことは間違いないです。…と、まぁこんな感じだと思います。ＧＨをしていた私が言えることは、「なんやかんや言っても、どうせやるならＣＡだ」ってことです。仕事で旅行できるわけだし、制服はカッコいいし、給料だっていいんだし、あわよくば玉の輿？(￣ー+￣)なわけだし。やるならＣＡだ…ウン。テレビ「アテンションプリーズ」を見ていてもつくづく思いました。ところで… ＣＡさんはどうやって国内線と国際線に分けられるんだろ？やっぱ、やるんなら国際線のＣＡだよな～(´ー`)

  2006.06.29

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ８

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第８弾です。今回はあまりややこしくないお話です。■スチュワーデスデカ原稿依頼■みなさんは、テレビの２時間ドラマの「スチュワーデスデカ」って見たことがありますか？スッチー役の財前直美さん、水野真紀さん、木村佳乃さんがいつも事件に巻き込まれ、事件を解決していくドラマです。私は大好きなドラマなんですが、あのドラマの「原稿求む！」の業務連絡が回って来ることが時々ありました。もうシリーズが終わってしまったので、今は多分そんな業連はなくなってしまったかもしれませんが、私が働いているときに２回ほどそんな業連を目にしました。あのドラマの脚本って脚本家だけが書いてるわけじゃないんだ～！と何だかすごく驚いたのを覚えています。もちろん、素人が全脚本を考えるのではなく、現場で働くスタッフ(スッチーやグラホ)の原稿からアイデアを取り、プロの脚本家が仕上げたりするのかもしれませんが。でも、もしかして現役のスッチーが考えたのかも！もしかして現役のグラホが考えたのかも！なんて思いながらあのドラマを見ると、また違った新鮮な感動があったりします。余談ですが、木村佳乃さんのお父様はJALの方で、ロンドンに住んでいたことがあり、だから彼女は帰国子女で、JALのイメージキャラクターに採用されていた時期もあり、そしてまたあのドラマにも女優として採用されたんでしょうね。因みの因みに、私の大好きな俳優妻夫木聡のお父さんはANAの方。劇団ひとりのお父様は航空会社は分かりませんがパイロットで、アンカレッジに住んでたことがあるんだそう。劇団ひとりは英ペラの帰国子女なんですよ！いいな～ あたしも、そんな業界人との縁があり結婚してたりしたら、海外勤務は当たり前、子供も帰国子女だったりしたのかな～。ま、海外勤務が有り得る本社の人やパイロットとの接点なんて、地方のいちグラホになんかほとんどないんだけどね～o(T□T)o

