温かくて柔らかい場所
僕はどう考えても厳しい先生だと自分では思っている。受験の性質上否が応でも歯を食いしばる面がないと結果を出すのは難しいと思う。だって歯を食いしばっている人達と争わないといけないから。お風呂の時間もご飯の時間も・・・さらには寝たり起きたりの時間までこだわって勉強してる人に涼しげなスタイルで勝てると思う?(ハンカチ王子でも、きっと誰もが驚くほど練習しているよ。)人の才能というのはそれほどに差がないはずだ。差がない人同士が戦うとしたらそりゃあできるだけ勉強にフォーカスした奴が勝利に近づくだろう。(これは大人の世界でも共通している。だから多くの偉人たちがフォーカスすることの大切さを訴えている。)必ずしもそれがすべて、だとは言わないが、どういう子が受験に向いているかは言わずもがなということになる。そう思うと僕がふんにゃりふわふわ気合が入らない先生、でいるわけにもいかない。見た瞬間にこんにゃく綿菓子みたいな気持ちになっては勉強に気持ちが乗らないだろう。ただひとついえることはそれでも”子ども達にやさしい”塾でありたいと思うのだ。温かくて柔らかい、そんな・・・。