|
カテゴリ:うんちく話
続きです。
姫路では少なくとも昭和10年頃には 関東煮に生姜醤油をつけていたようです。 おそらく、理由は、 関東煮の甘辛さを生姜醤油の味で調節するようになったのが キッカケではないかと思っています。 ・姫路の関東煮は、大阪の関東煮より砂糖を たくさん使っていたようです。 ・姫路の関東煮の作り方を色々な人に聞いてみると 牛スジと薩摩揚げから出汁が出るので 醤油と砂糖以外は使わないという方もおられます。 ・元々は姫路の浜手が 発祥の地だという噂を聞いています。 これだけだと、姫路でおでんにしょうが醤油を つけるようになった理由は説明が付くのですが、 ややこしいのは同じく昭和10年頃に 煮込み田楽タイプのおでんも、 甘味噌か生姜醤油のどちらかを選択して つけることができたと、複数の方の証言がありますので どちらが、そもそものキッカケだったのかは良く分かっていません。 ただ、一般に生姜醤油が広がったのは 戦後の屋台だったようです。 昭和30年頃には、 姫路駅前には約60軒位のおでんを販売する屋台があり 国鉄や新日鐵の(3交代の)職員で、朝早くから夜遅くまで で賑わっていたそうです。 (おでんは、もちろん、しょうが醤油でした) これが、一般の家庭や、出汁が飲めるタイプのおでんを 販売していたお店にも広がっていたものではと (現時点では)推測しています。 PS:姫路を含め、関西圏では 「おでん」=「関東煮」と思われている方が 多いようですが、私は微妙に違いがあると思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[うんちく話] カテゴリの最新記事
|