  2006.06.26

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ７

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第７弾です。前回はチケット絡みのミスや困ったお話、裏話を書きます。－－－－－－－－－－－■チケット上のミス■ ☆航空券のルール☆航空券＝チケット上にミスがあってはならない。これは万が一事故が起きたときに『搭乗者名簿』に不備があるとマズイからだ。また、他人の航空券で飛行機に乗ることも本当はできない。同じ理由からだ。(このルールを知らない人が多くて、よくトラブルになる。また、『他人の航空券で飛行機に乗ることも“本当はできない”』と書いたことにもわけがあって、国内線では身分証の提示を求めていないので、我々が気付かなければ他人の航空券でも乗れるのだ。)名前はもちろんのこと、連絡先(電話番号)や、年齢、性別もちゃんとしていなければならない。とは言いつつ、先に触れたが、国内線の場合はパスポートみたいなものを基準に発券するわけでもないし、身分証明書の提示を求めるわけでもないので、発券するときに口頭で確認するくらいが限度。しかも代理でチケットを取りに来たり、代理店発行のチケットもあるから、間違いは多々ある。チェックイン時には、航空券にさっと目を通し、名前、年齢、性別の確認をしている(他人の航空券で乗ることはできないため)。そうやっていると、時々チケット上の間違い？を発見する。男性なのに名前が女とか、明らかに年齢が違うとか、性別が違うとか… 私たちグラホは、さりげなく他人の航空券で乗ろうとしてないかをお客様に確認する。失礼のないように。名前がアヤシイ(例えば男性が女性の名前のチケットを提示した)ときには「お客様…こちら○○△△子様となっておりますが…こちらの入力ミスでしょうか？失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいですか？」とか。年齢違いの時は、例えば30～40代男性のチケットに10代と記載されていたり、60代の年齢が記載されていたりしたら、「お客様、大変申し訳ありません、恐らくこちらの入力ミスでチケット上の年齢が間違っているようなのですが…19才…ではないですよね？」とか、聞く。あくまでもこっちがミスしてるように質問していく。だが、年齢は慎重に。特に女性の場合には気をつけないと大変な失礼にあたるから！大概は、発券時の入力ミスだったりするので、こちらの不手際を謝罪し、手書きで訂正し、事なきを得る。しかし、他人のチケットで乗れないということを知らずに他人の航空券で乗ろうとして、「あ、実は行くはずだった○○さんが行けなくなったので私が代わりに行くんです…」なんて正直に言ったりすると、トラブルになる。普通運賃の航空券ならば、払い戻し＋新規購入＝払い戻し手数料がかかる。でもこれはまだマシなほう。もしも割引チケットだった場合は、払い戻しすると割り引きの対象外になったりするので大クレームになる。(たとえば『３週間前の予約で割り引き』というチケットを払い戻ししてしまうと、チケットを買い直すことになり、つまりは当日の航空券を買うわけだから『３週間前割り引き』ではなくなり、正規運賃になってしまう。つまり、かなり高い航空券を買わなくてはならなくなる。１万円とか変わってくるから、そりゃぁクレームにもなるし不快な気分にもなる。お客様にしてみれば、せっかくの旅の出鼻をくじかれるってもんだ。)しかし我々は聞いてしまったからには、正しく購入してもらわなければならないので、顔はすまなそうな顔で説明しつつも、心を鬼にする。めんどくさくなって、聞かなかったことにすることもできなくはないが、そういう時に限って「この前○○空港で同じことがあったときに××というスタッフは見逃してくれたのに、どうして今回はダメなんだ！！！」と別空港でクレームになったりし、航空会社の信用問題になるから、そういうズルはやってはいけないのだ。まだ一般のお客様で、そのルールを知らなかった人ならば、可哀相に…と同情の余地もあるのだが…☆正直者のお客様と気の毒な代理店エージェント☆旅行代理店のエージェントが、そのルールを知ってるのにもかかわらず、割り引きにするためにダミーの名前で大量に予約を押さえ&チケットを発券し、そのダミーの名前のチケットを何も知らないお客様に渡したりするケースがあった。お客様から「あの～、名前が違うんですけど…」との申告があり、代理店の悪事がバレたケースなのだが、こういう場合は、同じ業界でルールを知ってるのにズルをした、というわけで、我々は絶対に許さなかった。エージェントに何とクレームされようが、どんなに懇願されようが、ダメはダメです、とキッパリ断った。あの時は、エージェントが配っていた全ての割り引きチケットを払い戻し&正規料金で新規購入になったから、10万円以上をエージェントに支払ってもらっていたと思う。(私が直接関与していないケースだったからうる覚えだが。)気の毒なエージェントだ。正直者のお客様が申し出なかったらバレなかったケースなのに… ☆オカマ…？疑惑☆ 単なる入力上のミスで、性別が逆になっている場合がある。そんな時には、我々の失礼をお客様に詫び、訂正させていただく。しかし、時々、アヤシ～いお客様がいたりする。見るからにオカマ？ニューハーフ？みたいな人。男の名前なのに見てくれは女？ …いや、よく見れば男？ 声も男？ 判断に困る。聞くべきか聞かざるべきか？聞く必要があるのか？そこまで問いただすべきなのか？もちろん逆もある。オナベ？って言うの？女なのに男の格好する商売の人。それっぽい人がたまにいる。名前は女なのに、見てくれは男。でもやけに小柄で、よく見れば女？ 名前が女性のチケットなんですけど… と聞くべき？見なかったことにするべき？「どうするよ、俺？」まるでライフカードのＣＭのオダギリジョーの心境さ。続きはウェブで…なんて言ってられない。即決しなければならない。チケットのルールには反するのだが、こんなときは、私は黙って見過ごした。もしくは上の先輩に報告し、判断を委ねた。それがグラホとして正しい行為だったのかは分からないが、ニューハーフの人やその逆の人のプライバシーに踏み込む勇気がなかったから…。弱っ… でも…、だって… 聞けないよぉ(T_T) あなたオカマなんですか？なんてさぁ。。。☆おまえインファントかよ！疑惑☆ 国内線では、３才の誕生日を迎えるまでのこどもは、親が抱っこする限り(座席を使わない限り)インファントとして扱い、無料で乗れる。しかし、これも親の自己申告。明らかにこの子デカいぞ！インファント(無料対象年齢)か？と首を傾げるこどもが時々いる。インファント対象年齢を本当に知らずに、うっかりチェックインしてしまうお客様はお子様の年齢確認をすると、正直に「あ、３歳です」と申告され、残念ながら子供料金(大人の半額)を支払っていただくことになる。しかしもちろんわざとタダで乗ろうとしているお客様の場合は、「お子様は何歳ですか？」と笑顔で聞いたところで正直に言うわけもなく、「あ、この子大きいんですけどまだ２才11ヵ月なんです(´ー`)」とでも言われてしまえば我々もそれ以上聞くことはできない。時々こどもに直接「いくつですか？」なんて聞く時もあるが、そんな状況を避けるために悪事を働くつもりのお客様は、初めからチェックインにこどもなんて連れてこない。それに今は自動チェックイン機だってあるから、搭乗までどの子がインファントとして乗るのか分からない場合も多々ある。何度か、明らかに4～5歳児をいつも連れて来て、いつもインファントだと言い張る集団を見掛けたことがある。我々も要注意で見ていても、やっぱりお客様にインファントだと言い張られてしまえば、それ以上追究できないのである。因みに、インファントでも搭乗券は必要なので、無料のこどもだからと大人のチケットだけで乗ろうとすると、搭乗ゲートで足止めをくらうことになる。余裕がある時間帯なら気にもならないが、出発間際に発覚すると我々の作業が増えることになり(手書きインファント券の発行やコンピュータへのインファント入力などの作業…これを完了しなければ飛行機は飛ばせないため)、飛行機遅延の原因にもなる。１分遅延しただけでもゲート担当者は先輩や上司から色々言われる。３分遅延なら大目玉。５分なんて遅延したら(私の会社の場合は)始末書モノだった…

