小さな神社
最近、柔道ネタが多いので、今日はもうひとつだけ、別のテーマの日記を書いておきます。(すみません、今日3つめの日記です)我が家には、もうすぐ2歳になるポメラニアン犬のプリンがいます。そうです。そのプリンを連れて、毎日、お散歩に行くわけです。夕方や夜は子どもたちと行くことが多いですが、朝の散歩は私ひとり。パパとヒデキを送り出し、サキ(中1)を学校へ送って行くまでのひととき。ほんとは掃除や洗濯…やらなくちゃいけないことはいっぱいあるのですが、このお散歩の時間は、せめて気持ちはゆったりと…いろんなことを考えたり、周りの景色を楽しんだりしながら歩きます。ここ一年くらい、私がそのお散歩の途中に欠かさず寄る場所があります。家から15分くらいのところにある、小さな神社です。どこの町にもあるような、氏神さまですね。大きなエノキが何本も立っていて、神社そのものはボロボロ、とっても古いようです。以前、私より何十年も年上の先輩の女性から、「なるべく普段から、地元の氏神さまに手を合わせるといいよ」と、聞いたことがありました。でも、もともと他の土地から移り住んできた私。その上、信仰心もそれほど持ち合わせていなかったので、年に一度、年越しの行事に顔を出すくらいでした。ところが父が亡くなり、母も亡くなり、毎朝仏壇に手を合わせているうちに、(ご先祖さまに守られているなぁ~)と、心の底から感じるようになりました。娘も、息子も、決して何も問題がない、というわけではないけれど、特に私たち家族は人との出会いにはとても恵まれていて、それぞれが大切な時期に、大切な人と、きちんと出会わせていただけていることを思うと、目に見えない力に対しても、改めて感謝する気持ちが生まれてきました。毎朝、この小さな神社に行き、手を合わせ、「いつもお守りくださって、ありがとうございます」と感謝します。家族に病気があったり、遠くへ車で出かけるときやヒデキの試合のときなどは、つい、「どうか、早く良くなりますように」「無事で帰ってこられますように」「一回でもいいから、勝たせてやってください」などとお願いしてしまうこともありますが(笑)。誰もそこに住んでいる人はいないようですが、掃除道具などはきちんと揃っていて、朝行くと、近所の誰かが掃除したのでしょう、竹ぼうきの跡が残っていることもあります。落ち葉の季節。最近は、私もそんな誰かの真似をして、竹ぼうきを使って境内の掃除をするようになりました。(ちょこっとだけ、ですけどね)「善い行いをしている人に、幸運が舞い込む」というのならわかるのですが、私の場合は、その逆。「あまりにも良いことが起こるので、感謝(何かお返しを)せざるを得ない」というところでしょうか。そんな時間があるなら、家の掃除でももっと真面目にすればいいのでしょうが、それでもきれいになった境内を見ると、清々しい気持ちになります。その間、じっとおりこうさんに待っていてくれるプリン。こんな時間が持てるようになったのは、プリンのおかげだね。ありがとうひなたまさみ