くすぶり日記

今年もこんな季節になりました。柚子コショウ製作です。

いつもの年より早いんじゃ？と思った方、正解です。毎年１０月にはいってから作っておりました。だから我が家のは黄緑色の柚子コショウなのね。


今年はなぜ早いのか。それは今年なぜか自宅の柚子がほとんどならなくて仕方なく青柚子を購入したからです。


自宅の柚子は柚子といってもハナユズ、という普通の柚子よりちょっと小さくて香りも弱い種類です。毎年、それこそ苗木の頃から実をつけていただけに今年ほとんど花をつけなかったときは本当に驚きました。

一体何が起きているのでしょうね？手入れが悪いだけ？それとも地面の中の異変を張り巡らした根っこから感じたの？？

他のキウイもレモンもカリンも豊作ですから、多分手入れが悪かったのでしょう。


ともあれ、柚子加工品が家にあるのが当たり前になってしまっているのでこれは困ったことになりました。まして柚子こしょう用の青柚子はなかなか売っていないのです。あちこち探してようやく見つけたサイトで青柚子を５キロ購入しました。

唐辛子は自宅の庭でチマチマと実るたびに収穫して冷凍してあったものを使用しました。


柚子はたわしでごしごし皮を洗い、ふきんで水気をふき取ります。青唐辛子は今年は種の部分を取り除きました。このときは余裕こいてたんですな。いつもなら種ごと一気にガーっとやってしまうのに。

ここでとても大切なこと。絶対、絶対手袋をしてください。素手でやるとどういうことになるか、試した見たい人はあえて止めませんが、あえてやる必要もないと思います。指先が２日ほど暑くて痛くなります。その指でさわったところももれなく同じ感じです。目をこすって見たり、男性なんかトイレで・・・・えらいことになります。

そして風呂に入ったりするともう地獄です。数年前にうっかりやっちまった私が言うんだから間違いありません。


唐辛子の処理が終わったら、一番大変な柚子の皮を摩り下ろす作業です。皮の青い部分だけをおろし金でひたすら摩り下ろして行きます。


・・・・摩り下ろす・・・・・。


摩り下ろす・・・・・・・。


３時間ほど摩り下ろせば５キロは処理できます。手が痛いです。イエ、唐辛子のせいじゃなくて柚子を握りしめまくったためです。


後は双方つぶしながら混ぜていくだけですがすりこ木で唐辛子をつぶすのが思いのほか大変なので粗挽き状態の仕上がりにはなりますがフードプロセッサーの力を借ります。

まずは唐辛子を投入。フードプロセッサーでガーっと・・・・。夫ここで忘れちゃいけないゴーグルかメガネとマスク。本日私マスクを忘れてむせ返り台所から脱出いたしました。その後数分台所はデンジャーで立ち入れず、しばらく放置してから作業の続きを始めました。もちろんその時にはタオルを顔に巻いて行いました。・・・・マスクを出すのが面倒だったんだモノ。

粗挽き状態の唐辛子に先ほど摩り下ろした柚子の皮と塩、柚子一個分の果汁を投入。さらにフードプロセッサーにかけます。時々様子を見ながら全体を混ぜてさらにフードプロセッサーに描け、全体が均一に細かくなるまでかけます。なお、途中でフードプロセッサーの蓋を開ける際には唐辛子の飛沫であちこちやられるので装備をお忘れなく。





　　





で、好みの細かさになったら出来上がり～。

各材料の分量は毎年の事ながら適当にある分だけで製作。なので仕上がった段階で一回味見をします。間違ってもそのままなめちゃ～いけない。いや、どうしてもしたいというなら止めませんが。私は残っていた味噌汁にほんの少し入れて辛味と香りの具合を確認します。今年のは唐辛子に比べて柚子の皮が多かったので香りが強く、後からふわっと喉の奥に唐辛子が来る柚子コショウになりました。


大きな柚子での皮なのでたくさん柚子コショウができました。これで今年の冬のお鍋も安泰です。日々の味噌汁もランクアップします。


しっかし柚子ピールの黄色い柚子はどうやって調達する？困ったなぁ・・・・。




明日は台風が来るらしいです。そんな日なのにひさしびりに出勤・・・・ガキンチョは中学が休校決定しているのに。あははは～～～。昼までは一人で留守番していておくれ。