  2006.06.24

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• ドラマ「アテンションプリーズ」

  私の最近のブログ、グラホの世界の舞台裏を暴露している「アテンションプリーズ・シリーズ」の番外編。これを書くきっかけになったのは、やっぱドラマの影響です。毎回楽しみに観ている、上戸彩主演のドラマ「アテンションプリーズ」。グラホとは同じ航空業界とは言えども、仕事の内容が違うのである意味新鮮だし、かと言って少しは業界の内情を知っているのでそうなんだ～と今更納得することも多々あって面白い。前回からは、OJTとして実際のフライトの風景がドラマのメインになっているので益々興味深く見たけど… －－－－－－－－－－－前回は、先輩に冷たくされいじめられるお話。…キャビンアテンダントって、あんなにいじめられるのかな？ グラホも厳しい先輩いっぱいいて、イヤな思いをしたことも、泣いたこともいっぱいあったけど、実際のフライトで狭い機内であんな風に先輩たちにイヤミ言われて、つんつんされて…って、コワ～い(T_T) 逃げ場がないじゃ～んo(T□T)o女の世界だからどこでもイジメってあるんだろうけど、何もあんなにイジメる？イヤミ言う？つんつんしなくても… ねぇ。ドラマだから誇張してたのかな？実際の世界もああなのかな？？？ま、ドラマの設定では、つんつんイヤミ言っていた先輩も結局は愛情から厳しくしていただけだった、って結末だったけど…でも目の前であんな風にイヤミを言われて厳しくされ、何を聞いても自分で判断しなさいみたいに頭ごなしに言われて、なんのアドバイスもヒントもくれなくて、それがドラマじゃなく現実の世界だったら、あんな風に丸くは収まらないと、私は思うんだけど… 本当のキャビンアテンダントの世界はどうなんだろう？スッチーの知り合いいないから、分からないんだよなぁ。AOIの将来のためにも、Somebody!　Tell me～！－－－－－－－－－－今回は、出発が遅れ、機内でお客様に文句を言われるという設定。あるある～(T□T)あるんだよ…あんな風にクレームされまくる時って…お客様それぞれには大事な予定があって、それに一生がかかっている人だっている。だから飛行機が遅れるって、当事者にとってはとってもとってもヤバいことで異常自体。だからそんなお客様は当たり散らす相手として近くにいる客室乗務員や、まだ飛行機に乗らない場合には出発ロビーでお世話をしているグラホに詰め寄るんだよo(T□T)o。「どうなってるんだバカヤロー！」「お前なんかじゃ埒があかない、責任者を呼べ！責任者！」「とにかく飛ばせばいいんだ、飛ばせば！」「こっちは大事な仕事が待ってるんだ！」「お前の会社はいつだってそうだ！名前の上にあぐらかいてるんじゃねーのか？」云々… はいはいはい… 皆様のお怒りは分かります(T_T) お怒りごもっともです。でもこんな状況で、飛行機を一番飛ばして欲しいのは、早くこの場をどうにかして欲しいと願うのは、我々スタッフなんです。この場から逃げ出したいのは山々なんですぅo(T□T)oでも、安全のためにはどうしても待っていただかないといけない時もあるんです…。天候が悪いのは私たちの責任じゃないんです…。この嵐で、この雪で、この状況で飛ばせというんですか？落ちたらどうするんですか？死んでもいいんですか？誰が責任取るんですか？私たちは言葉にできないこんな叫びを心に押し込めながら必死にお怒りを受け止め、ただひたすら謝り、うっかり逆切れしないように努め、とにかく飛行機が飛べるようになるまで必死に必死に堪え、駆けずり回るのです。あぁ… 今日のドラマはそんな懐かしくも苦い思い出を甦らせてくれた(-"-;)。クレーム、クレーム、クレーム… 大概、飛行機の運航に影響が出てしまうのはメンテナンスよりも悪天候が多かったです。だから、つい天気には敏感になってしまうのです。台風や大雪、霧や雷。異常気象にあんなに敏感になっていた時期も懐かしいなぁ。出勤日の天気予報が悪くなると「どうか飛行機の運航に影響がありませんように」と願い、悪天候が非番の日だと「うわ～ラッキー。今日の出勤だったらヤバかったな～」と胸を撫で下ろし…懐かしい、懐かしい。空港近辺だけではなく、飛んでくる地方、飛んでいく地方、すべてが絡んでくるので、日本全体の天気に敏感になってました。今では天気予報見て焦るなんてことは全くなくなってしまったけど…(この話＝異常気象とイレギュラーは別枠で詳しくしますね。)

  2006.06.20

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ６

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第６弾です。早いものでもう６回目になりましたね。前回はどうやったらグラホになれるのかという「グラホへの道」や給料などの内情を暴露しましたが、今回は「制服の取り扱い」と「身嗜み」について書きます。－－－－－－－－－－■制服の取り扱い■グラホの制服は、会社から『貸与』されるものでした。会社によって制服のデザイナーはまちまちでしょうが、ウチの会社はモリハナエだか誰だか有名な人のデザインらしく、十数万円の制服なんだそう。私にはその価値は全く分かりませんでしたが(￣＾￣)…入社時にジャケット○枚、ベスト○枚、スカート○枚、パンツ(ズボン)○枚、ブラウス長袖○枚&半袖○枚、リボン(スカーフ)○枚…と支給される枚数が決まっています。また、サイズが変わるときには、新しい制服と古い制服を交換という形になります。そして会社を辞めるときには、支給された枚数通りに返却しなければなりません。