印税
おはようございます♪ぎっくり腰が良くなったと思ったら、今度は四十肩!右肩から指先にかけて、しびれや痛みが走り、再び接骨院通いが始まりました。(あ、でもまだ本当に悪くなる一歩手前ですから、大丈夫です!)申し訳ありません。昨夜はメール更新、訪問が出来ませんでした。***********************本の出版が決まってから、娘のサキ(小5)とこんな会話をしたことがあります。「ママ、本が売れたらお金持ちになれるの?」「う~ん、印税っていうのがあるんだけど、本の値段のうち、ママのところへ送られてくるのは少しだけだからね・・・」「え?印税ってどのくらい?」「本を作った会社によっても違うみたいだけど、ママのところは最初は2%なんだよ。だから、例えば1冊1000円の本だったら、20円。10冊売れて200円。1000冊売れてやっと20,000円。どう?お金持ちになる、なんて夢の話でしょ~?」私は自分が本を出版するまで、「印税」について詳しいことはまったく知りませんでした。私の場合、初版の1,200部のうち、宣伝用や見本分の400冊を除いた800冊が印税の対象。重版になると6%、更に次には8%、と率が上がっていきます。そしてその入り方も、半年くらいの単位でまとめて振り込まれる、ということも初めて知りました。娘は本の値段分がそのまま私の手元に来る、と思っていたようですが、現実はなかなか厳しく「印税で生活する」なんて「夢のまた夢」という感じです。「しかもママはたくさんのお金を人から貸してもらって本を出すことができたから、これから少しずつでも頑張って返していかなくちゃいけないんだよ。だから“お金持ちになる”なんて期待しないでね」すると、黙って話を聞いていたサキがぽつりと言いました。「ママ、それは特別な20円だね」「え?特別な20円?」「うん。だって、誰かが買ってくれないと入らないお金でしょ?やっぱりそれは特別だよ。だから大事に20円ずつ貯金箱に入れて、貯めていこうね♪」・・・どうやら娘は、どこかで誰かが「おねえちゃん」を買ってくれるたびに、お小遣いをもらうように20円ずつ手渡される、と思ったようです(笑)(特別な20円かぁ~)私は娘の思いがけない一言に、ハッとしました。確かにサキの言うとおりだ、と思いました。無名の私が出した本に、何かの縁で出会ってくださる人たち・・・。それは、これまでいろんな仕事を経験し、自給や出来高によってストレートに得てきたお金とはちょっと違う「出会ってくれてありがとう」のお金なんだなぁ~。私の心の中で「たったの20円」が「特別な20円」に変わった瞬間でした。そして昨日、ついに初版800冊分の印税(源泉徴収分を差し引いた)18,720円の振込みを確認しました。☆☆☆ひなたまさみ、 生まれて初めての印税収入です!☆☆☆早速サキに報告をしたら、「すごいねぇ~!20円が18,720円にもなったんだね。そんなにたくさんの人たちが買ってくれたんだね!!!」この特別な18,720円を、私はサキへの手紙を添えて現金のまま封筒に入れ、封をしました。サキがもっと大きくなって、いつか仕事をしてお給料をいただける日が来たら、その時に封筒ごと渡すつもりです。(そんな日がいつかきっと訪れますように!と心からの祈りを込めて☆)「サキ、大切なことを教えてくれてありがとう♪」そして、いつもあたたかく応援してくださっているみなさん、「本当にありがとうございます!!!(^^)」ひなたまさみ