『オアシスルーム』ってどんな部屋(1)!?
(ここで紹介する『オアシスルーム』は、前回の日記で書きましたように、患者さんの声を元に一切の妥協なく造りました。ゆえに、「やりすぎだ!」と思われる方も居るかも 知れませんが、あくまでノウハウの蓄積の為に究極を目指しただけであり、健常者の方はここまでの工事は必要でないので、あらかじめその旨ご理解下さい!また、私は患者さんと接する機会多いので、日常生活も徹底したオーガニック生活となっています。ご理解くださいませ。さて、基本的に『オアシスルーム』というのは、質の良い睡眠を確保するための寝室の小工事「プチ・リフォーム」から新築まで、全ての建築条件に対応できる『体に負荷のかかりにくい住空間』のことです。もっと詳細を知りたい方は「建築ジャーナル11月号」の30ページをご覧下さい!) 今回から数回に分けて、私の自宅『オアシスルーム』を紹介します。85平米の中古3LDKを広い2LDKに作り変えました。 まず下の画像左は、玄関からリビングを見た画像です。正面の引き戸や左の引き戸は熊本産の杉の女王『あや杉』で作っています。もちろんボンドは一切使っていません。 床 も40mmのあや杉のフローリングを敷いています。杉というと柔らかいので「傷が入りやすいのではないか」との声も聞こえてきそうですが、患者さんでも大丈夫な特殊な乾燥処理を施した後、表面には200℃の熱処理をして硬い炭と同じ状態にしているので、キズがつきにくくなっています。加えて、これにより、 杉の木が発するにおいの天然成分を極力低減することができました。また、床の下には、防カビの好気性微生物処理した竹炭を敷き詰めています。この竹炭はボイラーで作った量産物でなく、昔ながらの窯で時間をかけて作った貴重なものです。福岡県八女郡黒木町という女優の黒木瞳さんの元の実家から15分くらいのところで作られた竹炭です。分かりづらいかもしれませんが、左手前の上がり框の上には靴を履くときの椅子があります。普段は壁の中に収めているので壁と一心同体となって目立ちません。 次に画像右は玄関右手にある納戸です。約2畳あります。左上に見えるのは分電盤です。分厚いスチール製でもちろん軽減処理を行うことで電磁場を抑えています。納戸の中の防虫処理は天然のエッセンシャルオイル「ラベンダー」を使用しています。防虫であれば、ローズマリーだとかシナモンだとか混ぜ合わせた方が良いらしいのですが、私は子供が生まれたばかりで、赤ちゃんにとってはラベンダー以外は悪影響を及ぼすということで「ラベンダー」だけにしました。今回、天然もののエッセンシャルオイルだけで防虫をするということで、かなり夏場は心配でした。これまで、パラジクロロベンゼンを使った一般の防虫剤を使用していたので、かなり今年の夏は心配でした。なぜなら、10数万円の冬物のコートが2着あったからです(苦笑)。しかし、全ての大事な服が大丈夫でした。恐るべしラベンダー!!もし防虫剤で具合が悪くなる方は、天然物のラベンダーをお勧めします。しかし、自己責任でお願いしますね。 追伸:単価は多少高くなりますが、アロマオイルは必ず天然のエッセンシャルオイルを使用して下さい。