はじめに口をすっぱくして上司に言われたことは、「制服を無くしたら始末書モンだ」ということでした。なぜそんなに制服の管理に厳しいのでしょうか？一説には、制服をその筋のお店(マニア御用達)売るとお金になるからだそうで、お金に困ったグラホが制服を売ったりしないようにするためにキビシく取り締まっているんだそうです。そんなお店に横流しされたんでは、航空会社の品位を著しく汚されるんだとか…まあ、確かにあの給料じゃ、売れるもんなら制服を売り飛ばしたいよな～(-"-;)相当な高値で売買されそうだし…でも万が一「本物の制服」がいかがわしいお店で使用されていたら、確かにイヤだよな…こんなに厳しく言われるってことは、以前に売り飛ばした人がいるんだろうな…グラホかスッチーかは分からないが。あ、そうそう、靴とストッキングは自腹で買います。時々会社から支給される靴もありましたが、絶対にそれを履かなきゃならないわけでもなく、むしろ自分で買った履きやすい靴のほうが仕事がしやすかったです。■身嗜みについて■ついでにアクセサリーや髪の毛の話もしますが、私の会社は身なりには特に厳しく、同じ系列の都会のグラホは軽目の茶髪もアクセサリーの大きさもある程度許容されていたようですが、ウチはダメでした。まず、茶髪は言語道断。もしも茶髪ならば黒くするスプレーを頭にシューっとしなければなりませんでした。それでも私たちのころは、それで許されたんですからまだマシです。上の先輩方が入社したころは、もっと上の大先輩方のイジメもひどかったらしく、茶髪にするだけで標的になったでしょうから。(だから私の会社では、退社した人が一番初めにすることの多くが、髪の色を変えることでした。私もそうでした。私は赤にしました(￣ー+￣)ふっ。でも今は染め直すのが面倒なので自毛です。ダメと言われるとやりたくなり、自由になると案外やらなくなる、私ってなんてあまのじゃく…) そして肩に付くようになると髪の毛は結ばなければなりません。結んだ髪は「おだんご」と言って、ネットに入れてブラブラならないようにさせます。(よくスッチーがやる髪形ですね)次はアクセサリーです。入社時はピアスもダメと言われ、まるで高校生みたいな穴が塞がらないようにする為の透明なピアスをしていました(-"-;) そっちのほうがみっともないと私は思ってました。やがて直径1.5ミリだか2ミリだか以内の、光り輝かない、ぶら下がらない、地味な、パールやシルバーなどのものなら可、となりました。シルバーはOKでもデザインがドクロとかではもちろん×です。あくまでも制服に似合うモノ、という条件で許可されました。ネックレス、ブレスレットはダメ。指輪は既婚者のみ＝結婚指輪なら○。それ以外のお洒落指輪はダメでした。ネイルは派手なモノはダメ。爪の長さも○ミリ以内、みたいに決まってました。元から爪を伸ばすのが嫌いな私は、これにはひっかからなかったので何ミリだったか忘れました。時計も、ブランドものはダメでした。何故ブランドものがダメなのかと言うと、以前にロレックスの腕時計をしていたグラホがいて、お客様から生意気だとクレームを受けたからなんだそう。それ以来「お客様よりいい物をしないように」という暗黙のルールが決まったようです。それでもタグホイヤーやグッチ、エルメスなどの時計は先輩方は着けてましたけど…あ、あとスウォッチみたいなポップ系の時計もダメだったように思います。制服に似合わないからという理由で。私は時計に関してはプチ時計コレクターなのですが、会社でしていたのは何かの時に褒章でもらった会社のロゴ入りの地味～な時計でした。ってかあんなロゴ入りの時計、会社以外でするほうが恥ずかしいですから… まあ、こんな感じで事細かに身嗜みのルールがあり、朝のミーティングで制服身嗜みチェックが行われ、頭の先から足の先指の先まで先輩方や上司にダメだしされまくるのです。OKをもらわないとお客様の前には出させてもらえませんでした。そうそう、化粧も派手過ぎす地味過ぎす、でチェックされますよ。(とは言っても普通の商売よりは明らかにメイクは派手でしたが。)茶色系の口紅は×、真っ青なアイシャドーは×、アイラインの入れ過ぎ＝パンダメイクは×、チークの入れ過ぎは×、パールの入り過ぎな口紅も×…ノーメイクは絶対に何をおいても×！みたいに。－－－－－－－－－－制服出勤も、ノーメイク出勤もダメでした。制服出勤は、あの制服を着て会社外でみっともないことをすると恥ずかしいからという理由と、これは私の憶測ですが、ヘンなストーカーとかに付け回されたりしないようにという配慮もあったんだろうと思います。また、ノーメイク出勤がダメな理由は、他社エージェントにのぺらっとした恥ずかしい顔をさらすな！という理由だったみたいです。他業種より少しはメイクがキツい商売だったので、ノーメイクとメイク完了時のギャップが激しかった分、厳しく言われたのかなぁ。(クドいようですが、今日書いたこともあくまで私の勤めていた会社の内部事情です。他空港、他会社の規定は私には分かりませんのでご了承を。)－－－－－－－－－－こんな感じです。メイクアップ講座とかもありました。どこかの美容部員をお招きしてやってもらったのですが、あれはとても勉強になりました。楽しい思い出です。身嗜みのチェックは厳しかったですが、その厳しさがなければ、きっとどんどん派手にだらしなくなっていったのも事実でしょう。元来派手好き＋ブランド好きな人達が多い会社ですから。(あの給料のどこからブランド品を買う金が捻出できるのか…私には不思議でたまりませんでした。…あ！そっか！高いものは彼氏からの貢ぎ物か！！そかそか。f^_^;　ブランドに全く興味のない私には分からない領域なもんで…。)

