死について
今年の1月から「諸行無常」というタイトルでいくつか日記を更新してきたけれど今頃になってようやく「無常」についての考えをまとめることが出来た。一言で言えば「無常」は「より良き生」のためのものである。さらに言えば「より良き生」のために「無常」は必要不可欠である、ということではないだろうか。こんな当たり前のことにどうして気付かなかったのだろう・・・。人生は有限であるからこそ一日、一日を大切に生きようとする。もしも「死」がなかったならば私たちは一体どのような人生を送ることだろう。私自身仏教徒である故に生命は永遠であると思っている。生まれ出るそのたびごとに「死」というゴールがあるからこそその一回、一回の生が輝きを増すのだと思う。