  2006.06.19

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ５

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第五弾です。今日は「グラホへの道」と、その内情です。－－－－－－－－－グラホになるためにはどんな進路をたどればいいんだろう？この業界に興味があるひとはそう思うでしょう。ここでは私の知り得るかぎりの情報と、憶測を提供します。(会社によって採用条件等は様々です。あくまでも私の会社、私の場合はこうだった、に基づいていますのでご了承を。)まず、身近な所から。私の周り(地方の小空港、且つ、私の職場限定)の確かな情報から。■学歴について■ウチの職場は「大卒」をあまり起用したがらない会社だったみたいです。若くて従順で人間関係に強い人材を確保する傾向があったと思います。若い子を雇えば給料も安くて済むし、働いてくれる年数も長いほうがいいから当然かもしれません。専門学校卒業のスタッフが多かったです。しかも航空系の専門学校ではなく、普通のビジネス専門学校からの採用、さらには「○○専門学校から必ず１名は採る」みたいな学校との取り決めがあるみたいで、毎年同じ専門学校からやってくる新人たちがいました。また、短大卒も多かったです。四大卒はあまり多くないのが現状でした。(おとなりの会社は対象的で四大卒が多かったように思います。)私の同期を例に取ると、四大卒…２人短大卒…２人専門学校卒…４人でした。例外的に私のひとつ上の先輩たちは四大卒が多かったのですが、私たちより下の後輩達になると四大卒はいなくなりました。つまり、他の大多数の企業が四大卒を望むなか、私の会社は「若くて長く続けてくれそうなタフな人材」を要求していたことは間違いないでしょう。学歴はあまり重視されていませんでした。事実、仕事の内容も四大卒の学歴が要求されることはほとんどないです。(というか、単純に仕事に役立つかどうかという点で大学という学歴を考えた場合、たった２年多くを学んだからと言って、ハッキリ言って仕事には役立つとは思えません。だって仕事なんて会社に入ってから学ぶことがほとんどですから…)事務の人は「大卒の子は、異常事態＝イレギュラーになったときの対応が落ち着いていてパニックになりにくい」と客観的に言っていましたが、果たしてどうなのか？実際にその場で対応しなければならなかった身としては、経験がモノを言う世界だったので、長く経験を積んで、どれくらいイレギュラーにあたるかで、その人の落ち着き度合いが決まっていたように思います。話はかなり逸れました。採用に当たっての学歴の話でしたね。さきほどちらりと触れましたが、航空系の専門学校、スチュワーデス、グラホ養成の専門学校を卒業したからといって優先されるわけでもなかったようで… でもお隣りの会社には、スチュワーデス&グラホ養成専門学校に通って、この職に就いた人もけっこういると聞きました。あくまでも風の噂ですけど…あ、知り合いで、スチュワーデスになりたくて、大学に通いながらスチュワーデス養成専門学校にも通っていて、スチュワーデスの採用試験も受けつつグラホも受けて、スチュワーデスがダメだったからグラホになったという子もいたなぁ。■容姿について■ちなみに顔も、とびきり美人が採用されるわけではないです。でも確実に言えることは、入社したときには「普通」の凡庸な顔の新入社員たちが、１年もすると業界の厳しさ？先輩の厳しさ？に揉まれ、また化粧も上手になり、見違えるようにキリリと厳しい表情に変わり、制服に見合う、美しい社員になるのです！ これは本当にすごい変化ですよ。自らの努力もあるでしょうが、環境ってこんなにも人を変えてしまうんだな～と思ってしまいます。私たちが入社したときにも心ない先輩方に言われました。「こんなモサモサした子たちをどうして採用したのか…むかしはもっと美人ばっかりだったのに…」と。でも、１年もすると私たちも制服に似合う顔になり、「あなたたちもやっと人前に出せるような顔になったわ…」と言われました。そして、私たちの一つ下の後輩たちが入ってくると、またもや「ったくなんであんなじゃがいもみたいな子たちが採用されるのか…あなたたちのほうかまだマシだったわ…」みたいに言ってました。そう嘆く先輩たちですが、果たして自分たちの時はどうだったのか、怪しいもんです。(-"-;)■給料について■ハッキリ言って、私の会社は給料は低かったです。私より上の先輩方は四大卒と短大・専門学校卒だと給料が違っていたみたいですが、私の時からそのシステムはなくなり、四大卒だろうが専門学校卒だろうが同じにされました。私は、額面で15万少々、手取りだと13万少々でした。働き始めたときには、それが生まれて初めてもらう給料だったので何も考えず有り難く受け取っていましたが、他の会社(他業種)の相場や四大卒の相場を知るにつれ、自分の給料、ひいては自分の仕事さえバカらしく感じてしまう自分がいました。私が早く仕事を辞めた原因の一つでした。因みにボーナス。初年度(契約社員だった)…夏ボー＝５万円冬ボー＝８万円(うわっ、ショボっ…。バカにしてんのか？)２年目(会社が変わる＋正社員になる)…夏ボー＝20万(だったか？忘れた！)冬ボー＝25万３年目…２年目と同じくらい。確かな記憶がないが、特に喜んだ覚えもないので、２年目と変わらなかったような。そして、１年でどのくらい給料が上がるかと言えば、1000円～5000円くらいだったと思う。功績や勤労態度によって個々人まちまちだった。あくまでも、ウチの会社の内情です。おとなりの会社(同業)はどうだったんでしょう？他人に給料いくらもらってるかなんて聞けないので分かりません。全く分かりません。すみません。■採用試験について■採用日が告知され、履歴書を送り、普通に試験を受けました。面接もありました。私の時で、試験&面接を受けたのは30～40人くらいだったかな？詳しくは覚えていません。まさか履歴書を送った数が30～40人というわけはないと思うので、多分履歴書の段階で書類審査はあったのだろうと思います。これが私の知り得る現状です。他の会社の状況は全く分かりません。あくまでも私の会社の私の採用時の様子を書いたまでです。－－－－－－－－－－－■都会の大空港について■こちらの採用に関しては全く分かりません。給料もどうなっているのか分かりません。都会だから少しは高そうだし、早朝&深夜勤務手当ても付きそうだけど…というか、都会だからとか大空港だからとか、そんなこと以前に、各空港の各航空会社によって採用条件・採用資格・給料体系が全く違うと言っても過言じゃないと思います。と言うのも、制服はJAL、ANAそれぞれのものを着ているかも知れませんが、彼女たちがJALやANAの社員だとは限らないからです。JALやANAの子会社の社員であればまだマシですが、空港所属の委託会社の社員であるかもしれないのです。事実、私が入社したのは「機内食搬入会社」の社員としてでした。制服は本物の航空会社のを着つつも給料は全く別の会社から支給されるという形です。(機内食業務には携わりません、あくまでも「空港地上職部門」みたいな形でしたが…)１年後には(その会社の経営悪化のために)、私達は解雇され、(空港から私たちスタッフが居なくなるのは困るので)運良く本部航空会社の「子会社」の社員として迎え入れられましたが… それでもあくまでも「子会社」ですよ。こんなわけですから、その会社会社で採用条件から給料体系まで違ってくるのは当然でしょうね… しかしいくら給料体系がまちまちだと言っても、若くて綺麗でピチピチしたグラホさんたち(20代)が、20万をもらっていることはまずないと私は推測します。皆様はグラホをスッチーと勘違いor混同して給料が高いとか思われるかも知れませんが、決してそんなことはないんですよ。これが現実です。現実なのです。

  2006.06.18

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ４

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第四弾です。今日は発券業務です。－－－－－－－－－－私が働いている間は、私自身に厄介な発券依頼がくることはなかった。だからここで具体的にオモシロ話を披露することができないのが残念だが… －－－－－－－－－－まずは、発券業務の簡単な仕事紹介から。１：予約のあるお客様 会社のコンピューターの予約者リストに予めお客様の情報が入っているので、その情報を引き出し、名前年齢、行き先や時間、便名、券種(普通航空券か、割引航空券か、回数券かナド)に間違いはないかナドナドを口頭で再確認し、券を発行する。２：予約のないお客様 予約がなくても空席があれば飛行機には乗れるので、予約無しで来たお客様でもその場で券を発行する。マイレージカードなどをお持ちならば、カードにすべて情報が入っているので機械に通し、あとは必要な情報(行き先、時間、便名など)を入力し、発券する。マイレージカードなどをお持ちでなければ、口頭で氏名年齢連絡先ナドを聞き、コンピューターに入力し、発券する。－－－－－－－－－－何も間違いがなければ、単純な作業だし、また、(予約無しの場合は)お客様のご要望に沿って旅のルートを決めてあげたり、いかにして安いチケットを提供できるかナドを考えながらやる仕事なので、またコンピューターをいじるのが好きだった私は、この発券業務は嫌いな仕事ではなかった。ただし、何らかの事情でフライトがキャンセルになったりしたときに、お客様にお金を払い戻ししなければならないときには、ただでさえキャンセルになったことで苛立つお客様を相手にしなければならない上にお金が絡む業務なので、何かとクレームを受ける場であることには違いなかった。私の同期で、この発券業務中にフライトキャンセルのトラブルに会い、「お前の説明の仕方が悪い」だか「態度がムカつく」だかの理由で、お金を受け渡すトレーで殴られた子もいる。誓って言うが、彼女は決してムカつくキャラじゃないし、説明が下手でも態度がデカいわけでもなかった。ただ当たったお客様のむしの居所が悪かっただけ。相手をしたスタッフが私だったら私が同じ目に会っていたかもしれないのだ。－－－－－－－－－－何せお金が絡む業務なので、例えばこんなケースで文句を言われたりもする。例１：お客様は予約センターに電話をして予約した。その際、お客様のミスや勘違いかorセンターのスタッフのミスや勘違いから、お客様の意図したフライトとは違うフライトが予約されてしまった。(予約時には再三確認をするのだが、お客様が聞き間違ったり上の空で相槌うったりされれば、予約ミスに繋がる)そしていざ、空港で発券するときになってミスが発覚する。特に割引チケットの場合は○○日前までに予約をしていなければ割引にならないというシステムなので、そういうチケットに間違いがあると、最悪割引できなくなり高い航空券を買い直していただくことになったりする。勿論お客様は納得いかないわけだし、「私はちゃんと言いました、確認しました、予約ミスはそちらの責任です」と、言った言わないの世界になるので、予約したスタッフ(大概は東京などの予約センターのスタッフ)とお客様の間で板挟みになる。。。例２：お客様の予約ミス パソコンや携帯から自分で予約ができるようになったのでそれを使って予約される方がいらっしゃるが、時たま予約完了までしないうちに予約したと思い込んで作業を終了してしまい、予約なし状態で空港に来る方がいる。自分のミスで予約できなかったわけだから非はお客様自身にあるのだが、その便が満席で乗れなかったり、また割引チケットだったのに割引できなくなったりすると、やはり文句の矛先は面と向かっている我々に来るわけで… －－－－－－－－－また、地方の小空港で働く私たちは、いつもだいたい決まったパターンの発券業務しかしないので、国際線が絡んだ難しい(めったにお目にかからない)発券を依頼されると、経験がないだけに焦る。焦ると時間もかかるしミスも多くなるし、自分が情けなくなるし… 本当に時々そんな発券を依頼される場合があって、そういうのに当たったスタッフを横目に見ながら、内心「私じゃなくて良かった～ セーフ_(-.-;)_ 」と思うことも、実際あったなぁ。。。－－－－－－－－－－余談成田から転勤で来ていた社員で、成田の発券業務を経験したことのある人から聞いた話です。普段我々が国際線に乗るときは、大概は旅行会社経由の割引航空券を使いますよね？ でも、本来の正規の値段っていくらくらいなんでしょう？ 例えばヨーロッパにファーストクラスとかで行ったりしたら…そんなことを何気に聞いてみたら… ヨーロッパまでファーストクラスを正規料金で行くとなると、片道100万円はするそうですo(T□T)oえぇ？そんないきなり空港に来てバンってそんな金額出して乗る人っているんですか？まるで素人の質問をぶつけてみた私。いますよ～ 時々。ま、さすがにこっちもビビりますけどね… 100万をボンっ…100万をボンっ…100万をボンっ…100万をボンっ…100万をボンっ…もしも私がその発券スタッフだったら、ビビるだけじゃなくチビるだろうな… 焦るだろうな…まともにお客様の顔見れないだろうな…でも、そんなぎこちない仕草がばれないように精一杯普通を装うんだろうな…世の中には自分が知らないだけでお金持ちのブルジョワさん達って沢山いるんだな～ やっぱ都会の大空港は規模が違うぜ… そんなことを思った出来事だった。きっと都会の大空港での発券業務、また国際線の発券業務は、地方の地味な空港の国内線発券業務とは違って、苦労が多い分やり甲斐や醍醐味もあるんだろうと思います。でも悲しいかな、私にはその経験がないのでここでお伝えすることができなくて、残念です…

  2006.06.14

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ３

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第三弾です。今日は到着業務の続きです。－－－－－－－－－－ケース２：「私の荷物が傷ついた！」「壊れてるんですけど！！」「汚れてるんですけど！！」お客様からお預かりした手荷物は貨物室に入れるわけで、飛行機の揺れなどから他の荷物とぶつかり、傷ついたり壊れたりすることは、案外あるものだ。日本の航空会社ではお預かりした荷物を投げて搭載することなんて滅多にないが(そんなところをお客様に見られてしまったら即クレームが来ますから)、それでも時たま壊れたり傷ついたりする。(海外の空港では「投げて搭載」なんてざらにある光景だ。だから数的には海外の空港では荷物に傷つくことや壊れることが圧倒的に多い。)基本的に航空会社では、お預かりする手荷物の中に壊れやすいものや貴重品がないことを確認し、お預かりする。また、荷物を入れるバッグ(スーツケースなども含む)は、中の荷物を保護するためにあると考えているので、多少の傷は付いてしまうものだ、とみなしている。しかし、例えばVUITTONのスーツケース、買ったばかりのGUCCIの旅行鞄、その他大切なブランドバッグに傷が付いていたら、お客様としてはショックですよね。なので、ブランドバッグを預かった場合には、私の働いていた空港では、ドデカいビニール袋に包みました。極力傷や汚れが付かないように。多分そんなサービスを当然のごとくし、そんなサービスを当然のごとく求める人種は日本人くらいなんでしょうが。。。でも私が客で、ブランドバッグを預けるならやっぱ汚されたくないもんな。(ってか、ブランドバッグをそもそも預けたりはしないな、私なら。)また、ベビーカーみたいな凹凸の部品が沢山付いている荷物は、よく破損してしまう。なのでこちらもビニールで包み、さらには取扱注意札を付け、慎重に扱う。また、いくら「壊れやすい物や貴重品がない」ことを確認して荷物を預かっても、お客様の中には「重いから」と黙って酒瓶を入れていたり、フタをきちっと締めていないペットボトルを入れたまま預けるお客様がいたりする。そんなお客様の荷物、万が一酒瓶が割れたり、ペットボトルから飲み物が染み出したりしたらどうなるか？当然本人の荷物は濡れてしまう。でも自業自得ですよね？(それでも、「わしゃぁ～瓶が入っとると言ったのに預けさせられた」とか他人のせいにするお客様もいますが…) でもそんな身勝手なお客様のせいで、他の非のないお客様のお荷物にまで酒や飲み物が染み出し、汚れてしまうこともあるのです！！！こういった場合はどうなるのか？まず、鞄(特にスーツケース)が少し傷ついたり少々汚れたり、という場合には、「お客様…、大変申し訳ないのですが、鞄は中に入っている物を保護するためにあるもので、多少の傷はお預かりするにあたってどうしても付いてしまう場合があるんです…」と言うようなことを、もちろん平に平に謝りながらも、導いていく。そしてお客様を納得？させる方向に持っていく。しかしブランドバッグ(や、スーツケースなどでも)に大きな傷が付いた場合などは、修理…だったかな？お客様に修理してもらってその修理代を航空会社が負担する、という形だったように思う。また、ベビーカーの破損なども上記と同様、お客様に修理してもらって、修理代を会社が負担。ゴルフバッグに入っていたクラブが破損、みたいな場合はゴルフクラブの弁償かな？スーツケースやカバンの破損も同様に修理代を会社が負担。非のないお客様の荷物が、他のお客様の荷物から染み出した酒や飲み物で濡れてしまった場合は、非のないお客様の荷物のクリーニング代を我々会社が負担する、という形だったように記憶している。ま、どんな場合でもケースバイケースだし、強く強くクレームされると我々も強く出れないので、保障の範囲も広くなったりする。(つまりは、クレームはしたもん勝ちという暗黙の法則も、あるんですよ～(-"-;)。私はこの仕事をして、それだけは学びました…)教訓として、傷の付きたくないバッグは預けない、どうしても預ける場合は「ビニールとかに包んでもらえますか？」とお願いしてみる(か、自分でビニールを持って行き、それに入れる)、ベビーカーに付いているオモチャなどは予め外す(紛失の予防＋破損の予防)、万が一納得行かない傷が付けられた場合は、クレームしまくる、ってことかな？ま、大事なバッグは預けないってのが私の一番のお勧めですね。－－－－－－－－－－ケース３：「機内でキャビンアテンダントにコーヒーをこぼされた！」こんな場合は、お客様の降機前のグラホとキャビンアテンダントとの短い報告の時に「クリーニングクーポンを座席○○の××様に発行しておりますので、ケアをよろしくお願いします」みたいに、言われる。報告を受けたグラホは、お客様を確認し、謝罪の言葉とともに火傷がないかどうかなども確認し、クリーニング代としての現金(確か決まった金額だったように思うがいくらか忘れた)を渡すか(お金は、すぐに準備するよう別のスタッフに無線で依頼したりし、時間を取らせない)、決まった金額以上にクリーニング代がかかりそうな場合は、お客様に先にクリーニングしてもらい、領収書を我々がいただき、その金額を後から支払うという形だったように覚えいる。我々に非がない、悪いのはキャビンアテンダントなのに、引き受けた我々グラホは、謝って謝ってそれでもムカついた顔をされ、場合によってはクレームを受け、謝って謝って…の現状なのです(T_T)。－－－－－－－－－－到着業務で事件が起きると、こんなに大変なんです。だから私は到着業務は嫌いでした。やっと到着業務紹介が終わるかな。次回は発券業務か… これもまた多少厄介な業務だったなぁ。

  2006.06.13

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ ２

  グラホの仕事の裏側を紹介するシリーズ第二弾です。今日は到着業務から紹介しよう。国内線の到着業務は通常”何もなければ”一番簡単な業務なのかもしれない。飛行機から到着ロビーへの誘導、お客様の荷物が出てくるターンテーブルの案内、お客様の荷物のタグ番号と引換券の番号のチェック(＝引き取り間違いがないかの確認)、出発地でカッターなどの危険物を預けた人への返却、空港から各地へ行く案内(どこで何に乗れば市内へ行けるか等)、お出迎えの人への案内… 羅列するとけっこうあるが、一連の流れ作業でできるため、そんなに難しい業務ではない。通常ならば。しかし一度問題が起きるとお客様の怒りを買いやすい業務であったりする。－－－－－－－－－－例えば。ケース１：「私の荷物がない」■原因１：飛行機の貨物室からの取り降ろし忘れ、ターンテーブルの裏側に引っ掛かっていて出てこない。解決策：荷物がない時点でこの可能性がかなりあるため、即座に無線で捜索依頼をかける。搭載スタッフはすぐに捜索を開始するので、単なる取り降ろしミスやターンテーブルに引っ掛かっている場合などは直ぐに見つかる。■原因２：別のお客様が間違って持って行ってしまった場合。解決策：間違えたお客様の荷物が残るので、荷物の番号からお客様をトレースし、連絡を取り、間違えた荷物を返してもらい、無事交換。(本来ならば荷物のタグ照合をするので引き取り間違えはないはずなのだが、私たちの照合ミスもあるし、お客様が照合前に勝手にタグを外してしまう場合もあるので完全に防げないのが現状)■原因３：別のお客様が意図的にほかの人の荷物を持って行く場合。例えばブランドバッグを持って行くとか、お土産の袋を持って行くとか。悪意を持ったお客様が盗むわけだから、当然タグ照合前にタグを外してしまう。つまり、見つからない場合が多い… 解決策： こんな場合はどうなる？悪意を持ったお客様が荷物を盗んだ場合は、なかなか荷物を発見できなくなる。お土産品だった場合は、相当額のお金をお客様に渡すことになるし、例えばブランドバッグだったりした場合は、全額ではないにしろ、やはり航空会社側が弁償することになる(と思う。こういうケースには当たったことがないから実際どうするのかは分からない)。もちろんその場でではなく、散々捜索した後、結局荷物がなかった場合になるので、日にちがかかってしまう。非のないお客様は当然被害者。しかし航空会社もある意味被害者なわけだ。しかし、やはり責任問題として航空会社は責任を取らなきゃいけないのも事実。あ、本当は預けてないのに預けたと言い張ってもウソはバレます。お客様のチェンクイン情報の中には荷物をいくつ預けたか、タグの番号は何番と何番…みたいに全部情報が入っているので、預けてないのに預けたと言い張っても、引き換え券を無くしたと言い張っても、ウソはバレるのです。■原因４：出発地での搭載ミス、荷物タグの発行ミス可能性として、出発地での荷物の搭載ミスが有り得るし、タグ発行時に行き先を間違えて発行してしまい違う空港に行っている場合もある。こんなことが無いように出発地でも二重三重のチェックをしているわけだが、乗り継ぎがある人(他社乗り継ぎを含む)の乗り継ぎ情報を入れていなければ、最終目的地まで荷物が運ばれずに中間地点で荷物が置き去りにされる、ということもあったりして、結果、最終目的地にて「私の荷物がない！」となってしまう。それから、何らかの事情で手動で荷物タグを発行しなければならない場合に、行き先を間違えて入力すれば、やはり違う空港に荷物が届いたりする。こんなこともたまにあるので、そういった搭載ミスがないかどうかを各空港へ電信で尋ねることもする。また、単に搭載ミスの場合もある。搭載スタッフは、荷物に付いているタグから行き先と便名を確認し、各飛行機に荷物を搭載する。その行き先はスリーレターという英語３文字で表記されているのだが(例えば札幌＝SPK、伊丹＝ITM、関西空港＝KIXなど)、その読み間違えや勘違いで搭載ミスになったりする。運よく、そんな荷物が発見された場合は至急送り返してもらい(こういった場合は他社便を含め一番早く着く便で送ってもらうことになっている。各航空会社は持ちつ持たれつお互い様、明日は我が身と言うわけで協力し合っている)、お客様にお届けする。もちろん我々の非を平に平に謝りながら…■原因５…スタッフが盗むこれははっきり言って、日本の空港、日本人スタッフでは考えられない。可能性としてゼロではないが、スタッフが盗むなんて、信頼を売りに商売している日本の航空会社では、そんなこと起こったら大変！一大事！！速攻クビだ。だから有り得ない。今まで聞いたことがない。ただし、海外の空港スタッフだと、ときたまスクープ映像みたいな感じでニュースになったりしてるのを見たことがあるなぁ。なんとも悲しいことだ。ああいう人が一人いるだけで、ほかの正しいスタッフ、ひいては航空会社全体が疑われてしまうのだ…－－－－－－－－－－…と、単に「私の荷物がない！」という場合でも色々なケースが想定される。この全ての可能性が一気に考えられるわけだから、我々スタッフは「荷物がない」となった場合には、無線で全セクションに連絡をかけ、手の空いているスタッフ全員で手分けして紛失荷物の捜索(貨物室の捜索、ターンテーブル付近の捜索、引き換えタグの照合、場合によっては他空港への捜索依頼ナドナド)を一度にする。お客様に接しているスタッフは、紛失荷物の形状や中身など、捜索の手掛かりになることをお客様に聞き、書類作成ナドをする。お客様の中には、その荷物が無くなってしまうと、旅行が続けられない場合も有り得るし、短期旅行のために時間がなくてイライラし始める人だっている。そうなると、やはり怒りの矛先は我々スタッフに向けられるわけで、自分自身がミスったわけでもないのに罵声を浴びせられイヤミを言われ、それをひたすら我慢し、謝り続けなければならない。何とも損な業務だ。だから私は到着業務は好きではなかった。何もなければヒマな業務でありながら、何かが起こると一番面倒な業務だったから… －－－－－－－－－－－って、ひとつのケースだけの説明にこんなにかかってしまった… 続きはまた今度。次は到着業務：「荷物に傷が付いた！」ケースかな？

  2006.06.12

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• 「アテンション・プリーズ」シリーズ １

  久々に、働いていた時の夢を見た。あんなにリアルな夢は、仕事を辞めてからは初めてかもしれない。その夢を見て昔の仕事を思い出したので、これを期に、忘れないうちにチョコチョコとブログネタにしていこうと思う。まず始めに、私がやっていた仕事から説明しなきゃならない。私は地方の空港でおよそ３年、国内線の地上職(横文字で言えば「Ground Attendant(グラウンド・アテンダント)」、昔の言い方をすれば「グラウンド・ホステス(通称「グラホ」)」)をしていた。ぶっちゃけて分かりやすく言えば、空港行ったときにチェックインとかしてくれるお姉さんだ。通常の生活をしているとなかなかお目にかかれない職業でもあるし、この仕事の裏側を私の経験の範囲内で暴露していこう(￣ー+￣)ふっ。注意：以降、空港地上職を「グラホ」と書きます。まず、グラホとはどんな仕事をするのか？それは、働く場所(都会の大空港なのか地方の小空港なのか)によってかなり違ってくる。都会の大空港の場合、入社してから一定の期間毎に、チェック・イン担当、出発担当、到着担当、発券担当…などと職種別に分業されているらしい。そして毎日毎日、決められた期間をまっとうするまで同じ業務をこなしていくそうだ。しかし、私が勤めていたような地方の小空港の場合、スタッフの人数も少ないわけだから、一人のスタッフが同じ日にチェック・インから出発、到着、発券までマルチに担当しなければうまく回らない。てなわけで、私は辞めるまでの３年、こういった業務を毎日マルチにやらせてもらった。午前の○○便はチェンクイン担当だけど午後の××便は出発担当、みたいに同じ日でも違う業務を。チェック・インに関しては、今は全て航空券の磁気テープにも、予約画面(会社のコンピュータ)にも情報が入っているし、特に難しいことはない。航空券を機械に入れ、預かりバッグはあるか、乗り継ぎはあるかなどの情報をボタン一つか二つの操作をすれば、自動的に荷物のタグは出てくるし、チェック・インも完了する。しかしあまりに簡単過ぎる操作だから、あまりに機械に頼り過ぎていて、何らかの異常でシステムがダウンしてしまったときが、さあ大変！！通常やらない手作業のチェック・インなんかになると、スタッフ総出でかなりテンパった状態になる。こういった、通常とは違い状態になることを「イレギュラー」と呼ぶのだが、イレギュラー時のお話は、また別の機会に。。。次に出発業務。これは私が一番好きだった業務だ。お客様全員を飛行機に乗せ、キャビン(キャビン・アテンダント＝スチュワーデス、やパイロット)との打ち合わせや異常なしの報告をして、飛行機の出発を見送る作業。出発ロビーでは出発のアナウンスをし、ケアの必要そうなお客様はいないかをよく観察し、必要以上の笑顔と優しさでお客様に接する。また、乗り遅れそうなお客様の(チェック・インしたのに出発ゲートに現れないお客様)捜索、うっかり機内持ち込み手荷物に入れてしまった危険物(ハサミやナイフ、カッターなど)の預かり、大きな手荷物の預かり、また、私の働いていた空港では滅多にいなかったが、チェック・インをしないで出発ゲートに来てしまう未チェンク・インのお客様のゲートチェック・インなどもある。厄介なのは、出発ゲートに現れないお客様の捜索で、ゲート間違い、出発時間の勘違いナドナド様々な要因に備え、無線を片手に他ゲートからレストラン街に至るまで捜索をする。大概は見つかるが、どうしても見つからない場合は最悪お客様を見捨てて出発せざるを得ない。預かり荷物がなければお客様をカットするだけでいいが、預かり荷物があったら、もしかしてそれに危険物が入っているかもしれないわけだから、飛行機の出発を遅らせてでも、当該荷物を取り出さなければならない。そうそう、飛行機にゲートから直接乗れる場合は楽だが、時たま遠くに停まっている飛行機まで、バスで案内する場合もあったなあ。これも出発の業務のひとつだけど、厄介だったりする。よく、有名人(総理やビートルズ)とかがタラップから手を振るシーンってあるけど、あのタラップを付けるのはバス案内の典型的な形だ。ま、有名人の場合は専用のエグゼクティブな車で案内されるんだろうけどね。…おっと、ちょい長くなったので続きはまた今度。

  2006.06.12

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